2010-12-07

世界遺産韓国紀行 No.5 水原華城

我々夫婦はその日、ソウルから地下鉄とバスに乗りつぎ、約1時間の京畿道(キョン
ギドゥ)水原(スウォン)市にある韓国で最も美しく秀麗な水原華城(スウォンファソン)
を訪れました。

水原城は、李氏朝鮮の王朝末期に造られたお城ですが、観光の中心は、華城行宮という王様の別邸です。

周囲、全長5.7キロの万里の長城のような城郭と、その要所ごとに門、砲台、やぐ
ら、兵士の休憩所、軍事指揮所、訓練所などを東西南北に整然と組み込んだ歴史的
価値のある建造物に囲まれています。

null
八達門(南門)

八達門は国宝402号に指定されていて、ソウルの南大門より規模が大きく迫力を感じます。この立派な八達門が、通常の水原城観光の出発点になっています。

null
長安門(北門)

長安門は朝鮮戦争の時焼失してしまったものを復元したもので、規模も形も八達門とほぼ同じです。

すぐ横には長安公園があって、綺麗に整備され、毎年4、5月は色とりどりの花が咲き乱れ、また10月の初旬には華城文化祭が開催されるなど一年中楽しめます。
***********************************

さて、水原市民の憩いの場でもある水原城は、世界文化遺産に指定されてから修理復元が急ピッチで進み、韓国語が分からない外国人でも、気軽に観光できるように整備されました。

null
華虹門

北から流れてきた水原川が、この華虹門を通って城内に流れ込んでいます。門の上に乗っている屋根がかなり立派でした。

季節によりかなり水量に差があるとのことですが、私が行った時には、川の水はあまり流れていませんでした。

null
西将台

この西将台が八達山の頂上ですので、眺めは抜群です。昔は城の四方を監視しながら兵士を指揮した所で、水原市全体を一目で見渡すことが出来ます。
***********************************

null
華西門(西門)

城壁散策の途中、急な下り階段を降りて行くと、華西門(西門)にたどり着きます。華西門は、国宝403号に指定されていて、写真で見ても整然として、保存状態はかなり良いです。

null
蒼龍門(東門)

蒼龍門は、朝鮮戦争の時焼失してしまったものを復元したものです。まだ、新しく歴史的価値はありませんが、規模、形共に華西門(西門)とほぼ同じです。
***********************************

null
遺産指定記念碑

水原華城は、朝鮮半島における極東アジア文化圏の、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、著しく寄与したものと評価されています。

さらに、人類の価値の重要な交流を示す、文化的伝統または文明の稀な証拠として、1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。(続)

世界遺産・韓国個人旅行のお問い合わせはこちらまで
category世界遺産・韓国紀行  time09:44  authorkomiya 

Comments

コメントはまだありません。