2008-02-25

福井県>JR越美北線(愛称:九頭竜線)

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…雪の波をかき分けて…


 爆弾低気圧が猛威を振るった先週末。
福井駅を起点として発着する越美北線(愛称:九頭竜線)に乗車しました。


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 雪に覆われた田畑の間を頑丈な調子で列車は走ります。車両は一両。本数が少ないため、車内は地元のお客様でいっぱいでした。

 遠くに眺めていた山々が近づいてきたかと思うとトンネルへ…と、ほぼ直線感覚で進んでいくのですが、それは建設費を軽減するための手法によるものだそう。トンネルは2つあるのですが、九頭竜湖駅の前にあるトンネルと抜けると、吹雪き方も雪深さも一変し、まるで白波のように雪を掻き分けて走るようになるのでした。


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 到着した駅は山小屋風でとても可愛らしく、木の香りがふわっと優しく迎えてくれます。ホームは大変シンプルですが、ひらがなで「くずりゅうこ」と書かれている電灯にレトロな看板と言った雰囲気が何とも◎。


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 時間的にギリギリだったので20分後に折り返す列車でとんぼ返りするしかなかったのですが、運転士の方の計らいで下記の「到着証明書」を頂くことができ


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改札の方からは「折角来られたから…」と言って、越美北線復旧乗車証明書(絵葉書になっています。)まで頂くことに…。

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 帰りは越前大野駅まで貸切状態。越前大野駅付近にさしかかると運転士さんが「あれが大野城です!」と呼びかけてくれたので、先頭まで駆け寄っていって、ライトに照らされて広がる光景を(川を渡る時はちょっと怖かったけれど)しばし堪能することが出来ました。
続きがあります