2008-04-05

Ma9 ランビル・ヒルズ国立公園

東京ぶんぶん ’00,02,28  ボルネオ島サラワク州の商業都市ミリから南に約30kmの「ランビル・ヒルズ国立公園」は、1965年からマレーシア政府により、さまざまな動植物の調査対象の国立公園に指定されている。

2月の下旬、ニア国立公園の翌日、ぼくは一人で、ランビル・ヒルズ国立公園エコツアーにエントリーした。同じガイドのジョニーの案内で、ジャングルトレッキング、ツリータワー、3つの滝を日帰りで楽しむスケジュールである。

2月26日の朝、ぼく達2人はミリを出発。ランビル・ヒルズまではワゴン車で約30分。公園入り口には白い屋根のロッジ風の公園本部事務所が建ち並び、ジョニーが事務所で入園手続きをする。何でも、この公園は時間制限が厳しく、滞在時間を事前申告する等の規定が決められている。

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数あるマレーシアの国立公園、自然保護区の中でもランビル・ヒルズは、さまざまな植物のほかに、約200種の鳥類、まめ鹿やテナガザル、ヒゲイノシシ等の動物が確認される。シーズンは6月~10月。ピークの8月前後は、自然マニアの観光客が多く、日本の国際調査団も駐在する。園内には10本以上のトレイルがあり、短いもので片道15分、長いもので4時間ほどである。

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入り口で記念写真を撮り、早速トレイルを歩き始める。ジャングルをしばらくいくと第1の滝にあたる。次に第2の滝を横に見て、川沿いを歩く途中に、五画形の小屋とツリータワーガ見え隠れする。急な木造階段を見上げると、高さ約40mのツリータワーの頂上が見える。木造の階段を螺旋状に何百段も上っていくと、ようやく頂上のテラスにたどり着く。見下ろすと木々の葉の間に小屋が見える。

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見渡すと遙か彼方まで、熱帯雨林の緑の梢が果てしなく続いている。

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テラスの横には粗末なキャノピーが左右にあり、所々壊れかけている。少し危険に見えるが、途中まで、歩いてみる。板張りと太い綱で補強された橋から見渡す緑の森と青い空は格別だ。

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滝つぼでの水浴びは神聖な儀式である。落差10mの滝の水しぶきは神々しくも美しい。深緑色の水の色は少し濁ってはいるが、ぼくは、用意した水着に着替え、ひと泳ぎする。水はびっくりするほど冷たく、気持ちよい。

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帰り際、プランクウォークの手すりに止まっている乳白色で羽化直後のカブトムシを見つけた。ジョニーが「○×△□?」と現地語の名前で説明する。意味不明。

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ジャングルは深緑色の空気で満ちあふれ、風は優しく透明である。(続)

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categoryマレーシアエコツアー  time14:48  authorkomiya 

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