2018-10-05

南米の秘境、チャコ・パラグアイ

チャコ・パラグアイとは

南米大陸の中央部にあるパラグアイ共和国。その西半分がチャコ地方と呼ばれるエリアです。
その広さは日本の本州プラス四国にほぼ相当し、人口はわずか20万人。
まばらに人が暮らし、喧騒や混雑とはまるで無縁の世界です。

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チャコ地方は農牧・畜産が盛んで、その中心はドイツ系移民が担ってきました。
彼らはキリスト教の一宗派であるメノニータの人々で、
宗教上の理由でドイツ国外に新天地を求め、ここチャコに根を下ろしました。
チャコの中心都市・フィラデルフィアにはドイツ系住民が多く、聞こえてくる言葉もドイツ語。
南米なのに、まるで別の国に来たようです。

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初期のドイツ系移民。フィラデルフィアの博物館にて
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チャコを旅するとあちこちで見かけるのが、でっぷりと太ったボラーチョの木。
スペイン語で酔っぱらいの意味で、飲みすぎの人のように太っているからだと言われます。
そのユニークな姿はに思わずカメラを向けてしまいます。
巨体に似合わず、冬にはピンクのかわいらしい花をつけます。

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フィラデルフィアから約100kmのラグーナ・カンポマリアには、
アンデス地方からピンクのフラミンゴが冬の寒さを避けて集まってきます。
一帯は自然保護区となっており、まさに渡り鳥のオアシスです。

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チャコには無数の農場がありますが、中には旅行者が滞在できる農場もあり、
町を離れ、南米の田舎でゆっくり寛ぐステイも、ここならでは。
豪快なアサード(バーベキュー)も楽しめます。

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まさに南米の秘境、チャコ・パラグアイ。
一味違った南米旅行の一コマに、いかがでしょうか。

アクセス

パラグアイの首都アスンシオンへはマドリッドやサンパウロ、ブエノスアイレス、リマなどから空路があります。
アスンシオン国際空港からフィラデルフィアへは国道9号線(ルータ・トランスチャコ)経由で約450㎞。

宿泊

中心都市フィラデルフィアや近隣のロマプラタにはホテルがあり、宿泊できる観光農場もあります。
categoryGeneral  time08:36  authorbwt00016 

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