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「 Weiser Hund 」
-白い犬-
所蔵 : シュテーデル美術館 (ドイツ・フランクフルト)
画家 : FRANZ MARC (1880-1916)
profile : 1880年ドイツに生まれたフランツ・マークは抽象画の先駆者と 呼ばれている。36才の若さで戦死(第一次世界大戦)。
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私がヨーロッパを旅する当初の目的はオペラやコンサートめぐりが主で、夜のスケジュールに合わせて空いた時間に美術館や博物館などを巡る、と言うのが基本的な流れでした。
「きれいだな~」「あ~、知ってる絵だ~」などなど、今から思えばとっても稚拙な感想に満足していたような私の中に、「ぬくもり」や「幸福感」、また、直線を多用したモチーフなのに、なぜか感じる「優しさ」や「まろやかさ」、そして「懐かしさ」(昔、犬を飼っていたので)などと言った様々な要素が一つ、また一つと、まるで灯りがともるように沸いてきた感覚…。
体からは重力が消え、画家のまなざしやモチーフの犬の鼓動などが自分とシンクロし、まばたきもしていないんじゃないかと思うくらい、いくらその絵を見ていても飽きることのないと言うような、一種の「無重力的状態?」を体験した忘れられない1枚です。
そしてそれは同時に、それまでいかに自分が頭で、また、自分の外側でしか作品を見ていなかったか、ということを教えてくれる機会ともなりました。
※スキャーナーで取り込んだのですが、忠実な再現とまではいかないのが残念です。フランクフルトにお出かけの方は、是非、ご自分の目で確かめてきてください。(^^)
2005-05-01
シュテーデルの犬
「 Weiser Hund 」
-白い犬-
所蔵 : シュテーデル美術館 (ドイツ・フランクフルト)
画家 : FRANZ MARC (1880-1916)
profile : 1880年ドイツに生まれたフランツ・マークは抽象画の先駆者と 呼ばれている。36才の若さで戦死(第一次世界大戦)。
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犬好きの私がまずUPする絵がこちら
3度目の旅、シュテーデル美術館で出合った1枚です。
……………………………………………………………………………………………3度目の旅、シュテーデル美術館で出合った1枚です。
私がヨーロッパを旅する当初の目的はオペラやコンサートめぐりが主で、夜のスケジュールに合わせて空いた時間に美術館や博物館などを巡る、と言うのが基本的な流れでした。
「きれいだな~」「あ~、知ってる絵だ~」などなど、今から思えばとっても稚拙な感想に満足していたような私の中に、「ぬくもり」や「幸福感」、また、直線を多用したモチーフなのに、なぜか感じる「優しさ」や「まろやかさ」、そして「懐かしさ」(昔、犬を飼っていたので)などと言った様々な要素が一つ、また一つと、まるで灯りがともるように沸いてきた感覚…。
体からは重力が消え、画家のまなざしやモチーフの犬の鼓動などが自分とシンクロし、まばたきもしていないんじゃないかと思うくらい、いくらその絵を見ていても飽きることのないと言うような、一種の「無重力的状態?」を体験した忘れられない1枚です。
そしてそれは同時に、それまでいかに自分が頭で、また、自分の外側でしか作品を見ていなかったか、ということを教えてくれる機会ともなりました。
※スキャーナーで取り込んだのですが、忠実な再現とまではいかないのが残念です。フランクフルトにお出かけの方は、是非、ご自分の目で確かめてきてください。(^^)