ずっとバースデー旅行の続きを書けないまま、慌しく毎日が過ぎてしまった・・・
でも、誕生日のその日のことも、やっぱり特別な思い出なので、ちょっぴり書き足しておこう。

誕生日の日は、沖縄地方の梅雨明け宣言の日になった。
もちろん、晴天！
真っ青な空と海、素晴らしい景色が広がっていた。

朝から、海にでも行って、のんびりしようかなと思っていたところ、民宿の人が「漆喰（しっくい）シーサー作り」を教えてくれるという情報を聞きつけて、挑戦してみることにした。

上手に作れたら、こっちゃんへのバースデープレゼントにしようという意図。

まずは、浜辺へ行き、シーサーを置くための土台になりそうな石や瓦のかけらを探した。
それから、ディスプレイ用の貝殻や、シーサーの足に使えそうな珊瑚も採集。

そして、いよいよ漆喰工作に初挑戦。
ちょうど、粘土遊びのように楽しめるだろうと、こっちゃんも、一緒に挑戦することに。
最初は手でコネコネ楽しそうに手伝ってくれていたが、でもそのうち、だんだん退屈し始め、私の方が夢中になってしまった。
結局、こっちゃんは、民宿のヘルパーのお兄ちゃん達に遊んでもらっていた。

漆喰は、独特の臭いが少しある。
水で濡らし、ヌルヌルにして、手で表面を滑らかにしていき、部分部分のパーツは、後から、木工用ボンドで貼り付けていく。

せっかくなので、対のシーサーを作ってみた。
出来は、上々！


（自分としては大満足で、今は自宅の目立つ場所に飾ってある）

作り終わって、気分も良くし、その後は、港の辺りまで散歩に行って、軽くランチを済ませた。
散歩するには、日差しが強すぎで、体力も消耗したけど・・・
本当に、素敵な光景が印象深い。

散歩から戻って、民宿の車で、ニシバマビーチへ。
島で一番キレイと評判のビーチだ。
人も少なく自然のまま、といった感じで、心から癒される。

こっちゃんは、海に入るのが恐いと言って、ほとんど砂遊びしかしなかったけど、シュノーケルしたら、楽しかっただろうな・・・

２時間弱でお迎えを頼んでおいたので、そんなに長時間ではなかったものの、最高の時間を過ごせた。

夜、夕食後、部屋で、友人からのお祝いメールに返信をしていると、民宿の常連さんが数名、現れた。
手には、小皿に乗った、一人分の、ちっちゃなパウンドケーキ。
ロウソクが３本立てられていた。

前日の夕食の時から「明日３歳になるんです～」と話していたので、覚えていてくれたらしい。

気を利かせて、簡単なお祝いのつもりで、もって来てくれたとのこと。
「急だったし、まともな大きなケーキは用意できないけど」と言っていたけど、私にとっては、その気持ちだけで、十分に嬉しかった。
ついでに、みんなでハッピーバースデーの合唱。
なんて、幸せな誕生日だろう。


昨年も、今年も、周りの人達（それも、その場限りかもしれない旅人同士の間柄）が一緒に祝ってくれた。

まさに、私の思うところの「旅行の醍醐味」！！
こっちゃんのバースデー旅行の想い出は、こうやって作られていく。
そして、これが理由だから、やっぱり来年も、無理してでも何処かへ行きたい。

次の日（旅行最終日）は、またまた良いお天気だった。
１０時過ぎの船で、島を出ることにしていたので、時間はあまり無かったけれど、どうしても、最後に展望台へ行きたくなって、こっちゃんと一緒に坂道を登ることにした。
天城展望台まで、往復で１時間。
結構、急な坂道を、休憩しながら、こっちゃんは、ほとんど自力で歩いた。
展望台から見る海も、本当に碧かった。

それから、名残惜しい気持ちで、港へ向かい、船に乗った。

那覇空港では、すぐの接続で飛行機に乗る予定だったのに、機材故障でフライトキャンセル。
１時間後の便に振替えられることになった。
食事券まで、貰った上、買い物する時間まで出来て、最後まで何だかラッキーな旅行となった。

来年も楽しみ・・・に、仕事頑張らなくては。