2005-06-19

「金行」ってわかりますか?

突然ですが。。。「金行」ってわかりますか?

 高級車や土地、家などお金持ちになったら欲しいものはいろいろとありますが、
 タイで財産の象徴といったらなんと言っても「金(GOLD)」です。
 「金行」とはその金を売るお店のことで、そのほとんどが華僑系タイ人が経営しています。

 金行には「お約束事」がいくつかあります。
 まずはお店の色は「赤」であること、
 ショーケースだけではなく壁や天井も赤く塗られています。
 金色が一番映える色なのか、それとも魔よけの意味がある
 赤を使っているのか、懇意にしている金行のおじさんに聞いたことがありますが、
 「昔からこうなんだよ」というだけで明確な答えがなく未だによく判りません。
 (ある意味これが一番明確な答え。。。という気もしますね・笑い)

 もうひとつは「金の買値と売値を表示してある」ことです。
 金の売買単位は「バーツ」と「サルン」といいます。
 (お金のバーツと同じ発音ですから元は同じかもしれませんが
  旅行者にはややこしい限りです)
 1バーツは約15.2gで、4サルンで1バーツと数えます。
 お店には(1バーツあたりの)売値と買値が表示してあり、
 そこを通るみんなはそれを見て、
 買いたい人は「ああ、高いなあ」と思い、
 売りたい人は「今売ったらこの位かあ」と考えます。
 店にはつつましい1サルンのネックレスから、それこそ成金趣味的な
 4バーツも5バーツもあるネックレスまで、いろいろと取り揃えています。
 そして誰もが「いつかはあれを買えるようになろう!」と思うのです。

 私も昔は「金なんて成金趣味みたいでつけるのはいやだ!」
 なんていっていましたが、妻と出会ってからは
 必要に迫られて金行に通うようになり、今では日ごろから
 身に着けるようになってしまいました。
 これって「タイ人化」してきてる証拠でしょうか?


 これは妻が買ってくれた私の指輪です
 (寅年生まれなのでトラの顔になっています)

  
 
続きがあります