Jump to navigation
2006-02-16
なんだか楽しいカーニバル♪
カーニバルといえば、
ブラジル、リオデジャネイロのカーニバルを思い浮かべる方も多いだろう。
欧州では、イタリア の ベニスや 、南仏 ニースも有名。
でも、お祭り好きの陽気なラテン系に負けず、
普段は感情をあまり顔に出さない固い印象を受けるゲルマン系、ドイツ人でも
この時だけは、浮かれてバカ騒ぎ。
特に、ケルンやマインツのカーニバルは有名で、中世から続く伝統行事。
ドイツ語では ファッシング(Fasching), ファスナハト(Fasnacht)と呼ばれ、「断食祭」という意味。日本語だと「謝肉祭」。
十字に架けられたイエスが復活する復活際の前40日間「断食」をする、
キリスト教のならわしがあるが、
断食に入る前、「肉」に感謝を表してお祭りすることが由来。
(といっても実際断食している人は見たことがないが、、)
ただドイツでは、このキリスト教行事に結びつけてはいるが、
実際は、ゲルマン民族が長い長い冬の後、まもなくやってくる春の訪れを
祝うために大騒ぎをするお祭り。そう 【春を祝う行事】なのだ。
確かに長く、寒い冬をじっと耐えるドイツ人にとって、春到来は
まさに体中からわきでてくる大きな喜び。
飲んで、騒いで、体中で喜びを表現したくなく気持もよくわかる。
カーニバルは実際毎年 11/11にはスタートするが、お祭りは2月
断食前の土曜、日曜、月曜、火曜。(復活際から換算するため毎年日が変わる)。
特にバラの月曜日(Rosenmontag)と呼ばれる月曜日、
ケルン、マインツでは盛大なパレードが催され、テレビでも生中継され、
最高潮を迎える。
今年は、2/25、26、27、28日。もうまもなくである。
これらの日は、祝日とは定められていないが、地域によっては お休みと
なるので観光にも注意が必要。
(例えば、ノイシュバンシュタイン城はカーニバル中の火曜日 2/28は休館)
だいたい、ケルンやマインツでは仕事どころではなくなり、
会社も休業するところが多い。
ただ、特に盛大に祝う地域は、ケルンやマインツといった
ドイツ西のライン川周辺地域から南ドイツにかけてで、
ハンブルグやベルリンといった北、東ドイツ方面では
一切、祝う習慣がない。
あんなバカ騒ぎをして、、とかえって軽蔑している人も
多いときく。
カーニバルの時期、子供はほとんど、仮装する。(大人も多い)
はでな衣装やかつらをつけ、全く別人に変身。
魔女、プリンセス、カウボーイ、海賊、寅、インディアン、ひょう、ライオン、てんとう虫、蝶、ピエロ、警察官、騎士、天使
最近は、黒いかつらをかぶり着物姿の日本人女性に変装するグループもよくみかけるし、子供には、忍者も人気。
顔にもしっかりそれなりのメークをし、別人になりきる。
小さな町でも、パレードが行われ、 ドイツ西部では
趣向を凝らした山車がでる。
南ドイツでは、厄払い的な風習もあるため、恐い仮面、魔女の仮面などをつけ町をねり歩く。 ブラスバンド隊などが軽快な音楽を奏で、
仮装したグループもつらなる。
荷車に乗った人はパレード中、道路沿いにたっている観客に、
飴、チョコレート、などを投げてくれる。
観客も、ゼクトと呼ばれる 発砲酒を片手に、ホロ酔い気分。
なんだかとっても楽しくなる?♪
どうでもよくなって、なんだかとっても浮かれてくる?♪
重要なのが、かけ声。
ヘラーウ! ヘラーウ! ヘラーウ!
(注)ただしケルンだけは
アラーフ!アラーフ!アラーフ!
意味はないらしいが、
このお決まりのかけ声、だれそれかまわず、
行列が始まると、あちらこちらで叫んでいる。
ヘラーウ! の叫び声とともに、、
観客は、投げられた飴や菓子類をひろい、ポケット一杯、いや袋一杯
集める。子供どころか、大人も負けじと、道路に落ちた飴を
探している、、これがまた楽しみのひとつ。
普段は結婚式以外は車のクラクションもならせないお国柄、
騒音にはとても敏感、、でもこの時だけは、
叫んでも、楽器をならしても、鍋をたたいても、歌っても、踊っても、、、
何しても構わない。うるさければうるさいほど、喜ばれ歓迎される!
軽快な音楽、騒音、仮装のおかげで、心がすっかり開放されるのか、、
いつもの冷静な、感情を表さない人々が、皆すっかり陽気。
なかなか心が開放されることもない毎日が続く中、
1年に一度でもこのように全く別人になり、我を忘れて、日常を忘れて
バカ騒ぎできる場があるなんて、素敵な行事だとつくづく思う。
学校へも1から2日仮装して出かけていくし、
息子が通う幼稚園は4日間仮装パーティーが続く。
居酒屋さんやディスコ等でも各地パーティーが開かれ、大人も
充分楽しんでいる。
まだまだ2月は寒く、カーニバルの行列見学も寒さに震え体も冷え込んで
しまうが、こんな陽気なドイツの一面を見に、
また自分自身を開放しに、、この時期ぜひドイツにいらしてほしい。
そして
ヘラーウ! ヘラーウ! ヘラーウ!
(注)ただしケルンだけは
アラーフ!アラーフ!アラーフ!
大きな声で叫びましょう!!何もかも忘れて?
国籍も、文化も、 年齢も、一切関係ない。
ただ楽しければ、、それでいいのだから。
ブラジル、リオデジャネイロのカーニバルを思い浮かべる方も多いだろう。
欧州では、イタリア の ベニスや 、南仏 ニースも有名。
でも、お祭り好きの陽気なラテン系に負けず、
普段は感情をあまり顔に出さない固い印象を受けるゲルマン系、ドイツ人でも
この時だけは、浮かれてバカ騒ぎ。
特に、ケルンやマインツのカーニバルは有名で、中世から続く伝統行事。
ドイツ語では ファッシング(Fasching), ファスナハト(Fasnacht)と呼ばれ、「断食祭」という意味。日本語だと「謝肉祭」。
十字に架けられたイエスが復活する復活際の前40日間「断食」をする、
キリスト教のならわしがあるが、
断食に入る前、「肉」に感謝を表してお祭りすることが由来。
(といっても実際断食している人は見たことがないが、、)
ただドイツでは、このキリスト教行事に結びつけてはいるが、
実際は、ゲルマン民族が長い長い冬の後、まもなくやってくる春の訪れを
祝うために大騒ぎをするお祭り。そう 【春を祝う行事】なのだ。
確かに長く、寒い冬をじっと耐えるドイツ人にとって、春到来は
まさに体中からわきでてくる大きな喜び。
飲んで、騒いで、体中で喜びを表現したくなく気持もよくわかる。
カーニバルは実際毎年 11/11にはスタートするが、お祭りは2月
断食前の土曜、日曜、月曜、火曜。(復活際から換算するため毎年日が変わる)。
特にバラの月曜日(Rosenmontag)と呼ばれる月曜日、
ケルン、マインツでは盛大なパレードが催され、テレビでも生中継され、
最高潮を迎える。
今年は、2/25、26、27、28日。もうまもなくである。
これらの日は、祝日とは定められていないが、地域によっては お休みと
なるので観光にも注意が必要。
(例えば、ノイシュバンシュタイン城はカーニバル中の火曜日 2/28は休館)
だいたい、ケルンやマインツでは仕事どころではなくなり、
会社も休業するところが多い。
ただ、特に盛大に祝う地域は、ケルンやマインツといった
ドイツ西のライン川周辺地域から南ドイツにかけてで、
ハンブルグやベルリンといった北、東ドイツ方面では
一切、祝う習慣がない。
あんなバカ騒ぎをして、、とかえって軽蔑している人も
多いときく。
カーニバルの時期、子供はほとんど、仮装する。(大人も多い)
はでな衣装やかつらをつけ、全く別人に変身。
魔女、プリンセス、カウボーイ、海賊、寅、インディアン、ひょう、ライオン、てんとう虫、蝶、ピエロ、警察官、騎士、天使
最近は、黒いかつらをかぶり着物姿の日本人女性に変装するグループもよくみかけるし、子供には、忍者も人気。
顔にもしっかりそれなりのメークをし、別人になりきる。
小さな町でも、パレードが行われ、 ドイツ西部では
趣向を凝らした山車がでる。
南ドイツでは、厄払い的な風習もあるため、恐い仮面、魔女の仮面などをつけ町をねり歩く。 ブラスバンド隊などが軽快な音楽を奏で、
仮装したグループもつらなる。
荷車に乗った人はパレード中、道路沿いにたっている観客に、
飴、チョコレート、などを投げてくれる。
観客も、ゼクトと呼ばれる 発砲酒を片手に、ホロ酔い気分。
なんだかとっても楽しくなる?♪
どうでもよくなって、なんだかとっても浮かれてくる?♪
重要なのが、かけ声。
ヘラーウ! ヘラーウ! ヘラーウ!
(注)ただしケルンだけは
アラーフ!アラーフ!アラーフ!
意味はないらしいが、
このお決まりのかけ声、だれそれかまわず、
行列が始まると、あちらこちらで叫んでいる。
ヘラーウ! の叫び声とともに、、
観客は、投げられた飴や菓子類をひろい、ポケット一杯、いや袋一杯
集める。子供どころか、大人も負けじと、道路に落ちた飴を
探している、、これがまた楽しみのひとつ。
普段は結婚式以外は車のクラクションもならせないお国柄、
騒音にはとても敏感、、でもこの時だけは、
叫んでも、楽器をならしても、鍋をたたいても、歌っても、踊っても、、、
何しても構わない。うるさければうるさいほど、喜ばれ歓迎される!
軽快な音楽、騒音、仮装のおかげで、心がすっかり開放されるのか、、
いつもの冷静な、感情を表さない人々が、皆すっかり陽気。
なかなか心が開放されることもない毎日が続く中、
1年に一度でもこのように全く別人になり、我を忘れて、日常を忘れて
バカ騒ぎできる場があるなんて、素敵な行事だとつくづく思う。
学校へも1から2日仮装して出かけていくし、
息子が通う幼稚園は4日間仮装パーティーが続く。
居酒屋さんやディスコ等でも各地パーティーが開かれ、大人も
充分楽しんでいる。
まだまだ2月は寒く、カーニバルの行列見学も寒さに震え体も冷え込んで
しまうが、こんな陽気なドイツの一面を見に、
また自分自身を開放しに、、この時期ぜひドイツにいらしてほしい。
そして
ヘラーウ! ヘラーウ! ヘラーウ!
(注)ただしケルンだけは
アラーフ!アラーフ!アラーフ!
大きな声で叫びましょう!!何もかも忘れて?
国籍も、文化も、 年齢も、一切関係ない。
ただ楽しければ、、それでいいのだから。