2012-07-27

Vn23 ベトナム フエの世界文化遺産 トゥ・ドゥック帝廟

みなさん!こんばんは!今日は7月27日金曜日です。

今回もベトナムの古都フエの世界文化遺産、歴代の皇帝のお墓、帝廟をブログでご紹介します。

null世界文化遺産「カイ・ディン帝廟」の後に「トゥ・ドゥック帝廟」の視察に行きました。トゥ・ドゥック帝は、グエン朝第4代の皇帝で、魚釣りと、酒と、詩歌を愛した変わった皇帝と言われております。

トゥ・ドゥック帝廟正門

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nullさて、トゥ・ドゥック帝廟はカイ・ディン帝廟と並ぶ歴代皇帝のお墓ですが、これもフエ市の郊外にあります。車から降り、みすぼらしい朽ちかけた門をくぐると、中は広い庭園でした。


帝廟階段




null帝廟の「正門」をくぐり、中の小道をしばらく進むとそこにも急こう配の階段がありました。世界文化遺産めぐりも結構疲れるものです。
ベトナム風の屋根付きの門をくぐり、さらに階段を上がった場所は正殿前広場になっており、やはり何れも同じ歴史の上の建物なのだなあという感じです。

帝廟正殿



nullこの帝廟の歴史は古く、世界文化遺産に指定されたのは、建物の組み合わせと広い庭、大きな池の配置の珍しさだからでしょうか。静寂な雰囲気の中にも長い歴史と文化の重みを感じさせるものがあります。

帝廟鐘楼


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nullさて、鐘楼の奥、1番奥の方には、トゥドック帝の墓があります。以前は屋根があったようなのですが、何故か、修復されずに、むき出しで置かれていました。
この石棺の下には皇帝の遺体が安置されているらしいにですが、あまりものカイ・ディン帝廟との違いに呆れてしまいました。

墓石石棺



null最後に帝廟の反対側に下りて行くと、例のごとく兵士と馬と象の石像がたちならび帝廟を静かに見守っています。ただし、カイ・ディン帝廟と比較すると余りもの寂しい1列のみのラインアップではありました。

兵士と馬と象の石像





null皇帝が釣りをしたという、大きな池のほとりに別邸があり、そこの縁側と階段にそれぞれ腰掛けて、われわれは一休みしました。ガイドのヴァンさんから、トゥドック帝の釣り好きの話と、早くから隠居されて、釣りと酒と詩歌に親しみ天寿を全うされたという話を聞きました。

ガイドのヴァンさん

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nullそうそう、私がフエで宿泊した「パークビュー・ホテル」のご紹介忘れていましたね。右の写真が宿泊したかなり広いデラックスツインルームです。小綺麗で、お湯の量も申し分なく、朝食も美味しくて気に入りました。

パークビューホテル・デラックスツイン

それでは、次回V24は「ヴィクトリア・ホイアン・ビーチリゾート&スパ」の視察です。ダナンとホイアンの中間にある地中海風の洒落たビーチリゾートです。今までのベトナムのホテル紹介とはかなりイメージが違います。お楽しみに~!・・・(続)

2012-07-21

Fm13 サンジェルマン・デ・プレ ☆ シーフードレストラン

その日の昼時に、我々夫婦はノートルダム寺院から散策を兼ねて、サンジェルマン・デ・プレ教会に向かって歩き始めました。

null今回のフルムーン個人旅行の3大目的は、ルーブルを始めパリ市内の「美術館めぐり」。ノートルダム大聖堂を始めパリの名所、旧跡、いわゆる「観光地をじっくり見なおす」。そして「フランス料理をゆっくり味わう」という事です。


山もりのシーフードは美しい!?



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null昼から、我々夫婦はガイドブックを見ながらサンジェルマン・デ・プレ界隈を散策し、4☆ホテル「ルテシア」のセーブル通り沿いにある「ブラッセリー・ルテシア」を見つけました。

午後1時過ぎに着いたときは満席のようでしたが、食事が終わり出て行くカップルがいたので、入れ替わりに入口から中に入りました。

レストラン外観



null入口の空席待ちの椅子で少し待たされましたが、約10分待ってから、道路の窓際の良い席に案内されました。通り過ぎて行く人々の表情も見え、待たされた甲斐はありました。 


レストラン内



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null売上に協力するために、キンキンに冷えた?白ワインのグラスも二つ頼みましたが、思ったよりもかなり安かった、記憶があります。

しばらく待っていると、ギャルソンが2人用のシーフードプラターをどっかりと、テーブルの上に置いて、「さあどうぞ召し上がれ」・・・と手を添えて笑顔で挨拶しました。
プラター全体像



nullプラターの氷の山の上には、手長エビ・大きなカニ・生カキ、それにムール貝、つぶ貝、巻き貝など3種の貝の盛合せが、あふれ落ちんばかりに乗っており、豪華絢爛という感じです。


エビ、カニ、カキのオンパレード!




つれあいは、腕まくりをして両手で魚介類をさばき、食べながら、「やっぱ来てよかったね~」と笑っています。幸せそうな、満ち足りているような笑顔でした。

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nullその日は、私も何となく気分が良かったので、パリの街とフランス人、日仏の友好と平和に感謝。そして、フルームーンが無事に過ごせるように、もう一杯、ワインのお代りをして、2回目の乾杯をしました。

ね!チョッピリ、顔が赤いでしょ!?
至福のひと時




我々夫婦はパリの街角のレストランで、フランスの食習慣に従い、パリのグルメの粋を集めた魚介類の美味しさを味わいながら、これからの人生を語り合ったのでした。(続)

2012-07-20

Vn22 ベトナム フエの世界文化遺産 カイ・ディン帝廟

みなさん!こんばんは!今日は7月20日金曜日です。

今回からはベトナムの古都フエの世界文化遺産、歴代の皇帝のお墓、帝廟をブログでご紹介します。

null今日は世界文化遺産の視察に行くので、朝早くから張り切っていました。予定の時刻に、ガイド、ドライバーと共に、フォー川をさかのぼって、3~40分も走り続け、最初に「カイ・ディン帝廟」に向かいました。

カイ・ディン帝廟正門

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nullさて、カイ・ディン帝廟はフエの王宮と並ぶ世界文化遺産のシンボルとの事ですが、フエ市の郊外、チャウ山の中腹にあります。


帝廟階段





nullこの帝廟は、グエン朝第12代の皇帝のお墓です。正面の階段を上った上には、足掛け11年もの歳月をかけた拝殿があります。車から降り、見上げると美しい飾りのある門構えが神秘的な雰囲気を漂わせています。


帝廟鐘楼




null帝廟の「正門」に立ち、我々は急こう配の階段を、一歩ずつ踏みしめながら、ゆっくりと登りました。世界文化遺産めぐりもこの年令になると結構きついものがあります。


帝廟正殿




nullベトナム風の鐘楼のさらに階段を上がった場所には、フランス風の建物があります。不思議な取り合わせで、過去のフランスの植民地という歴史を感じました。

兵士の石像

この廟の歴史は浅いのに、世界遺産に指定されたのは、こういう建物の組み合わせの珍しさだからでしょうか。静かに立ち並んでいる石像の兵士達も遠い過去の静寂を感じさせています。

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nullさて、啓成殿の中に入りますと、内部の壁は、全面モザイクで装飾されています。中国や日本の陶器を割ったものがあり、その中には日本の戦前のビール会社「大日本酒造」のビールビンのかけらまでありました。
カイ・ディン帝は一風変わった皇帝で、フランスが大好きな一方、女嫌いで、生涯結婚しなかったそうです。

啓成殿内部



null彼の体は金箔で包まれており、中身は青銅の等身大のカイ・ディン帝座像です。これはフランスから贈られたものだそうです。

この像の下には皇帝の遺体が安置されています。この部屋は絢爛豪華で、壁中また天井までも磁器とガラスで飾られていました。

カイ・ディン帝坐像
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null外に出て、階段を見るとその手すりには龍が刻まれ、階段の上の広場には馬やゾウ、役人の石像が立ち並び、帝廟を静かに見守っていました。

石像群

それでは、次回V23は「トゥ・ドゥック帝廟」の視察です。釣りが趣味の皇帝だったそうで、何故か親近感がわきますね。かなり広い庭園と大きな池があり、皇帝の離宮だった所です。次回も世界文化遺産です。お楽しみに~! ・・・(続)

2012-07-13

Vn21 ベトナム フエのインペリアルホテル

みなさん!こんばんは!今日は7月13日の金曜日です。

今日はベトナムフエ市で最も日本人が多く好んで宿泊するという「フエ・インペリアル・ホテル」を、ブログでご紹介いたします。

nullベトナムのフエで1番有名なホテルといえば、ホテル・サイゴン・モーリンと聞いておりましたが、日本人客が1番多く宿泊するのは、このインペリアル・ホテル・フエです。

インペリアル・ホテル・フエ正面玄関


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nullさて、インペリアル・ホテル・フエは、フエ・サイゴン・モーリンホテルの隣に位置し、フエの新市街の中心に、他の建物を見下ろすように立っています。




ホテルロビー






null正面玄関で写真を撮り終わり、車寄せからホテルに入り、ロビー回りを見て歩いていると、ベトナム人の販売副部長のフォン・イェンさんがフロント裏から出てきて、笑顔で挨拶して頂きました。


ツインルーム




nullかなり日本人慣れしている感じで、要件を言うと、エレベーターで高層階の客室に上がり、手早くルームインスペクションに付き合って頂けました。朝早いホテルは、まだ人の気配がありません。


シティービュー




nullこれから、幾つかの帝廟を見て回るので、時間があまり無く、客室はデラックス・ツインとダブルルームだけを見せて頂き、ホテルの利用客は「ビジネス客とリゾート客」半々であることを確認しました。

特にバスルームはシャワーがバスタブと別にセットされており、ガラス張りになっていました。


シャワールーム




nullホテルの廊下や客室を見て歩くと、廊下や部屋の設備がシンプルで、アメリカナイズされた清潔な雰囲気があります。



ダブルルーム




null部屋の窓からはフエの街とフォーン川が一望できます。ちょっと自慢げに「Very nice viewing isn't it?」フォン・イェンさんが窓から見える川を指をさしました。

リバービュー


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null最後に1階に下りて行き、メインレストランを見せて頂きました。このホテルでは典型的なアメリカンスタイルで、モーニングブッフェを楽しめることを確認しました。

レストラン


それでは、次回V22は、「カイ・ディン帝廟」をご紹介いたします。いよいよフエの世界文化遺産の核心に迫ります。お楽しみに!・・・(続)

2012-07-06

Vn20 ベトナム フエの宮廷レストラン「安定園」

みなさん!こんばんは!今日は7月06日の金曜日です。

今回はベトナムのフエ、宮廷レストランの料理内容をブログでご紹介いたします。

nullフエ市内の観光地を幾つか視察したのち、夕飯を食べに、フエ宮廷レストラン「安定園」アン・ディン・ヴェンに向かいました。
もちろん、フエには数軒の宮廷レストランがありますが、この「安定園」はフエ市内では控えめな隠れた宮廷料理レストランです。部屋の正面には豪華な皇帝と皇后の席がありました。

フエ・宮廷レストラン「安定園」皇帝席

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null右の前菜は、人参を鳥の鳳凰に見立てたもので、羽根の部分が錦糸卵でかたどられたハムです。左は揚げ春巻き2本を囲む様に、人参ときゅうりで装飾されています。


錦糸卵の装飾ハムと揚げ春巻き




null左は米粉と卵のオムレツの子皿蒸しで、エビのすり身などが入っていて、クルッとくるんでいただきます。右は魚の揚げもので、ライスペーパーにくるまれており、中の棒を抜いて食べます。野菜スープもコクがあり、上品な味です。


オムレツと魚揚げ、野菜スープ



nullこの後に、魚料理、牛肉料理、豆腐料理、焼き海老まで、順番に出てきましたが、ゆっくりと少しずつ食べました。



装飾 焼きエビ




null野菜炒め、チャーハンから最後のデザートまで10品ほどでてきました。これより遥かに内容も、量も豪華なコースもあるそうですが、私一人ではとても食べきれません。


野菜炒めとチャーハン




null最後のデザートは寂しげでしたが、このくらいで良かったかもしれませんネ。



寂しいデザート


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null帰り際、出入口でガイドさんを待っていたのですが、なかなか現れてくれませんでした。やはり、一人きりでの食事は寂しいものです。

ふと、横を見ると出入口の横には、先祖に捧げる、仏教で使われるお供えの料理が豪華に飾られて置かれていました。

お供え物



null宮廷料理レストランの「安定園」は、皇帝の子孫が経営する料亭ではありませんが、それなりに豪華でした。
帰り際に振りかえると、入口の門構えからは、中国系の豪華な雰囲気を感じさせる造りになっていました。

「安定園」門構え

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さて、次回V21は、フエ・インペリアルホテルのインスペクションです。素晴らしいホテルですよ~、乞うご期待!・・・(続)