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2005-06-20

シュバルの理想宮

朝日新聞の日曜版に「奇想遺産」というコーナーで
「シュバルの理想宮」が紹介されていたのをご覧になりましたか?
TVなどでも何度か取り上げられているので、
ご存知の方も多いと思いますが、
フランスの片田舎に現れた奇妙な建造物です。

シュバルの理想宮

この奇妙な建造物を造ったのは、たった一人の郵便配達人。
彼の名はフェルディナン・シュバルといいました。
シュバルはある日、石につまずいて転びそうになり、
その石を掘り起こしてみると、
そろばんの玉が重なったような不思議な形をしていました。
その石の形がおもしろいことに魅せられ、
その日から配達の途中に見つけた石を持ち帰っては、
それらの石を使って建物を造り始めました。
石につまずいたとき、シュバルは43歳でしたが、
毎日、毎日、石を拾ってきては積み重ね、
とうとう33年間かかって写真のような
建物を造り上げてしまったのです。

当初、村人からは変わり者として笑われていましたが、
新聞などで紹介されると
各地から見物するひとが訪れるようになり、
今では重要建造物に指定されています。

ここを訪れるためにはレンタカーが一番便利ですが、
車がなくても、列車、バスを利用して行くことができますよ。
でも、ローカルバスは一日数本なのでご注意を。
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