2008-06-26

VIPエスコート記録11日目:ロンドン・ウィンザーそして日本へ。

5月4日。
例のごとく、なぜか、早朝に起きて、出発。地下鉄で、ロンドン塔へ。日曜の早朝のせいか、静かで、パリの人ゴミが嘘のよう。入場はせず、写真を撮ったり、テムズ川沿いのベンチで、ぼーっとする。歩いて、タワーブリッジを渡る。近代的な建物と、ロンドン塔と、タワーブリッジが、絵葉書のよう。ガーキンと呼ばれる、キュウリのような形のビルが、面白い。テムズ川沿いを、のんびりあるいて、ロンドンブリッジまで行き、地下鉄にのる。あんちゃんが迎えにくる12時まで、少し時間があるので、ピカデリーサーカスで降りる。フォートナム&メイソンにでも行ってみようかと思っていたが、「三越」に目が行き、入る。日本人のイメージするイギリス土産が集中していて、楽しめる。楽しみすぎて、タイムオーバー。ホテルに戻る時間に。ホテルで、あんちゃんに合流して、次は、ウィンザーへ。キオスクで、フィッシュアンドチップスを買って、ピクニック。上品な店構えの手作りアイスクリームを食べる。城へは、入らず。城の前の石畳を、写真を撮りながら、ぶらぶら。テムズ川に行き、ぶらぶら。観光客がたくさんいたけれど、どこか、のんびりした雰囲気で、良いところだ。もう、時間は、4時。いよいよ、空港に向かう。空港への道は、スムーズで、ウィンザーから30分ほどで、到着。これで、10泊11日の旅が、終了。思えば、両親と、10泊も、旅行したことなんて、始めてだ。きっと、日本に住んでいたら、一生なかったに違いない。母が、「こんなに長く旅行したのは、生まれて初めて。」と言っていた。きっと、ものすごく疲れたに違いない。それでも、旅行中、何度も、「今度来るときは~。」と言っていた。今度来るときは、花の美しい6月ころ、そして、1ヶ月くらい、滞在してくださいね。今度来るときは、湖水地方とか、スコットランドとか北に行くのも良いかもね。
出国ゲートに入っていく両親を、泣き笑いで見送り、別れた。
約24時間後、父から、自宅に着いた報告と、「あちこち見れて楽しかったよ。」とメールが来た。

2008-06-22

VIPエスコート記録10日目:再びロンドンへ

5月3日
あんなに疲れていたのに、なぜか早起きしてしまう。コンティネンタル朝食を満喫した後、さっそく地下鉄に乗って出かける。この日は、セーヌ川沿いを攻める。CITEで降りて、サントシャペルへ。巨大なステンドグラスを見る。続いて、お隣のコンシェルジュリへ。マリーアントワネットの独房を見る。CITEの花市をくぐりぬけ、ノートルダム寺院へ。バラ窓のステンドグラスを見る。塔には、両親の強い希望により、登らず。寺院の裏手の公園で、少しのんびりして、バトーバスに乗る。この乗船所から眺めるノートルダム寺院が、美しかった。バトーバスで、エッフェル塔まで行き、下船。「夜のほうが、綺麗だね。」と母。エッフェル塔を囲む公園で、ピクニック。レモンとラズベリーのソフトクリームが美味しかった。のんびりした気持ちで、乗船場所に戻ると、なんと、行列ができていた。船に乗るために、1時間待ち。どれだけ待たせるの、パリ!!ようやく乗って、最終目的地オルセー美術館へ。ここでも、もちろん、入場待ち1時間。セキュリティー有り。ふ~。もとは、駅舎という館内は、とっても明るくて、すがすがしい。ハイライトの上階に向かえば、さっそく、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、ドガなど、お馴染みの名画の数々。絵画について、知識も関心もない私も、大興奮。すごいわ、オルセー。時間は、すでに、3時。5時のユーロスターに乗らなければならないので、ホテルに戻る。またまた余裕を持って行動したはずが、ギリギリの乗車に。まったく不思議だ。って、途中、クレープとか、買ってたからだよね。往路と全く同じに、クタクタで席に着く。車内の売店で、飲み物とポテチを買って、おやつタイム、そして、熟睡、トンネル気づかず。復路は、2時間15分で、ロンドンに到着。もう、外は、暗い。再びトラベルロッジへ。父は、夕食は要らないというほど、疲労。母と私で、ホテル近くの中華料理屋さんに行き、焼きそばや、チャーハンをテイクアウトしてもらう。毎日、パン生活だったので、とっても、美味しく感じた。就寝。

2008-06-19

VIPエスコート記録9日目:ベルサイユ宮殿へ

5月2日。
8時半頃出発。晴天。まずは、地下鉄と、フニクラを乗りついで、モンマルトルのサクレクール寺院へ。パリで一番高い、見晴らしの良い丘で、旅情を盛り上げる。朝早いのに、もう観光客で賑わっている。寺院を見学して、似顔絵描きに、声をかけられつつ、テルトル広場に向かう。パリらしい風景に感動。再びフニクラと地下鉄を乗りつぎ、北駅へ。RERのB線で、ST MICHEL、C線に乗り換えて、VERSAILLES RIVE GAUCHE駅、ベルサイユ宮殿へ。所要時間約40分。順調に行けた。駅を降りると、ものすごい人ゴミに押されるように、宮殿まで、自動的に徒歩で移動すること10分程度。そして、宮殿前の広間には、さらにすごい人が。なにかの宗教の巡礼のよう。ミュージアムパスを事前に購入すれば、スムーズに入場できると聞いていたけど、大嘘。この日は、パスを持っていても、3時間待たされた。照りつける太陽に、全然進まない行列。交代で、遠くにある、行列のトイレに行ったり、お土産屋を見たりして、どうにか、3時間を過ごす。やっと宮殿内に入ると、今までの人ゴミが嘘のように、ゆったりした空間。入場口で、空港さながらのセキュリティーチェックをしているから、時間がかかっているのか。大量の肖像画を足早に通り抜け、メインの鏡の間へ。豪華絢爛、キンキラキンの世界。圧倒され、再び足早に、宮殿内見物終了。後、お庭へ。広大なお庭には、ミニトレインがあるというので、乗ることに。また行列があったけど、たいした人数ではないので、並ぶことに。でもでも、なぜか、1時間待たされた。席が空き放題の状態で、出発しているから。やれやれ。ミニトレインに乗って、トリアノンへ。プティトリアノンに入場。これまた、広大。イングリッシュガーデンを少し散策し、田舎屋を遠めに見て、よしとする。行列と暑さに、体力の限界を感じ、ミニトレインに乗り込む。大運河が車窓から見えた。ボート遊びを興じている人々を心から羨ましく感じた。今度、ここに来ることがあったら、お庭だけにしよう。
駅に戻り、再びRERに乗り、パリ市内のルーブル美術館に直行。美術館は、地下鉄駅に直結。金曜日は、21時45分まで、開いている。ここも、セキュリティーチェックありで、少々待たされる。館内に入っても、広すぎて、しばらく地図と悪戦苦闘。とにかくモナリザとミロのビーナスを、見れば良いかと、妥協する。が!それを探すのも、大変だった。父が「ハムラビ法典が、あるよね。」といったけれど、探せず、断念。もっと、事前に下調べして行けばよかったと反省。美術館内のピラミッド広場を一望できるカフェ「ル・カフェ・マルリー」に。ミルフィーユとコーヒーを。ようやく、ゆっくりできた。生き返ったところで、次は、凱旋門へ。夜のパリを一望しなければならない。夜11時まで開いている。疲れた体を思いっきり鞭打って、凱旋門登頂。思った以上に高かった。でも、登る価値大。凱旋門を中心に、12本の大通りが放射線状に広がっている。エッフェル塔が、チカチカして美しい。サクレクールも見える。必見だ。美しい夜景に酔いしれたあとは、足がガクガクの下り階段。つ、つらかった。
この後は、ムーランルージュの夜景も見せたかったけれど、極限の疲労のため、ホテルに直行。3人とも死んだように眠ったのだった。

2008-06-16

VIPエスコート記録8日目:パリへ

5月1日
昨日の夜更かしにもかかわらず、早起き。コンビニで買ったサンドイッチをさっと食べ、出かける。地下鉄に乗って、コベントガーデンへ。9時前と、早すぎたのか、マーケットは準備中。ここから本命の大英博物館へ、散歩がてら徒歩で移動。開館は10時だけれど、ホールは開いているので、館内へ。このホールは、いつ来てもオアシスに感じる。広くて白くて明るくて。写真をとっていると展示場のほうも、開いたので、いざ、見物。まずはグランドフロアーのエジプトとギリシャのパルテノン。展示物を自由に撮影できるので、楽しい。その後は、上階に上がって、ミーラ。父は、「全てがすごいのだろうけど、これだけ見せつけられるとなぁ。」と苦笑い。とても疲れたので、シートに座って、一休み。と思いきや、父も母も、ショップにお土産を見に行ってしまった。
さて、見物を満喫したあと、宿まで、歩いて移動。地図でみたところ、簡単で、近そう。が!かなり歩いた。さすがの両親も、広大な博物館で、疲労のところを、40分以上も歩かされ、かなり不機嫌になってしまった。ご、ごめんよ~。宿に着いたら、荷物を持って、話題の新しいユーロスターの発着駅セントパンクラス駅へ移動。この駅、キングスクロスと併設ってわけなのだけれど、荷物を持って歩くとかなり遠い。またまた両親を疲れさせてしまった。
余裕を持って行動したつもりだったけれど、けっこうギリギリ。駅を見物したかったけれど、電車内で食べるお昼を買っていたらタイムアウト。この駅で、出国と入国と同時に手続き。とっても長い車両。自分たちの車両を見つけるまで、また歩かされた。
座ることには、もうヘトヘト。すでに出発の時間。電車が動き出すと、前の乗客が、お皿にワインにパンにと、本格的にランチを楽しみ始めた。私達は、駅のマークスアンドスペンサーで定価も見ずに慌てて買ったサンドイッチと、サラダを。
思いがけず、ゴージャスなランチだったかも。食後は、熟睡。トンネルにも、気が付かず。車内アナウンスで眼が覚めた。技術的な点検理由で、しばらく停止するらしい。約1時間、遅れてやっとパリ北駅に到着。2時間15分の旅が、謳い文句なのにぃ。さて、駅近くの宿に移動だけれど、駅が広すぎて、地図を見てもよく分からない。もう、両親に無駄足をさせるわけにはいかないので、一人、ホテルを探しに出発。あちこちと右往左往し、ようやく見つけたホテルは、と~っても駅に近かった。私って、方向音痴なのかも。メトロポールホテル。さほど、大きくない外観にロビーだけれど、部屋も、バスルームも、値段のわりに、広めかも。ロンドンのトラベルロッジが、狭すぎたから、そう感じるのかもしれない。
夕飯は、ホテル近くで食べたいと両親の要望。駅前の地味なカフェへ。オムレツや、サラダを食べる。何気ないお店で、美味しい食事が取れて、上機嫌。コーヒーがとても美味しかった。ちょっと元気になったので、明日の下見と、北駅を見学に。ここも、ものすごく広い。駅内のパン屋さんで、父が、甘そうなパンを購入。外がまだ明るいので、名残おしい気持ちで、ホテルへ。少し広いお風呂で、ゆっくりして、就寝。

2008-06-13

VIPエスコート記録7日目:キューガーデンへ

4月30日。雨。10時開園のキューガーデンへ直行。駐車場は、メインのパームハウスから、遠く、雨の中、凍えながら、園内を歩く。たどり着いた温室は、天国のよう。暖かくて、ありがたかった。いくつもの気候帯の温室に、人工の川や滝や池。池には、巨大なバスが泳ぐ。ものすごく高い天井に、ものすごく高い木。なるほど、すごいスケールだ。園内のカフェで、スープとパンのブランチをとる。すばらしい日本庭園があり、感動。ガーデンを2時頃発ち、ロンドン市内へ。大渋滞で、なかなか宿に着かない。キングスクロス近くの宿(トラベルロッジ)に着いたころには、もう夕方。この日は、ウエストエンドで、サウンドオブミュージックを鑑賞することになっているから、休み間もなくウエストエンドへ。母の強い希望で、シアター近くのリバティーで、買い物をすると、もう6時。夕食を、近くのイタリアンで。ピザとスパゲティとリゾットを頼み、コーヒーを飲む。シアターへ行くと、なんと、シートを「アップサークル」から、「ストール」へアップグレードしてくれた。前から9列目のど真ん中。俳優の顔も良く見え、大満足。休憩時間にバーで、シャンティーを飲む。幕が閉まるともう11時近く。地下鉄に乗って宿へ。初めてオイスターカードを使う。片道1.5ポンド。とってもお得だし、使用方法も「スイカ」と同じ感じ。夜更かしをして、両親はクタクタの様子。長い一日だったね。

2008-06-03

VIPエスコート記録6日目:ストラットフォードからオクスフォードへ

4月29日。曇り。宿を8時頃に出て、スーパー・モリソンへ。ここのカフェの朝食メニューが、人気。両親に、フルイングリッシュブレックファーストを食べてもらう。ベーコン・ソーセージ・ハッシュポテト・ベイクトビーンズ・トマト・フライドブレッド・フライドエッグと油尽くしメニュー。イギリスに来たら、一度は食べなければならない。胸焼け気味で、街に行き、シェイクスピアの生家や、中世の町並みを写真を撮りながらぶらぶらする。エイボン川に出て、雨が降ってきたので、屋根付のボートに乗船。約30分、川くだり。川岸には、ボートハウス付の豪華なお屋敷が続く。白鳥がたくさんいた。次の目的地は、ヒドコットマナーガーデン。ガーデン散策中は、雨は止み、太陽も出てきた。入場すると、チューリップが満開の囲い庭。母は、「オランダに行かなくても、ここで十分だね。」と大喜び。計画段階で、オランダのキーエンホフ公園に行く案もあったのだ。亀やひよこや鳥の形に整えられた生垣が、印象的だ。ガーデンを後にして、チッピングカンデンは、通過。モートンインマーシュに。ちょうどマーケットが開かれていたので、立ち寄る。母は、スイート屋台で、キャンディーや妙にカラフルなグミを購入。父は、大粒のブルーベリーを購入。「こんなに大きいブルーベリーはなかなか無いよ。」とうれしそう。車内で、マーケットで買ったものを食べ、オクスフォードへ向かう。オクスフォードへ近づくと、忙しい都会に急に変わる。交通量が増え、信号待ちで、渋滞。雨も激しく降ってきた。とにかく、メインのクライストチャーチを雨の中歩いて見学して、アリスの店にちょっと寄って、ため息の橋のほうへ行き、ささっと歩いて、終了。夕食は、宿の近くのカーベリーの店で、ローストビーフと、ターキー、ガモンハムとベジタブルを。デザートのアイスクリームサンデーの巨大さに、大笑い。私と両親は、半分以上残す。あんちゃんは、自分の分と、私の残りも食べつくし、さらに、両親のチョコレートのデコレーションも食べてしまった。ありえな~い。