2007-08-22

兵庫県>大蔵海岸>晩夏の海にて



明石大橋を借景とした
こじんまりとしたロケーション


日常のレールから
ちょっと外れて
のんびりシェスタや夕涼みに
いらっしゃいませんか?





undefined
ホームをあがって改札に向かうと、
まず、目を見張るのがこの光景。


海岸へのアプローチは駅の右にあるこの歩道橋から…


undefined
歩道橋の先の風景に
インパクトを与えているのがこのオブジェです。

1999年に堀江謙一氏が太平洋横断をした
モルツマーメイドII号が恒久展示されているんですよ。

undefined








思い思いに過ごす時間は
ゆったりと流れて…




  潮風の向こうで響く
    子供たちの笑い声




      undefined
 ボトムの裾をまくって
私もちょっとプチ・海水浴

波が打ち寄せる度に
足が砂浜に吸い込まれてゆく…

ん~、
冷んやり、気持ちいい~!



 undefined
海岸の砂を摺り合わせるように握ってみると
火照って鈍くなっていた指先に微細な感覚が戻ってきました。


     








岐阜県多治見市では40度を超えるなど
連日、猛暑日を更新してゆく毎日にあっては
植え込みのラベンダーもドライフラワーに
なってしまってるんじゃ?と心配になります。



undefined

スケートボードをする人に
        木陰でシェスタする人…


undefined









       ↑ この先では、
   ↑ 釣り糸をたらす姿もチラホラ見えました。




undefined
undefined
undefined


ビーチにはこども広場も併設されていて
お孫さん連れの姿も意外と多かったです。



undefined

うだるような暑さの中でも子供は本当に元気!!


undefined
ぼんやり眺める車窓から目に飛び込んできた、この色とりどりのボールのオブジェに惹かれて
「何だろう…」と仕事に帰りに途中下車してみたのがこの海岸を訪れるきっかけでしたが、これは、手前の女の子のブロンズ像も含めて2001年7月21日、第32回市民夏祭りで、花火の見物客が駅とを結ぶ歩道橋で混雑になり圧死による犠牲者の発生した事故を偲ぶもの。
undefined





肩に小鳥を乗せた女の子は
まるで浜辺で遊ぶ子供たちを見守るように
今日も静かに海を眺めています。







undefined

陽の落ちるのが早いか、潮風が夜の冷ややかな空気を運んで来るほうが早いか…。


undefined





  気がつけば、西の空には三日月が…






undefined






東では
明石大橋がライトアップされてゆき





空はゆっくりと、でも刻々と表情を変えてゆくのでした。


 砂浜に寝転んで目を閉じると、足元には波の音の向こうに時折、船の汽笛が、頭の上では子供たちの笑い声の向こうに列車の走る音が聞こえ、じんわりと汗ばむ肌の上を海からの風が気まぐれに通り過ぎてゆきます。そして、終にはうつらうつらとまどろみ状態に…。何とも贅沢なひと時でした。



近くに、露天風呂から明石大橋の見えるスーパー銭湯「龍の湯」があるので、
ひと風呂浴びて帰る事もできるんですよ!


…………………………………… information ……

JR西日本おでかけねっと > JR朝霧駅

大蔵海岸(wikipedia)

神戸観光壁紙写真集・兵庫と神戸の風景壁紙写真
 > 大蔵海岸・明石市


天然温泉「龍の湯」

2007-08-11

祖母の日傘

undefined




祖母の形見の着物を一つ
日傘に仕立て直してもらいました






undefined






 形見の着物はたくさんあるのですが、1枚1枚、「この着物は…」と母から話を聞くたびに、つぶしてしまうことが忍びなくなって、中々選び切れないでいたのですが、「自分で織った着物の中でも、特に好きでよく着ていたもの」、と言う言葉を聞いてようやく選ぶに至ったのでした。

 届いた箱を開ける時のワクワクした気持ち…。待ちきれないほどのこんな想いを感じたのは何年ぶりのことでしょうか。逸る心を抑えてゆっくりと傘を開いてみると、ただ「あぁ…」と言ったきり、あとはもう、言葉になりません。

undefined
 8枚の生地を縫い合わせて組み立てるのが傘としては一般的ですが、蛇の目風のデザインが好きだったので、倍の枚数の16枚で仕立てて頂くことに…。

柄の部分には白木と焦げ茶のストラップを合わせて頂き、何とも渋い仕上がりになりました。

 傘を見ていて気づいたのですが、全体的に青みがかった中に赤い色が散らされている柄だと思っていたのに、光が当たったところだけ、うっすらと黄緑色に反射するので表情がくるくると変わるんですよ!

undefined

大きな大きなこの日傘。


 丁寧に設えられた傘を眺めていると、昼寝をする時にはそっとうちわで扇いでいてくれた姿や、散歩中にガーゼのハンカチで陽射しから守ってくれた思い出が断片的に思い返されて…。

 お盆を迎える前に届いてくれたので、一足先に祖母が帰ってきてくれたように思えてなりません。


 カラカラ、コロコロ、ギー、トントン…


暑い日差しもこれからは、祖母の面影がそっと背中から守ってくれそうな気がします。


undefined
仕立てをお願いしたのは、ハマヲ洋傘店

「NHK人間ドキュメント 日傘 こころ模様 」の放映を見て
決めました。

--- 紹介サイト ----------------------------------------
住友林業ツーバイフォー(株) > 本物主義物語
人物交差点 vol.89 鎌田智子さん
プロフィール * ハマヲ洋傘店

    
続きがあります
authoratsumi  linkLink  comment2 
categorycolumn  time20:05

2007-08-11

島根県>簸川郡斐川町>荒神谷ハスまつり

undefined




二千年の時を経て
深い山間に彩りを添える慈悲の花




undefined

千葉県検見川から丸木舟と一緒に出土した種子が発見されたのは昭和26年4月のこと。
推定2000年前、と言うことから「二千年ハス」と名づけられたハスが、ここ荒神谷で5000株、およそ5万本の花を咲かせます。



早朝から開き始め
午後には閉じてしまうハスの花は
まるで呼吸するように3日間繰り返した後
4日目の朝には完全に開ききって
そのまま直径約25センチの大輪の花びらを
散らすのです。







遠くの木々を濡らし
大地に染み入る音無き雨音に
ハスの葉を弾く雨音が耳障り良く響いて…

undefined



天から落ちてきた雫は
葉の上で軽くしなるとルーレットように
なめらかに葉元に集まり
水晶のようにゆらゆら輝きを放ちながら
いくつかの葉を移り渡って
池へと落ちてゆきます。




観光、鑑賞するには確かに晴れやかな日が良いのでしょうが、
「雨の日」だからこそ映える風景もあると言うもの。


 




   


こちらは
「象鼻盃席」
(ぞうびはいせき)の
体験イベント




   



     「象鼻盃席(ぞうびはいせき)」とは
    お酒やジュースなどをハスの葉に注ぎ
    茎から頂くと言うもので
    ほんのり苦味をともなうそうですが
    それがハスの葉エキスなんですって。



 散策を終えたら、併設のオープンカフェで一休み…。

葡萄など、斐川町特産品の販売も行われています。 





………………………… information …

荒神谷博物館
島根県斐川町ホームページ

「神々のふるさと山陰」 > 季節の特集
Ken's Garden > 花の町斐川町


>>> access >>>





島根県>津和野>鯉の里
島根県>木次>湯村温泉とヤマタノオロチ伝説
島根県>安来>「うつろいゆく屏風絵」足立美術館