2005-04-30

二人だから楽しい! 母子旅行のススメ

みなさんは、旅行に行くとき誰と行くのだろう。
家族みんなで?恋人と二人?それとも一人で?

その時と場合によって、旅行に行く相手は違っているのだろう。
うちは子供が生まれて以来、もちろん母子二人旅行がメインなのであるが、実際出掛けてみると、宿泊先で子供と二人というのは、かなり少数派のようである。
特に3歳未満の子と二人でなんて、ほとんど見かけない。
小さい子連れのお母さんは、だいたいお父さんか、おばあちゃんも一緒にいたりする。

そこで、私が肩を落として、ひっそり二人で食事をしていたりするのかといえば、ぜ~んぜん そんなことはないのである。
たぶん、店の人は怪訝に思っているかもしれないが...ビールをガバーっと飲みながら、二人で楽しく会話をしている。私にしてみれば、普通に友人といるのと変わらない。
実は、それ以上に得をすることも多いのである。

もしも「子供と二人でなんて、ちょっと寂しいんじゃないの」なんて思っている人がいたら、試してみることをお勧めしたい。

実際、人からよく声をかけられたり、親しげに接してもらえる事が多いのだ。
二人でディズニーランドに行った時、蒸し暑くて、こっちゃんがグズリそうになり大変だったのだが、後ろに並んでいる若いカップルが相手を始めてくれた。
若いのに感心してしまったくらいだった。
空港なんかで乗り継ぎの待合をしていた時も、急に「ちっちゃ~い!可愛い~!」なんて言い寄られたり。
電車の中で、10代の女の子から、その子達の持っていたぬいぐるみをプレゼントされたこともある。
そうそう、北海道では「写真一緒に撮りたいんですが・・」と言われて、こっちゃんだけが借りられていき、みんなで並んで写真を撮っていた台湾人もいた。
私だけだったら、たぶん、用事が無い限り、まず誰も話しかけてこないんじゃないかと思う。ある意味、子供の持つ魔法のようだ。
私は、こっちゃんパワーの恩恵を受けている。


with 台湾人
こっちゃん with 見知らぬ台湾人

北の国から~ 五郎さんの石の家駐車場横にて
北の国から~ 五郎さんの石の家駐車場横にて


シングルマザーになって、他人からは「大変だね~」と、よく言われる。
それは、建て前で、実際は世間一般的には「可哀想な負け犬」とでも思われているのかもしれない。
そして、私がこのようなメッセージを記入したところで、人によっては負け犬の遠吠えとしか聞こえないのかもしれない。
それはそれでも、かまわない。
が、私はこっそり言いたい。
実は「負け犬の遠吠え」ではなく、「負け犬の高笑い」なのだよと。

でも、やっぱりGWみたいに大型連休なんかだと、ファミリーの姿が多くて、ちょっとだけ・・・気後れしちゃったりしてるかな。

2005-04-28

「思えば偶然の必然!?」

「あぁ~っ ・・・電車行っちゃったよ。どうする、飛行機間に合わなくなっちゃうよ。」
これが、私の娘―こっちゃん との初めての海外旅行の最初の出来事である。
なんてことはない、一本電車を見過ごした。
接続のバスの連絡が悪いので、空港に着くのは出発の1時間前位になる。
混んでいればギリギリだけど、なんとか間に合うでしょっ。
けれども、出発の日の電車に乗り遅れるなんて、今までの私の経験では有り得ないことなのである。

出産する前にしていた職業は、添乗員。
いってみれば日本全国、いや、世界中を飛び回っていた。
そして、ひとり自由気ままに、好き勝手に暮らしていたのだ。

その私が、どうして娘と二人で空港に向かっているのか。
いったい何をしに、どこへ行くのか。
われながら、今の現実に??と考えさせられることがある。
不思議だ・・・

この日私たちは、朝のキャセイパシフィック航空、香港行きに乗るつもりで空港へ向かっていた。
こっちゃんと二人で海外旅行なんて、まだまだ当分無理と思っていた矢先、知り合いの香港人カップルが結婚するよ~と急にメールで知らせてきたのだ。
子連れ海外旅行なんて、何かきっかけでも無ければ行かないかもね・・・と、突然 香港3泊4日を決行したのである。

香港で、こっちゃんが初めて撮ってくれた写真
こっちゃんが、香港にて 私を撮ってくれた写真です。

彼女はまだ3歳ちょっと前。たぶん、どこか近くの公園に行くのと大して違いは無いのかもしれない。なのに、香港旅行を決めたのには訳がある。実はこの香港人カップルとは、昨年、旅行先で知り合った。しかも、その時も もちろん子連れ、母子二人旅行だった。

私はこっちゃんの誕生日を、家ではない場所で過ごそうと、勝手に心に決めている。
それは、日常の生活から離れて、非現実的な時間を楽しみたいという願望と、せっかくのその日を、二人でしんみりと家で食事するだけなんてイヤという自責の念からだ。

そう、何を隠そう、ウチはいわゆる母子家庭!それも筋金入り、子供が生まれる前から母子家庭と決まっていた。

こっちゃんの1歳の誕生日は、南の島・竹富島で初泳ぎをさせて祝った。
2歳の時は、北の大地・美瑛と富良野。
このときの北海道のペンションで、香港から旅行に来ていたビビアンとエドワードのカップルに出会った。
そして、あれから1年を待たず、彼らが結婚すると言って来たのだ。

添乗員をしていただけあって、行動力は人並み以上。
縁があれば、どこへでも行ってしまう。

他人から見たら、ごく質素で控えめな母子家庭の生活の印象からは、ほど遠く、大胆不敵で自由奔放な暮らしぶりの私とこっちゃんについて、今後少しずつ紹介していきたいと思う。
続きがあります