2020-01-31

イグアスの滝を走る!イグアス・ハーフマラソンが受付開始 

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2020年6月7日に、ブラジルのイグアス国立公園で
イグアス・ハーフマラソン(Meia Maratona das Cataratas)が行われます。
イグアスの滝を見ながら、緑豊かな国立公園を駆け抜ける人気の大会で、
今年で13回目を迎えます。
この参加受付が1月28日にスタートしました。

コースは21㎞と8㎞の2種類で、18歳以上の男女が参加できます。

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どちらのコースもアップダウンはわずかで、主催者によれば難易度は中程度。
気持ちの良いマラソンになりそうです。

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【日時・場所】
2020年6月7日
ブラジル・フォスドイグアス イグアス国立公園内 Porto Canoas
朝8:30スタート 

【参加費】
21㎞、8㎞とも同額ですが、申込時期によって変わります。
定員に達すると締め切られます。
(21㎞=2,500人 8㎞=1,500人)

2/27までの申し込み 120レアル
3/27までの申し込み 140レアル
4/27までの申し込み 160レアル
5/7までの申し込み 180レアル

国立公園入場料、園内シャトルの利用も含まれます。

【申込み】
大会公式WEBサイトから
meiamaratonadascataratas.com.br

【参加キットの配布】(シャツ、ゼッケン、タイム計測用チップ)
6月5日、6日の10時から22時
フォスドイグアスの3国国境(Marco das Três Fronteiras)にて
参加費の支払い証明と写真付き身分証が必要です。

ランナーの皆さん、イグアスの滝を走ってみませんか!?

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写真は大会公式Instagramから

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categoryGeneral  time06:22

2020-01-30

インカトレイル、1か月の定期メンテナンス入り

ペルーのインカトレイルは、今年も2月に例年通り、年に一度の定期メンテナンスに入ります。
2月いっぱいは閉鎖され、3月には再開予定です。

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Machu Picchu With TWB In Foreground Tyler Bell

インカトレイルは、インカ帝国時代に作られた古い山道で、
この道を通ってマチュピチュ遺跡へ行くインカトレッキングが、
世界の旅人に人気です。
毎年2月の雨季の時期に1か月間クローズし、
道の傷みを修復して、
次の観光シーズンに備えるのが通例になっています。

遺跡管理側のコメントによれば、
雨の影響でダメージを受けた個所などを中心に、
利用者の安全確保のために修復を行うとのことです。

なお、マチュピチュ遺跡は2月中も休むことなく通常通り開園です。

インカトレッキングは1日コースと3泊コースがあり、
どちらも入山人数に制限があるため、数か月前から満員になります。
「今年こそは憧れのインカトレックを!」という方は、
ぜひお早めにお問い合わせください。
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categoryGeneral  time07:02

2020-01-29

2020年5月3日 ボリビア大統領選のご注意

2020年5月3日は、ボリビアの大統領選挙の投票日です。
日本と違って投票が義務のボリビアでは、
選挙時にはさまざまなサービスが止まり、旅行者にも影響しますので、ご注意ください。

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Calacoto La Paz, Bolivia Russland345 [CC BY-SA]

交通機関の運休


ボリビア国内の交通機関(国内線、バス、ラパスのテレフェリコなど)は全面運休になります。
ボリビア発着の国際線は運航されますが、国内線との乗り継ぎはできません。
ラパス-ウユニの国内線も運休です。
旅行会社の空港送迎などは可能ですが、当局に事前の許可申請が必要となるため、
早めの手配が必要です。

店、観光施設などの休業


ボリビア国内の観光施設や博物館などは休業します。
ショッピングモール、レストラン、スーパーマーケット等も休業となります。
ホテル併設のレストランは基本的に営業するようですが、要事前確認です。

アルコール類の販売停止


ボリビア国内では、5月1日午前0:00から、4日午後12:00まで、
アルコール類の販売、および飲食店での提供が禁止されます。

外を歩くのは別に禁止されていませんので、
乗り物に乗らず、店に入らず、お酒はちょっと我慢して健康的に過ごす感じですね!
ちょうど日本のゴールデンウィークと重なりますが、
旅行をご計画の方はご注意ください。

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categoryGeneral  time03:27

2020-01-28

南米で時間に正確な航空会社 その2

前回、OAGの定時運航率ランキングをもとに、
南米で時間に正確な航空会社を調べましたが、
今回は日本-南米間の移動に使う航空会社について見ていきます。

当たり前ですが、日本から南米へ旅行するときは、
まず最初に南米までの長距離移動があります。
この部分は南米の会社ではなく、欧米や中東系だったりしますので、
そこの定時運航率を見てみます。

まず、日本と南米(ここではコロンビア以南の南米大陸各国とします)の両方に乗り入れていて、
日本から南米への移動に使われそうな航空会社を、独断でピックアップします。

【北米系】エアカナダ、アエロメヒコ、アメリカン、デルタ、ユナイテッド
【欧州系】アリタリア、エールフランス、ブリティッシュ、イベリア、ルフトハンザ、ターキッシュ
【中東系】エミレーツ、エティハド、カタール
【オセアニア系】カンタス

まだ他にもあると思いますが、
とりあえず、今回はこの15社を比較対象にしました。
日系は南米へ自社運航で乗り入れていないので入りません。

次に、OAGのレポートから各社の定時運航率を拾い、順番に並べます。
すると、こういう結果になりました。

●日本-南米の移動で使いそうな航空会社15社の定時運航率の比較(2019年)

順位 / 航空会社 / 定時運航率
1 / イベリア(スペイン) / 84.06%
2 / デルタ(アメリカ) / 83.56%
3 / エティハド(アラブ首長国連邦) / 83.40%
4 / カンタス(オーストラリア) / 82.96%
5 / アリタリア(イタリア) / 81.58%
6 / カタール(カタール) / 80.32%
7 / エールフランス(フランス) / 79.92%
8 / エミレーツ(アラブ首長国連邦) / 79.47%
9 / アエロメヒコ(メキシコ) / 78.95%
10 / アメリカン(アメリカ) / 77.90%
11 / ターキッシュ(トルコ) / 76.72%
12 / ユナイテッド(アメリカ) / 76.28%
13 / ブリティッシュ(イギリス) / 76.18%
14 / ルフトハンザ(ドイツ) / 73.96%
15 / エアカナダ(カナダ) / 66.42%

Punctuality League 2020 Report - OAG.comのデータから筆者集計

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Iberia Airlines [CC BY]

独断で選んだ15社を定時運航率の順に並べただけですので、
乗り継ぎの良さなどは一切考慮されていません。
定時運航率は各社の路線全体の数値で、南米路線だけの数値ではありません。
OAGの定時運航の定義は、定刻から15分以内の到着です。

いかがでしょうか?
イメージに近いところもあれば、意外なところもあるかもしれません。
北米系では、デルタが頭一つ抜け出した印象です。
また、全体的に中東系の手堅さが目立ちますね。

もちろん、定時運航率はあくまで確率ですので、
実際の旅行計画の際には、行きたいところに飛んでいるか、
そして便利なスケジュールかが大切になってきますが、
大まかなご参考にでもなれば幸いです。
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categoryGeneral  time00:02

2020-01-25

南米で時間に正確な航空会社

航空関連情報を提供する英国のOAGは、
先日、2019年の世界の航空会社の定時運航率ランキングを発表しました。
南米関係の航空会社を見ていきたいと思います。

まず、全航空会社のランキングでは、
中南米のコパ航空(2位)とラタム航空(5位)がベスト5入りし、
日本のANA(7位)、JAL(15位)よりも上位になりました。
ちなみに日系ではスカイマークの3位が最高です。

●2019年 定時運航率ランキング 全航空会社(OAG調査)

順位 / 航空会社 / 定時運航率
1 / Garuda Indonesia / 95.01%
2 / Copa Airlines / 92.01%
3 / Skymark Airlines / 90.12%
4 / Hawaiian Airlines / 87.40%
5 / LATAM Airlines Group / 86.41%
6 / Aeroflot / 86.30%
7 / All Nippon Airways / 85.92%
8 / Jetstar Asia / 85.48%
9 / Singapore Airlines / 85.32%
10 / Thai AirAsia / 84.49%

15 / Japan Airlines / 83.44%

2位のコパ航空は、前年の1位から1つ順位を下げました。
パナマが拠点で、南北アメリカの中心という地理的メリットを活かし、
北中南米の各地を結んでいます。

5位のラタム航空は、前年の7位から2つ順位を上げました。
チリのラン航空とブラジルのタム航空が合併して生まれた会社で、
南米最大級のネットワークです。
特にペルーやチリでは強く、
イースター島へ行くときには必ずお世話になる会社です。
ラタム航空は、特に規模の大きい20社を比較した、メガエアライン部門でも、
ANA,JALを抑えて1位になり、健闘が光ります。

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次にラテンアメリカ地域のランキングを見てみます。

●2019年 定時運航率ランキング ラテンアメリカ(OAG調査)

1 / Copa Airlines(パナマ) / 92.01%
2 / LATAM Airlines Group(チリ) / 86.41%
3 / Sky Airline(チリ) / 83.42%
4 / Azul Airlines(ブラジル) / 80.40%
5 / Aerolineas Argentinas(アルゼンチン) / 79.26%
6 / Aeromexico(メキシコ) / 78.95%
7 / GOL Linhas Aereas(ブラジル) / 78.04%
8 / Avianca(コロンビア) / 76.63%
9 / Volaris(メキシコ) / 75.61%
10 / Caribbean Airlines(トリニダード・トバゴ) / 74.95%

上位の3社は、日本の大手2社とほぼ同等の定時運航率です。
5位アルゼンチン航空はいろんな評判もあるようですが、
10本のうち約8本は定時運航という結果です。

なお、OAGのランキングでは、
定時から15分以内の到着を定時運航としています。

もちろん、定時運航率はあくまで確率ですから、
悪天候などでどうしても遅れることもありますが、
こういう数字を頭の片隅にでも置いておくと、
初めての航空会社でも、安心して乗れるかもしれません。

出典
Punctuality League 2020 Report - OAG.com
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categoryGeneral  time07:13

2020-01-24

南米の民衆を描いた画家 グアヤサミン

エクアドルの著名な芸術家・グアヤサミンの作品を展示する
「ラ・カピージャ・デル・オンブレ」は、キト市の緑の多いエリアの高台にあります。
「ラ・カピージャ・デル・オンブレ」は直訳すると「人間の礼拝堂」という意味になります。

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グアヤサミンの作品は、
ラテンアメリカの民衆の暮らしや社会をテーマとし、
国際的に高く評価されています。
壁画も手掛け、エクアドル政府や議会庁舎、
スペインのマドリッド国際空港、パリのユネスコ本部、
サンパウロのラテンアメリカ議会などで、
その作品を見ることができます。

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グアヤサミンは1919年、キトに生まれ、地元の美術学校で学びました。
10人兄弟の最年長で、早くして母親を亡くし、家庭は貧しかったそうです。
学生時代、仲の良い友人を抗議デモの最中に亡くしたことが、
彼の作風に影響を与えたといわれています。
若くして数々の芸術賞を受賞し、
やがてラテンアメリカ各地を旅して、民衆の暮らしに触れた彼は、
貧困、抑圧、差別などのテーマに取り組んでいきます。

ラ・カピージャ・デル・オンブレの外観は無機質ですが、
中に入ると大きな吹き抜けが特徴的です。
この吹き抜けの上の天井に、ポトシ鉱山の労働者達をモチーフにした作品があります。



ポトシはボリビアにある南米最大級の銀鉱山で、
産出される銀はスペインの繁栄を支えましたが、鉱山の労働環境は劣悪でした。
鉱山労働者の寿命は短く、その環境は今も根本的には変わっていないと言われます。
独特の白黒の強烈なタッチで、その厳しい状況が描かれています。

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グアヤサミンは1999年に亡くなり、その3年後の2002年、
彼の邸宅の隣接地にラ・カピージャ・デル・オンブレはオープンしました。

ラ・カピージャ・デル・オンブレと同じ敷地内に、
グアヤサミン邸が公開されています。
美しい邸宅の中には多数の美術品が展示されています。
広いアトリエも残され、グアヤサミンの生前のインタビューがビデオで紹介されています。

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グアヤサミンの作品は、人間の尊厳や幸せについて、考えさせられます。
キトで時間があれば、ぜひとも足を運んでみたいところです。

https://www.webtravel.jp/sanature/11548.html

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categoryGeneral  time05:35

2020-01-23

ペリトモレノ氷河の次の大崩落は?

アルゼンチンのパタゴニアにあるペリトモレノ氷河は、
寒さが和らぐ夏(12~2月頃)が、観光シーズンです。
気になるのは、次の氷河の大崩落はいつあるのかです。

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ペリトモレノ氷河は何年かおきに、大きな崩落を繰り返しています。
氷河は常に成長しています。
ペリトモレノ氷河はアルヘンティーノ湖に面していますが、
この湖は幅が狭いです。
氷河が成長して迫り出してくると、
湖を横切って対岸まで達し、湖をせき止めてしまいます。
いわば、天然の氷のダムが湖を二分してしまうわけです。
やがて、このダムの両側で水位差ができると、水圧で氷に穴が開いてトンネル状になり、
穴が大きくなって最後には崩れます。
これが氷河の大崩落です。

このサイクルは数年おきに繰り返されており、
前回は2018年3月、その前は2016年3月でした。
ちなみにその前は2012年3月に起こっています。
直近の3回はたまたま、いずれも3月だったのですが、
冬の7月に起こったこともあります。

前々回、2016年3月の大崩落を動画でご覧ください。



前回2018年の大崩落は深夜に起こり、
国立公園の開園時間外で無人だったため、
誰も目撃者がいませんでした。
かつては、大崩落は4~5年おきくらいと言われていたのですが、
気候変動の影響なのか、
最近はサイクルが短くなっている感もあります。

一度は生で見てみたい大崩落。
2016年、2018年と来ていますので、
単純に考えると次は今年2020年か?とも思えますが、
こればかりは自然現象ですので、いつ起こるかは誰にもわかりません。

大崩落は運次第だとしても、小さな氷の塊(といっても大きい)が落ちる
小さな崩落は、毎日起こっています。
これを見るのも意外と難しく、ふと目をそらした瞬間に落ちたりするのですが、
現地にお越しの際は、ぜひ目を凝らして、よく観察してみてください。
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categoryGeneral  time07:16

2020-01-22

スターフルーツ

スターフルーツの季節です。
スーパーの店頭にたくさん出ていたので買ってみました。
値段は1㎏あたり8,900グアラニー(約160円)でした。
ちなみに、ここパラグアイではcarambolaといいます。

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しばらく冷蔵庫で寝かせてから、食べてみました。
そのままだと縁の尖った部分(星形の先端にあたる部分)が苦いため、
まず、その部分を切り落とし、それから輪切りにスライスします。



すると、このように星形になります。

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微妙な硬さと酸味がバランスよく、おいしくいただきました!

日本ではスターフルーツは沖縄で作っているようです。
日本では、いくらくらいするんだろうと思って、通販サイトで調べてみると。。。

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安くて1Kgで2,500円~とか、一桁違います!!
もう一度言いますが、パラグアイでは1㎏160円です。

あらためて、南国の味覚が豊富なのは、南米ならではと実感です。
もし夏にパラグアイへいらしたら、ぜひスターフルーツもお楽しみください。

ところで、Wikipedia スターフルーツを見ると、
「東南アジア地区などで、塩をかけて食べることがある」とか。
スイカに塩、みたいなものなのでしょうか?
「スイカに塩」派の私としては、ぜひ次回、チャレンジしたいと思います。
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categoryGeneral  time02:22

2020-01-21

ピジャロのディアブラーダ2

引き続き、ピジャロのディアブラーダを、画像でご紹介します。

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ディアブラーダとガリシャ。
ガリシャとは白い衣装で女装した男達で、ディアブラーダに同行します。

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踊るガリシャ達。

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金の角が立派なディアブラーダ。

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女性のディアブラーダ。

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ディアブラーダ達は手に鞭のようなものを持っています。

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赤い角のディアブラーダ。

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とぼけた顔のガリシャ達。表情が読めないだけに、逆に怖いかも。

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ポーズを決めてくれた女性のディアブラーダ。

ディアブラーダを見る場所ですが、サンファン市場の前には桟敷席が設置され、
このあたりがグループのパフォーマンスにも力が入って、人気の見物スポットのようです。

ピジャロは首都キトからは片道4時間前後、日帰りもできない距離ではありません。
宿泊する場合、この町はホテルが少ないですが、10㎞離れたアンバトにはたくさんあります。
少し足を延ばし、温泉地バーニョスとの組み合わせもおすすめです。

人気のお祭りとはいえ、まだまだそこまで観光化も進んでおらず、
田舎の祭りの雰囲気が残っていました。

エクアドルの新年は、こうしてにぎやかに幕を開けます。
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categoryGeneral  time11:39

2020-01-18

ハーブ

実はここ1週間ほど、軽い夏風邪をひいています。
昼間は暑いのでエアコンを使っているのですが、
夜は結構涼しく、その温度差が原因かもしれません。
それほどひどくはないのですが、のどと鼻に来る風邪で、
のどがイガイガして咳が出るのが困ります。

そういえば、のどによいお茶があったのを思い出して、試してみました。
ブロンキオ・テというお茶で、
パラグアイのお茶メーカー「テ・グアラニ」の製品です。
こちらではスーパーで普通に買えます。
ちなみにブロンキオはスペイン語で気管支、テはお茶です。
直訳すると「気管支茶」という感じでしょうか。

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パッケージの説明には、伝統的に気管支によいとされるハーブを
ミックスしたとあり、咳、風邪、痰などによいと書かれています。

ティーバックではなく、細かい茶葉が大袋に入っています。
付属の説明書によると、まずブロンキオ・テ大さじ半分を
よく沸かした熱湯500ccに入れ、10分待ちます。
この間、お茶の湯気を吸いこむとなお、効果があるとのこと。
その後、お茶を濾して、ハチミツを加えて飲みます。
これを大人は1日4~5回くらい行うとよいとのこと。

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さっそくやってみました。
お茶の湯気を吸い込むと、独特の香りが鼻にすうっと通り、気持ち良いです。
しばらく置いてから、濾してハチミツを入れて飲みます。
ハチミツなしでも飲めなくもないですが、かなり苦いので、
マイルドにするためのハチミツなのでしょう。
体も中から温まり、ぽかぽかした感じになります。

これを今朝から何度か繰り返しているのですが、
心なしか、喉と鼻が楽になったような気がします。

パラグアイはハーブが盛んで、
市場や道端で、よくハーブを売っています。
いろいろな種類があり、何に効くハーブが欲しいというと、
それに適したものを出してくれます。
また医師の処方箋でも、薬に加えて、
「〇〇のお茶を毎日飲むように」などと指示されることもあります。
それだけ、ハーブが暮らしに根付いているということなのでしょう。

ハーブと休養で、夏風邪を退治したいと思います。
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categoryGeneral  time06:54

2020-01-17

ピジャロのディアブラーダ

エクアドルのピジャロ(Pillaro)で毎年1月1日~6日に開かれるディアブラーダは、
伝統的な悪魔のマスクのお祭りです。
頭から角が生えたような独特のマスクをつけたグループが、
音楽に合わせ、町を練り歩きます。

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ディアブラーダの起源はスペイン植民地時代にさかのぼり、
スペイン文化と、南米の文化が融合して生まれました。
古い言い伝えによれば、植民地時代、キリスト教宣教師の教えを拒否した先住民の人々が、
悪魔になったともといわれています。

悪魔のマスクは手作りで、動物の角や歯が使われています。
衣装は鮮やかな赤や黒が基調です。
悪魔と一緒に、ガリシャと呼ばれる、マスクを身に着けて白い衣装で女装した男達と、楽団も同行します。

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ディアブラーダの各グループは各地区のコミュニティーの人々で構成され、
祭りの間、10以上のグループが踊りを披露します。

ピジャロは、中部の都市アンバトから約10㎞のところにあり、
祭りの日には、多くの観光客が押し寄せます。
2009年には、エクアドルの無形文化遺産に宣言され、
年々人気が高まり、ここ10年ほどで有名になったそうです。

1月1日の昼前に到着したのですが、
ディアブラーダが通る道沿いは、もう見物人で埋め尽くされていました。
ディアブラーダがやってくると、見物人は悪魔と一緒にセルフィーしたり、
グループに飛び込み、悪魔と一緒に踊る人もいたりして、大騒ぎです。

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後半に続きます。



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categoryGeneral  time07:12

2020-01-16

お金が文字通りに紙切れになった話

ネットで海外ニュースを見ていたら、たまたまこんな記事を見つけました。
infobae:El Banco Central retirará de circulación los billetes de 5 pesos
(アルゼンチン中央銀行、5ペソ札の流通を終了へ)

アルゼンチンの5ペソ札は、1月末をもって利用が終了し、価値がなくなるという記事です。
5ペソ札を支払いに使えるのは今月(2020年1月)の末までで、
2月1日以降は使えなくなり、新しい同額の硬貨に取って代わられます。
これは前から予定されていたことで、
その期日が目前に迫ったということのようです。

大きな理由はペソの価値の低下です。
5ペソ札は1998年に発行されましたが、
その当時、ペソの価値は今より高く、
5ペソ札はそれなりに価値がありました。
私が初めてアルゼンチンに行った2003年には、1ドル=3ペソ前後でした。
ところがその後はどんどん下がり、最近では1ドル=約60ペソです。

5ペソ札は約9円にしかならず、実質的には小銭なのに
財布のスペースばかり取って、使いにくい状態になっていました。
この実態にあわせ、より使いやすい高額紙幣が発行され、
小額紙幣は廃止されて硬貨へ置き換えられることになったのです。

急いで引き出しを探ってみたら、
数年前にアルゼンチンへ行ったときの使い残しの5ペソ札が2枚と、
他にも紙幣が何枚か出てきました。

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アルゼンチンの5、2、10ペソ札

ここアスンシオンから一番近いアルゼンチンの町までは陸路で1時間強。
一瞬、週末にペソを使いに行こうか、とも思いましたが、
手持ちのペソだとコーヒー一杯飲めるかどうかで、
交通費の方が高くつきそうです。

記事の最後の方に、私にとっては、さらに驚きの情報がありました。
5ペソ札と同じ理由で、2ペソ札は既に2018年に利用終了になっているとのこと。
2ペソ札も持っているのですが、知らない間に紙切れになっていたなんて。
大した金額ではないとはいえ、ちょっとショックです。

行き場のない2ペソ札と5ペソ札、このまま手元に取っておいたら、
将来、何倍もの価値が出る、ということはないかなぁ。。。

そういえば、10年ほど前にベネズエラ旅行をしたときの
使い残しの紙幣も持っていたのですが、
これも完全に紙切れになってしまいました。
最後にカラカスの空港で使い切ろうと思っていたら、
深夜で店がことごとく閉まっていて、結局使い切れなかったのです。

こういう国のお金は、使えるときに使っておかないと、と反省です。
お金も残せばよいというものではなく、正しい使いどきがあるということですね。
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categoryGeneral  time06:03

2020-01-15

パイロン・デル・ディアブロの滝

エクアドルのバーニョス周辺で見逃せない、もう一つの滝が
パイロン・デル・ディアブロの滝です。
先に紹介したマント・デ・ラ・ノビアの滝からは5kmほどの距離です。
バーニョスからバスでも行けます。

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この滝は車道からやや離れており、駐車場から、
徒歩で森の中の遊歩道をどんどん下っていきます。
こんなに下って、帰りが大変だなと思う頃、
レストハウスがあり、そこでチケットを買って入場します。
滝で濡れた服を乾かしている先客がいて、ちょっと不安になります。

パイロン・デル・ディアブロは切り立った崖の間にあり、
その地形上、道は崖に沿って付けられていて、
滝を見るには、接近して水しぶきの洗礼を受けないといけません。

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まず展望台があり、そこへは水しぶきが注ぐ、急な階段を下りていきます。
展望台から間近に見上げる滝は迫力です。
さらに近くで見るためには、大人は屈まないと通れない、
低くて狭いトンネルを抜けていきます。

このトンネルを抜けると展望テラスがあり、
もう1回トンネルを抜けると、滝の裏まではもうすぐです。
短い階段を上ると滝裏へ行けます。
滝裏は激しいシャワーが注ぎます。



決して、イグアスのように大きな滝ではないのですが、
すぐ間近に見るので迫力は満点です。
水しぶきを浴びながら階段を上り下りしたり、
狭いトンネルをくぐったりと、冒険系が好きな方にはお勧めです。

必ず濡れるので、雨具や乾きやすい服など、
濡れてもよい服装がお勧めです。
足元も、できれば防水のトレッキングシューズがベストです。
なるべく軽装で、濡れると困るカメラや機器類は持たないほうが無難です。

この滝は私有地にあり、滝を境に所有者が分かれているそうです。
中で自由に行き来できない作りになっていて、
滝を両方から見たい場合には、
それぞれで入場券を買って入場する必要があります。
私は片側しか見ていないのですが、反対側には高い吊り橋などがあり、
また違った景色が楽しめるようです。

他にも、バーニョス近郊にはトレッキングやサイクリングルートもあり、
1日のアクティビティの後にはもちろん、温泉も楽しめます。
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categoryGeneral  time06:52

2020-01-11

マント・デ・ラ・ノビアの滝

エクアドルのバーニョスの楽しみは温泉だけではありません。
町から少し足を延ばすと、さまざまなアクティビティが楽しめます。

バーニョスの町からアマゾン方面への国道を約12km進んだところに、
マント・デ・ラ・ノビアの滝があります。
滝の名前は、スペイン語でウエディングベールの意味で、
そう言われれば、その名の通り、白い落水があたかもベールのような優雅な姿を見せています。
訪れたときは落ちる水は1本だけでしたが、
水量によっては2本の滝が現れることもあるようです。

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国道から滝へは徒歩15分くらい。
滝の近くまでは吊り橋を通って徒歩で行けますが、
「タラビータ」と呼ばれる、ゴンドラのような乗り物もあります。

タラビータ
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J. Miers - User: (WT-shared) Jtesla16 de wts wikiviajes

タラビータは、渓谷の上空高くに張られたロープを、
モーターの動力で進むゴンドラが行き来します。
ゴンドラには壁も椅子も何もなく、むき出しのかごに立ち乗りです。



乗ってみると、動き出すと同時に全身に風速を感じ、かなりのスピードと高度で、迫力満点!
思わず足がすくんで、手すりを持つ手に力が入ります。
滝の上でひと時止まって、写真タイムのサービスつきです。
ここで落とし物をしたら一巻の終わり。
風で帽子など飛ばされないよう、お気をつけて。

タラビータで往復することもできますし、
行きだけタラビータ、帰りは滝経由で歩いて戻ってくることもできます。
タラビータに乗るかどうかに関わらず、
滝への道は土道で、雨が降ると足元が悪くなるので、
しっかりしたトレッキング用の靴がお勧めです。


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categoryGeneral  time12:00

2020-01-10

エクアドルの温泉郷 バーニョス・デ・アグア・サンタ

エクアドルのバーニョス・デ・アグア・サンタ(通称バーニョス)は、
国内ではよく知られた温泉地です。
首都キトからは車で約3時間ほど、
車窓にトゥングラワ火山が見えてくると、バーニョスは近いです。

町はパスタサ川に沿ってあり、周りは山に囲まれています。
町を歩くと、公衆浴場から湯気が上がっているのが目に入りました。
公衆浴場テルマス・デ・ラ・ビルヘンは町の中心から近く、
夜でも大勢で賑わっています。
お湯は硫黄分を含んだ褐色。
あたりには硫黄のにおいが立ち込め、いかにも温泉らしい雰囲気です。
温泉の横には長い滝があり、入浴しながら眺められます。

翌日、町から車で約10分のところにある浴場、エル・サラドを訪れました。
すぐ横を川が流れ、訪れたのは昼間ですが、
先のテルマス・デ・ラ・ビルヘンよりはこじんまりとしていて、空いていました。

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エル・サラド

ここは温度が違うプールがいくつかあり、好みに応じて選べます。
一番熱いプールはかなり熱く、時々上がって休憩しないと、
すぐのぼせてしまうほど。
一方、ぬるめのプールは適温で、何時間でも入っていられるくらいです。
もっとぬるいプールもありますが、そちらはちょっと寒いくらい。
ここもお湯は硫黄系の褐色で、効能書きはないので良くわかりませんが、
なんだか体によさそうです。

基本的に露天(オープンエア)ですが、一番熱いプールだけ屋根がついています。
施設は全体的に清潔で、気持ちの良い温泉です。
水着と帽子着用で、男女混浴です。

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入浴しながら人々を観察して感じたのは、
みんなとても楽しそうに、長時間、入浴するということです。
日本では、温泉ではゆっくり静かに体を温め、体を清めるというイメージだと思いますが、
ここエクアドルでは、みんなでわいわいおしゃべりしたり、
楽しいレジャーという雰囲気です。
男女が分かれておらず、家族やカップルが一緒ですから、
もしかするとプールに遊びに来ている感覚に近いのかもしれません。

町には公衆浴場以外にもスパがいくつかあり、
スパ付きのホテルや、マッサージ屋さんも多いです。
泊まったホテルにはスチームバスとマッサージもあり、これもまた幸せでした。
旅の疲れを癒せるバーニョス、またいつか帰りたい町です。
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categoryGeneral  time07:02

2020-01-09

エクアドルのロカ・ビウダ(気狂い未亡人)

エクアドルの年越しの風物詩でもうひとつ、外せないのが「ロカ・ビウダ」です。
直訳すると「気が狂った未亡人」という意味で、単に「ビウダ」とも言います。

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年末、道の真ん中に陣取り、踊りやパフォーマンスをして、
通りがかった車のドライバーから小銭をせびる集団がいたら、それがビウダです。
未亡人といいますが、実際には男性で、
お面をつけたり女装をして女性を演じます。
夫と死別して気が狂ったかわいそうな女性という設定なのですが、
なかにはやたらセクシー?なパフォーマンスを見せる人もいます。
動物のかぶり物などの仮装のこともあります。

別に危険ではないのですが、結構真剣で、ちょっと怖かったりもします。
酒を用意していて、ドライバーに飲ませたりすることもあります。



なかには、道路にロープや棒を渡して料金所もどきを作って、
「集金」しているところもあったりします。
都会ではそれほどでもないですが、田舎の道路などでは各集落ごとにビウダがあり、
しょっちゅう車を止められるので、この時期の移動は時間がかかります。

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運転手に酒を飲ませるビウダ

正直、急いでいるときには、いらつくのですが、
車の運転手も楽しんでいるようで、
伝統行事ということで、別に警察のおとがめもないようです。

彼らが集めたお金は何に使われるのか、
地元のコミュニティーのために使われたりするのかと、
何人かのエクアドル人に聞いてみたことがありますが、
答えは一様に、「うーん、彼らの酒代になるんじゃない」とのことでした。

私がはじめてロカ・ビウダに遭遇したのは、自転車ツアーに参加していたときで、
ツアー仲間と離れて一人、下り坂を自転車で快走していたら、
前方の道に障害物が置かれているのが目に入り、
マシンガンのようなもの(たぶんおもちゃ)を肩から下げて女装した青年に
止められました。
そのときはまだ、この習慣をよく知らなかったので、
「なに、武装ゲリラ?」と焦りましたが、それほどの緊迫感はなく、
小銭を渡して「解放」してもらいました。
その後も、あちこちで同じように止められ、
いやおうなく、この習慣を知ることになりました。

ちょっと怖いかもしれませんが、悪い人たちではないので、
もしエクアドルで年越しすることがあれば、「ロカ・ビウダ」も必見です。
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categoryGeneral  time06:47

2020-01-08

エクアドルの年越し

年末年始はエクアドルで迎えました。
エクアドルの年末年始には、面白い習慣がいくつかあり、その一つが「モニゴテ」です。

モニゴテとは、大晦日に燃やすための人型の人形です。
年を越すにあたり、自分で作るなり、店で買うなりして、この人形を事前に用意しておきます。

大晦日、このモニゴテを外へ運び、まずはじめに、みんなで殴ったり踏んづけたりします。
そして、その後に火をつけます。
そのとき、旧年中の忘れてしまいたいことをしたためた紙も、一緒に燃やします。
最後に、燃え上がるモニゴテの上を、助走をつけて勢いよく飛んだりします。
旧年の悪いこととお別れし、幸せな新年を迎えるという意味があるようです。


Año Viejo
Esteban Mendieta Jara 



そして年越しには花火を上げて祝い、
飲んで踊り明かすというのが新年のお決まりです。

モニゴテは、昔は各家庭で古布などで作っていたそうですが、
今では、年末に露店などで売りに出されています。
人気があるのはキャラクターものや、その年の「時の人」で、
政治家はいつも人気があるそうです。
今年の「一番人気」はレニン・モレノ大統領だと
ニュースで報じられていました。

年末にモニゴテを売る露店(キト市内)

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燃やす前のモニゴテは家に飾ったり、車につけたりもします。
車につけるための小さなモニゴテもあり、
日本でも、正月飾りをつけた車を見ることがありますが、あんな感じです。

首都キトでは例年大晦日に、モニゴテのコンテストがあり、
自慢のモニゴテが大通りに展示されます。
残念ながらこの日に体調を崩してしまい、見物が叶わなかったのですが、
もし大晦日にキトにいることがあれば、一見の価値がありそうです。

ちなみにこの習慣はエクアドルだけではなく、
呼び方は違うものの、中南米のいくつかの国であるようです。

日本の厳かな年越しとは全然違いますが、
古い年を忘れ、新しい年の幸せを願う気持ちは、
世界どこでも同じだと感じます。
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categoryGeneral  time05:55

2020-01-07

東方の三賢人の日

新年あけましておめでとうございます。
2020年もよろしくお願いします。

今日1月6日は「東方の三賢人の日」です。
日本ではなじみのない記念日ですが、
新約聖書に登場する、イエスキリストの誕生時に訪ねてきて
生まれたばかりのキリストに贈り物をしたとされる
3人の人物(東方の三賢人)に由来します。
スペイン語ではLos Reyes Magos(ロス・レジェス・マゴス)といいます。

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東方の三賢人のイメージ
Cabalgata Reyes Magos 10
Malojavio El Saucejo 

そこから、この日には子供にプレゼントをあげる習慣ができ、
今では、子供向けプレゼント商戦が展開されています。
ここパラグアイでは、プレゼントとして自転車に人気があり、
昨日、たまたま通りがかった量販店では、
子供用の自転車を買い求める親子連れで賑わっていました。

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お子さんのいる家庭では、12月のクリスマスが終わったと思ったら、
1月のロス・レジェス・マゴスに向けて用意をするため、大変なようです。
そういう意味では、クリスマスのすぐ後にお年玉がある日本も、似たようなものですが。

子供にとって、クリスマスや年末年始は、年に一度の楽しい季節ですが、
大人にとっては、楽しくも、いろいろと大変な時期というのは、
日本でも南米でも同じなようです。
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categoryGeneral  time08:20