2005-09-30

4日目

*4日目*
昨日は、夜遅くまで、祝福してくれてありがとう、みんな!
しかし、日本から組みに、休息している暇はなし。
4日目は、朝食も取らず朝8時出発。
本日の予定は、ストーンヘンジ、ハンプトンコート、ウインザー城。
その後、ヒースロー空港近くのホリディインにチェックイン予定。
大自然と海岸、中世の街並みとショッピングときたら、残すは、遺跡と城。
見ないで、帰国ってわけにはいかないの。
両親も、めぐみちゃんも、少々口数が減っているようだが、おかまいなし。
私とあんちゃんは、行程を続行。
まずは、ストーンヘンジに到着。
たくさんの日本人観光客を目にし、観光ムードにスイッチオンした様子。
写真をとったり、あんちゃんに、質問したりと、一般観光客になってきた。よしよし。
でも、父の質問は、「向こうにある、小山は、なに?」とか、全くストーンヘンジとは関係ないことばかり。
「古墳かもよ~。」と適当に答えておいた。
実際、ストーンヘンジは、その周辺も興味深い。
何もないところに、ぽつんと立っているストーンヘンジは、ミステリアス。
でも、このなんにもないエリアをぜひ、いつか歩いてみたい。
何もないけど、何かあるかもって、、、。でも、やっぱり何もないかも、、、。
う~ん、ミステリー、、、。
さて、ここでは、観光時間30分と仕切って、次は、ハンプトンコートへ。
ハンプトンコートは、ヒースロー空港の近く。
この、ヒースロー付近は常に交通渋滞ぎみで、ハンプトンコートに着いたのは、14時ごろ。
途中、パーキングエリアがあるごとに、休みたがる老夫婦なので、遅くなったのかもしれないが、、、。
あんちゃんは、城は興味ないって、私たちを降ろして、別行動。
といっても、ホリディインに先に行って、チェックインと、荷物を部屋まで運んでいてくれた。
気が利くじゃあないか!!
このハンプトンコートは、フラワーショーがあったりと、なにかと話題なので、一度行って見たかったところ。
イギリス人曰く、一日居ても飽きないよって。
なるほど、話題どおり。半端じゃなかった。広い!
まず、門の中へ、って、ずっと奥にもう一つ門が。
そこの門で、地図を手に入れ、いよいよ観光スタート。すでに、歩きつかれた私。
まずは、城内から見る~ってことで、城を一通り見ること、2時間。
全員疲れ果てたところに、アイスクリームワゴンが!なんと、棒アイスが、500円程度。
高いけど、まんまと罠にはまって、全員購入。
次は、庭。素敵!!良い仕事してる!!まったく手が抜かれていなかった。
テーマの違う庭がいくつもあり、ブドウ畑もある。
このブドウ畑でできたブドウや、ワインを売ったり、レストランで出したりしている。
イギリス王室の商売上手ぶりには、いつも関心させられる。
この商品は、誰も購入しなかった。ふ~。
最後に、迷路。一度、見てみたかったので、感激。
完璧に刈られた生垣の間をとおって、中心まで。結構、難しくて、焦ったけど、楽しかった!
これで、ハンプトンコートツアー終了。どう考えても、ウインザー城は、削除。
ぐったり疲れて、あんちゃんと再び合流。
みんな、ホテルでゆっくりと思っていたのだが、一人ツアーに参加しなかったあんちゃんは元気。
ロンドン観光を提案してきた。
驚いたことに、日本から組は、賛成ムード。え~、疲れたって言ってたじゃ~ん。
母は、ロンドンは怖いから行かないって言ってたくせに、大賛成している。
ということで、夕刻のロンドンちょこっと観光へ。
イギリスといえば、ビックベン。その周辺は、テムズ川や、ロンドンアイがあったり、まさに、ロンドンの代表的景色。
テムズ川を横切る橋の上からは、セントポールも見える。
ここをざっと歩いただけだけど、3人ともご満悦。
あんちゃんは、さらに、観光名所を車で回ってくれた。ブレアの宿舎とか、戦争記念塔とか、、、ハロッズとか。
何度も一緒に来ているのに、私には、一度もガイドしてくれなかったのに~。
私もへ~っと思うことが多く、初めてロンドンを観光したみたいで、楽しかった。
宿に着いたのは、22時ころ。本当にお疲れ様。
明日は、もう帰国だね。あっという間だった。
次回は、もっとゆっくり来て欲しいと思う。
まだ、あれも食べてないし、あそこにも連れて行ってないし、、、。








2005-09-28

結婚式当日

*3日目*
結婚式の当日。式は、11時から。今年初!?の雲ひとつない晴天です。
イギリスの結婚は、実に様々だそうで、教会で挙げるのも、カトリックや、英国国教会とかで違うみたい。
カトリックだと、結婚式の何ヶ月前から、カップルで講習会に参加したり、色々しきたりがあるそう。
英国国教会だと、何をするにも、お金が必要だとか、、、。
そんなわけで、簡単に済ませたい人は、アメリカとかに行って海外挙式をするんだって。
日本と同じだー。
私たちの結婚式は、無宗教なので、レジスターオフィスでやることに。
二人が、結婚を決めたのは、去年の今頃。
式も特にやらず、書類にサインすればOKなのよね!って感じ。
でも、一応日取りは、大安希望で、9月2日にきめた。
本当に、それで良いと思っていた。7月末に、ちひろさんに会うまでは。
エクセターで知り合いになったちひろさんは、英国人妻の先輩。
色々お話をするうちに、、、え!?、、、???
結婚の様子が、ちょっと日本と違うみたい、、、。
思い切って、レジスターオフィスで、サインするだけの結婚の予定だと伝えると、
神妙に教えてくれた。
イギリスのレジスターオフィスは、ちょっとした式場があって、参列者の席があること、しかも、花なんか飾ってあって、
神父さんみたいな式執行役の人が居ること、結婚承認者が2人必要なことなどなど、、、。
これって、全く結婚式じゃあないか!
私は、市役所みたいなところで、サインした書類をパッと提出するだけだと思っていたので、動揺。
そうかあ、イギリスで結婚するっていうのは、これなんだ!だから、海外で結婚する人がいるのね!!納得。
そんな結婚式場みたいなところに、普段着で、二人っきりで行う結婚を思ったら、急に涙が溢れてきてしまった。
驚いたちひろさんは、「二人きりも、ロマンティックだよ」とか「私たちが立ち会ってあげるよ」とか、
暖かく慰めてもらい、さらに、涙が止まらなくなってしまった。
実は、7月末には、両親は、まだ結婚に反対で、両親が式に来るなんて全く考えられない状態。
あー、両親に認めてもらえない結婚って、こういうことなんだ~って、実感。
さっそく、帰ってあんちゃんに話した。
大丈夫だよ~って、結婚式の1ヶ月前までに、レジスターオフィスに二人で行って、打ち合わせをするんだよ~ってのんき。
打ち合わせって!その時点で、かなり日本と違うよ~。書類にサインするのに、打ち合わせなんか要るわけないじゃ~ん!!
二人だけじゃ、さびしいから、あんちゃんの両親だけでも、来てもらいたいと伝えると、
私の両親が来ないなら、呼べないよって。
それもそうかも、、、。反対されてるムード満々だよね。
ということで、私の両親に、式をやることと、出席してほしいと伝えることに。
3回断られ、ついに、4回目に渋々承諾。
ということで、この日を迎えたのです。

さて、うわさの結婚式。
両親もいるし、めぐみちゃんもいるし、ちひろさん夫婦もいるし、数人の列席者も承認もいるし、よかったよかった。
私は、母がなんと日本から持参した着物を。それに、ちひろさんが、ブーケを用意してくれた。ありがとう、、、。
イギリス人参列者には、良いエンターテイメントになったみたい。これまたよかった。
あんちゃんは、あいかわらずのんきで、前日ようやく決めた衣装を着て、あんちゃんの父が、朝、届けてくれた
白い花をボタンホールに付けて、一応新郎風にできあがり。
で、あんちゃんの父、どういうわけか、ずっと、我が家にいて、帰らないの。
どうやら、私は、あんちゃんの父と結婚式場へ行くみたい。
常識的に、新郎と、新婦は別々の車で式場へ行くとのこと。
あんちゃんの父の車は、白いテープで飾られていた。
いつ?作業したのか、あんちゃんの車にも白いテープが、、、。

レジスターオフィスはうわさどおり、結婚式場だった。
私たち前後にも、結婚する人がいて、ウエディング衣装を着て、
列席者と写真なんかとって、祝賀ムード。
あー、二人きりでなくて本当に良かった~。

式は、30分くらい。打ち合わせで教わった台詞を言って、無事終了。
花が飾ってあるどころか、BGM もあったりして、まるで結婚式だった、、。
みんな、来てくれて本当にありがとう。
祝福されているうちに、結婚って本当に人生の重要なイベントなんだなあって実感。

式の後は、私たち二人の大好きのパブ「HOLT」で祝杯。
パイントを注文したら、イギリス人に驚かれた。
着物の花嫁が、生ジョッキって、、、てこと? NEVER MIND !! 

は~。疲れたね。って家に帰って、着物を脱いでゆっくりする気でいた私。
しかし、イギリス式なのか、それとも、あんちゃん家族式なのか分かりませんが、
あんちゃん両親宅で、2次会。
どうしても、ウエディングケーキが必要なのだそう。
あんちゃんの母が、手作りで用意していた。
一応、ケーキカットみたいなことをして、あんちゃんの母もご満悦。ふ~。
さて、この2次会、延々と続き、私が家に帰って、着物を脱いだのは、21時でした。













2005-09-27

2日目

*2日目*
私の住むシートン周辺で、もっとも大きな町、デボン州の首都のエクセターに3人を案内。
エクセターは、誰も知り合いの居ないころ、一人でふらふら歩いたところ。
英語学校へ通ったり、モザイクアートを習ったりと、英国の生活を充実させようと、色々挑戦してきた町。
思い出がたくさんある。
中世の面影が残る場所で、それなりに観光地だけど、「私のゆかりの地ツアー」に、、、。
しかし!母は、私のガイドには、興味を示さず、大きな町でのショッピングに夢中。
エクセターサブレ風のお土産を大量に購入していた。そして、父は荷物持ち、、、やれやれ。
午後は、エクセターから、足を伸ばして、国立公園のダートムーアへ。
紫色の花(ヒース)が美しい荒野。野生の馬や、羊、牛が、自由に生息するところ。
私の故郷の群馬県と違い、高い山がないので、見晴らしも抜群!
ここは、本当に壮大で、マイナスイオンの風が心地よく、心身ともにリラックスできる。
みんな童心に返って、おおはしゃぎ。
でも、野生動物への近づきすぎには、ご注意を!
あんちゃんは、馬にアイスクリームを食べられちゃいました。
今日のクライマックスは、ロマンティックなヨーロピアンリゾート!?トーキーへ。
少し日が翳ってきたトーキーはムード満点。
坂がちの土地にひしめく白亜の建物と、青い海と夕日をみながら、海岸をお散歩。
「良いところでしょ~」って、後ろを振り向くと、両親は、遥か後ろに、、、。
父は、写真を撮ろうとモタモタ。母は、お土産屋の軒先を物色!!
君たち~、ガイドにしっかり従ってきてよね~!!
両親の以外な自由行動ぶりに、少し驚いた。
海外で、こんなにリラックスしちゃうなんて、、、。
夕食には、名物フィッシュアンドチップスを。
下調べを全くしていない、両親は、この食事の存在を知らなかった。
「たらの揚げたのだよ~。」って言ったら、じゃ、あまりカロリーないかなぁ、って、母。
実物を見てびっくり。カロリーの塊だよね。
チップスって、ポテトフライだし。しかも、異常にたくさん。
母は、衣を食べないように工夫して食べていたら、あんちゃんが、「靴をつくってるよ~。」
って、母のフィッシュを指差して言った。
母の食べ残しのフィッシュは、まさに、靴のよう。
衣から、うまく魚を掘り出して食べた様子。
日本人って面白いなあ~。
さて、今日のツアーは、これで終了。お疲れ様!
帰りの道は、あんちゃんが気をきかせて、美しい海岸道路を通ってくれた。
少し、夜景も始まりきれい。
「きれいでしょ!」って後方座席を振り向くと、3人とも熟睡。
、、、お、お疲れ様、、、。








2005-09-26

結婚

両親、結婚式にやって来る
*初日*
私の結婚式に、両親とめぐみちゃんがやってくることに。
私と、あんちゃんでヒースローへ、お迎えに。
こんな、日本にほとんど居ないような娘を持ちながらも、二人とも海外旅行は初めて。
父は、大きなスーツケースに、巨大なリュック、そして、黒いかばんを斜めがけ。
母は、身軽に、小さなスーツケースを転がし、ポシェットを斜めがけ。
めぐみちゃんは、慣れた感じで、颯爽と。
ニコニコして、到着ゲートにやってきた。
父の井出達に驚いて、「荷物もつよ」って父のリュックを持ってあげようと思ったら、おもっ!!
いったい何が入っているのだろう、、、。でも、間違いなく、母のものに違いない、、、。
これは大変!と、カートを借りて、駐車場へ移動。
母は、色々な人種の人が珍しいみたいで、「色々な人がいるね~。」と、きょろきょろ。
父は、多少緊張感があるみたいで、あんちゃんの後をぴったり。
さて、車に乗って、家路へ。ってその前に、問題発生。
え~、トランクに、荷物が収まらないよ~。格闘すること、約30分。
めぐみちゃんのスーツケースを後ろの席の足元において、一段落。
極狭の助手席に、足を圧迫されて乗る後方座席と、ひざの上には荷物の、きつきつ状態で、家路へスタート。
長時間の狭いエコノミーの旅のあと、この状態で、さらに3時間の旅、、、
みなさん、ごめんね。
でも、母は、おかまいなし!道中、うれしそうに、ず~っと、機内経験を報告。
初めての飛行機は、思った以上に快適だった様子。
バージンアトランティックは、半分以上が日本人で、スタッフも、日本人が多く、ドリンクや、フードサービスも頻繁で、
とても好評。私にも、バターをお土産に、、、。あ、ありがとう、、、。
数々の航空会社を経験のめぐみちゃんも、納得のサービスだそう。
おば様には、うれしい、アメニティーのお土産もありだから、かなり、満喫したみたい。
*追記*
我が家に到着して、さっそく荷物の整理。
驚愕!父の巨大なリュックには、味噌と、レトルトご飯が!!ありがとう、、、。