2016-07-25

ハワイなら安心 バリアフリー旅行はいかがですか?

ハワイで感じた心のバリアフリー


先月、仕事の関係で、オアフ島のワイキキに行ってきました。



アメリカの中でも、ハワイ州はバリアフリーが進んでいるところと言われています。

ほとんど公共施設やホテル、レストランは、車いす対応ですし、盲導犬、介助犬等の入店も規制がないように感じました。

中でも、ワイキキは東西にバスが走っていますが、The Busと呼ばれている公共のバスは、本当に気楽に車いすの方が一人で利用できていることに驚きました。



しかし、何より感動的だったのは、一緒に乗り合わせている乗客の対応でした。



まるで、普通の乗客が乗るのと同じように並んで待ち、中にいた乗客も当然のようにさっと席を空け、さりげなく車いすを支えていました。

これはバスに限らず、ご老人や足の不自由な方(ハワイは超ふっとり系の方々が多い・・・)にも同様で、誰でも自然に彼らをリスペクトして優先していました。

私が見受けた限り、これができなかったのはアジア系の観光客だけです。
特にバスの中で、日本人の若者は見て見ぬふりをして、頑として席を譲りませんでした。
ああ、恥ずかしい。

そこで私は思い出しました。

日本でも車いす対応のバスはありますが、ほとんどのバスは、運転手さんが誘導して設置をします。その間乗客は待たされっぱなしです。

一昨年、私がアキレス腱を切って一時期車いすを利用しましたが、その乗り降りの手間ととりわけ乗客のあからさまに不快感を表す態度に身の縮む思いをしたことを。

日本の身障者の方々は、多かれ少なかれこのような態度を受け、外出が億劫になっているのではないのかな?

日本も、ハワイのように「心のバリアフリー」が自然にできるようにならなければなあ。
ということをしみじみ感じたハワイ旅行でした。