2010-02-24

祝賀ムード

平成22年2月22日、日本では、記念切符が完売。
群馬県では、マスコットキャラクターのぐんまちゃんのお誕生日会が開催。
ここ、イギリスでは、ロンドンで、私の誕生日を祝う花火があがった。どっカーン。というのは、冗談。
ロンドンのチャイナタウンでは、毎年、中国の新正月のお祭りが、この時期に、催される。
ということで、ついでに、私も祝ってもらおうと思い、あんちゃんと、日曜、月曜と一泊二日のロンドン旅行へ出かけた。

ヨーロッパの日曜日は、お休みのところが多く、残念な思いをすることがよくある。(ミュージカルもお休み多し、地下鉄も工事中多し)
でも、日曜日だからこそ、面白いところもあり。
それは、マーケット!
Liverpool Street駅の近くでは、ストリートマーケットや、屋内のSpitalfields Market http://www.visitspitalfields.com/ があり、賑やかなのだ。
今回、初めて行った。
シートンの田舎町では見かけない、斬新で個性的なオリジナル最新ファッションや雑貨のストール(屋台みたいな小さな店舗)が軒を連ねていた。
おしゃれな若者で、大混雑。
田舎者の我々は、呆然自失の状態でフラフラ放浪。
どの服も雑貨も、ユニークで安くてかわいくて、大興奮。
食事の屋台もたくさんあった。
多国籍料理がとっても魅力的だ。
南米や、アフリカ、アジアの庶民的なスナックや飲み物が楽しめる。
日本食のお店もたくさんあり、行列ができていた。
ちょこちょこと、おいしそうな未知のスナックを買って、食べ歩きを大満喫。
屋内マーケットの周辺も、歩く価値あり。
BanglaTownと呼ばれていて、バングラディッシュ系のスーパーや、スイーツのお店がある。
街灯も、バングラディッシュ風!??で、異国情緒があった。
スイーツは、甘さ控えめで、また食べたい味だった。

その後、新年祭りの会場、チャイナタウンへ。
Leicester Square駅に着いたとたんに、ものすごい人ごみ。「パチン、パチン」と、あちこちで、爆竹の音も炸裂。
これまた、我々は、呆然自失になってしまった。
少し歩くと、爆竹は、屋台で売られていて、誰もが、鳴らしているのだと判明。
早速購入して、我々も、お互いの足元をめがけて、「パチン」と爆竹を投げつけて、大はしゃぎ。
屋台では、新年のお飾りがたくさん売られていた。
楊貴妃の鬘みたいな変身グッズ!?が大人気。
私も、ディズニーランドで、ミッキーの耳を付けるみたいに、楊貴妃の鬘をかぶって、闊歩したかったが、勇気がなかった。
チャイナタウンは、カラフルな提灯で飾られ、祝賀ムード。
ここもまた屋台で、肉まんあんまんなどを売っているので、つい、買い食いしてしまう。
もう、吐きそうなくらい、お腹いっぱいな状態。
花火は、お祭りの最後、午後7時から始まった。
Squareの周りは、大勢の人が囲っていた。
でも、花火だし、遠くでも見れると思っていたが、仕掛け花火がSquare内でたくさん行われていて、場所取りをすれば良かった!と、ちょっと後悔。
凄まじい音と光と煙の饗宴といった感じ。
日本の花火とは、ずいぶん、趣が異なるが、面白かった。
新年を祝うムードのある花火だ。
花火のあと、大拍手で、お祭り終了。
拍手を聞きながら、なんだか、自分の誕生日を祝ってもらっているような気分になり、嬉しくなった。
相変わらずの人ごみで、レストランにも、カフェにも入れず。
若者の夜はこれからというのに、疲れた中年夫婦の我々は、ホテルに戻ることにした。
ずいぶん、年をとってしまったものだ、、、。

次の日は、月曜なので、地下鉄も順調で、なにもかも、営業中。
前日、人ごみで、すっかり、疲れている私たちは、朝から都会のオアシスである美術館に行くことに。
Wallece Collection http://www.wallacecollection.org は、Bond Street下車、老舗デパートのセルフリッジのすぐ近く。
お目当ては、Halsの「The Laughting Cavalier」。
この絵は、どの位置からみても、Cavalierが自分を見ているように、見えることで、知られている。
実際に鑑賞したが、そのとおりで、感激。
ここのレストランで、朝食をとることにした。
ちょっと豪華に、「サーモン&スクランブルエッグ&ほうれん草」とトーストとマーマレードとブラックカレントのジャムとコーヒーをオーダー。
マーマレードはPeyton and Byrneというブランドで、セビリア産オレンジで作られた極上の一品。http://www.peytonandbyrne.com/home.htm
日差しが差し込む中庭の広々とした空間は、本当にオアシスのよう。
とっても、贅沢な気分になれた。

美術館を出てすぐのセルフリッジデパートを探訪。
私の住む田舎では、大きなデパートはないので、ロンドンデパート探訪は、ロンドン旅行の醍醐味だ。
久しぶりに見る世界的なブランドのバッグや化粧品。
もちろん、見るだけ、買わない。
そんな庶民のデパート遊びといえば、デパ地下探訪。
最近話題のスイーツが揃っている。
今回のお土産は、Pierre Hermeのマカルーン。
私は、ローズクリーム、あんちゃんは、ブラックカラントとチョコレート味を選ぶ。1つ、£1.70也。
世界のスイーツは、本当に、値段が良い。
そんなケチな買い物客の隣には、高貴な日本人ご婦人が、マカルーンを大きな箱数個、いっぱいに購入されていた。

ランチタイムは、私の「お寿司が食べたい!」との強い希望により、SOHOの日本食レストラン(回転寿司とも言う)へ。
普段、決して食べられない、お刺身を食べることができて、感激。
あんちゃんは、ガリとお茶と、ネタなしにぎりで、感激!?

ランチの後は、ロンドン旅行のメインイベント!
日本食スーパーへ。
イギリスの田舎に暮らす日本人にとって、ロンドンとは、日本食を意味する。
なかなか買えない生鮮日本食材が買える場所なのだから。
そして、欠かせないリストは、納豆、油揚げ、こんにゃく、豆腐、お刺身。
今回は、リストにないお徳なものを発見。
なんと、5KGの寿司用のお米と1リットルのお醤油が、田舎のスーパーの価格の1/3!
今回は、心優しく力持ちのあんちゃんがいる。
思い切って購入。
その後、あんちゃんは、5KGのお米と醤油を抱えて、行動することに。
文句も言わず、自宅まで、運んでくれた。
よくできた夫だ。

ロンドン1泊2日の旅、とても楽しく思い出深い誕生日になった。