2009-06-27

Hm41 初夏の北海道!道東の味処 ◇ 十勝花畑牧場・ホエー豚亭

ここ1、2年、帯広で1番有名になったものといえば、十勝花畑牧場。いまや全国区に躍り出た感のある花畑キャラメル発祥の地。創業者の真似っ子アイデア・タレントの田中何某はただ者ではない。

キャラメルに留まらず、チーズづくり、ヨーグルト、ソフトクリーム、果ては、キャラメルづくりに失敗したホエーを豚に食べさて、その豚を人に食べさせるという・・・。

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ホエー豚亭入り口

花畑キャラメルをわざわざ本州から十勝平野の片田舎の中札内まで買いに来させて、ついでにキャラメルの残飯で育てた豚を食べさせてしまうと言う、したたかさには恐れ入る。

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豚亭立て看板

また、別の話で牛乳から出来るものといえばチーズ。カチョカバロという名のチーズが、これまた花畑牧場でバカ売れに売れている。1日の販売数が、限定100個。朝の10時から観光バス2台余りで、アッと言う間に売り切れてしまう。

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しゃれた案内板

毎日が、カチョカバロの争奪戦が観光客の間で繰り広げられている。札幌の街から日高の日勝峠越えで、わざわざ帯広の先の中札内まで買いに来る一般個人客も大勢いるという。

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牛舎風の豚亭

さて、今日はそんな商売上手な花畑牧場のホエー豚亭をご紹介しよう。豚亭は、豚丼などの肉系料理が美味い店。甘い焼き肉風のたれの匂いが漂ってくる。

若い人や旅行者向けの店構え。回りは花畑に囲まれ、誰でも入りやすそうな店である。

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豚亭厨房

その中は、厨房スペースと客席があり、若干古びて見えるが、昔からの牛小屋を改築したものらしい。私も遠目に気になり、中に入って見ると、案の定、牛舎を改造したもので、その所為で窓枠が小さく中は薄暗い。

当然、昔の道東の生活をイメージさせる狙いがあると思われるが、現代風の若者や旅行者の好みに合っているかといえば、それは見当違いと思える。

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豚亭客席

何せ薄暗いのである。やはり、レストランは明るい方が良いし、清潔感が1番大切である。もちろん、ホエー豚丼はほのかに甘く限りなく美味い事は、数多くのお客様が証言しているので間違いないだろう。

午前10時半。外は明るく日差しは強いのに、美味しい食事を食べさせる雰囲気ではない。初夏の暑い1日の始まりに、まだ昼食にはかなり時間のある、何故か気になる午前中の花畑牧場である。(続)

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2009-06-27

Hm40 初夏の北海道!道東の味処 ◇ 帯広・北の屋台

10年ひと昔前迄は、帯広で有名なものといえば、十勝管内池田町の町営町民還元の十勝ワインのロゼ!

若かりし頃は、そのロゼ・ワインを飲みにわざわざ千歳の街から日高の狩勝峠越えで、帯広の先の池田町まで飲みに行った覚えがある。

さて、今日は久々に帯広の夜の街を散策してみた。帯広は、ここのところ豚丼が全国的に有名になっている。

昔から有名な食べ物といえば、池田町ワイン城のビーフシチュー。おっと、六花亭のマルセイ・バターサンドもあるよね・・・。

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北の屋台入り口

明朝から道東観光のお客様をとかち帯広空港から1泊2日の日程で、道東観光地巡りをした後、新千歳空港まで観光ツァーのご案内をする予定である。

午前9時25分に空港に出迎えなければならないので、当然、添乗員の私は、帯広市内のホテルに前泊となる。

そんなわけで、今晩は帯広の夜の街に繰り出した次第。ぶらぶら街の中心地を歩き、夜の繁華街を散策しているうちに「北の屋台」を見つけた。

博多の中洲をイメージした・・・北の屋台は、2001年から始まり7年程たち、徐々にその存在を内外に認めてもらうまでになったとのこと。

ビジネス出張中のサラリーマンや、個人の観光客などが、仕事や観光を楽しんだあと、帯広の夜と味を堪能してもらおうという仕組みである。

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○えん

豚丼や、ジンギスカン等の肉系料理が美味そうな店。甘い焼き肉風のたれの匂いが漂ってくる。若い人向けの店構え。

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創家

和風料理中心で、さつま焼酎、日本酒もおいている屋台。小ぎれいで、誰でも入りやすそうな清潔感がある店である。

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御多幸

おでん、やきとり等、酒の進みそうな、温かいあての美味そうな店である。

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綾乃

その隣には、綾乃という通好みの名前の小料理屋風屋台をみつけた。私も気になり中に入って見ると、案の定、お薦めは川魚料理である。

鮎の塩焼き。岩魚の刺身。山女の柳川風。もずくのサラダ。山うど酢の物。かに雑炊。

・・・肉どころ帯広の街にしては、あっさり目で、あっさり好みの私の嗜好に恐ろしい程合っている。

午後6時。まだまだ外は明るく、アルコールを飲み始める雰囲気ではないが、今年になって初めて摂氏30度を超えた北国の太陽がようやく西の空に沈んでいく。

初夏の暑い1日も終わりに近づき、人の流れも緩やかになりはじめた夕刻のひとときであった。(続)

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2009-06-22

Jb4 バリ島 “キンタマーニ高原” から “ゴアガジャ” へ

我々家族は朝一番で、ブサキ寺院群の神々に世界平和と家族の健康を祈願したあと、バリ島の避暑地、天空の近く、神々を感じられるキンタマーニ高原へと向かいました。

キンタマーニ高原は、霧の中にそびえるバトゥール山やアバン山が望める外輪山の高原地帯です。1500m以上の高原であるため、昼間でも爽やかで風が涼しく感じられる観光地です。

展望台の眼下には「バリ島の水がめ」といわれるバトゥール湖が広がり、道路を下りた湖畔には、トヤ・プンカ温泉やトルニャン村などがあり、風光明媚なところです。

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キンタマーニ高原

標高1717mのバトゥール山は、1917年と1926年に大噴火を起こし、噴火に伴う大地震により、実に1,000人以上の命を奪ったそうです。今もバトゥール山の山肌には黒々とした溶岩流の後が残っています。

キンタマーニ高原に行く際は、天気が変わりやすいので注意が必要です。大自然の息吹に触れ、その雄大さを感じるのも良いのですが、青空の下、日が差したかと思うと、時に雨となり、霧もでます。

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道路沿いの果物屋さん

我々家族は、キンタマーニ高原のローカルレストランで昼食を済ませ、ウブドへと向かいました。その途中、ウブドの北、20分程のところに、豊かな緑に彩られた自然や田園風景段々畑のライステラスが広がっている村を通りました。

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ライステラス

我々の車の前には、緑濃い棚田が果てしなく広がり、優しさと癒しの空間に包まれ、自然の中に引き込まれていくように感じます。

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ライステラス2

ウブドのライステラスはバリ島の有数の絶景スポットです。緑一色の景色の中でおいしい空気とおいしい料理を堪能するヘルシーランチやティータイムがお薦めです。

次ぎに我々家族は、バリ島中部のウブド近郊にあるヒンドゥー教の遺跡ゴアガジャに向かいました。ゴアガジャというのはインドネシア語でゾウの洞窟という意味です。

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ゴアガジャ洞窟入口

古い遺跡で11世紀初頭、ペジェン王朝時代に形成されたと言われています。このT字型の洞窟は、古くはヒンドゥー教及び仏教の僧侶たちが瞑想を行う僧院でした。

洞窟の入り口には、大きく口を広げ、両手で岩を押し開くかのような迫力ある魔物の顔を描いた彫刻が施されています。

その洞窟には、ゾウの頭と人間の体を持つヒンズー教の神ガネーシャ像とヒンズー教の3大神シヴァ、ウィスヌ、ブラマを表す3つのリンガ像が祀られています。

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ゴアガジャでの家族写真

岩をくり抜いて作られたこの洞窟は1923年にほぼ完全な形で発掘されました。
そこには、6人の女神ウィジャダリの彫刻が施された沐浴場もあります。

バリ島は、あらゆるところで、身近に神々を感じることができます。
我々家族は、女神達に見送られながら、夕暮れのウブド村へと向かいました。(続)

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2009-06-21

Hs12 夏の節気 《夏至》 「もいわ山麓・夏の花々」

みなさん!こんにちは!
今日は6月21日。暦の上でも、実感からも、札幌の街は夏になりました。・・・とはいうものの、もいわ山麓はかなり肌寒く、気温は摂氏18度です。

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もいわ山麓の夏景色

私はいつもの「ぶんぶん亭・小熊猫庵(レッサーパンダァン)」におります。
今日は久しぶりに添乗の仕事が休みなので、自宅の近隣に花のロケハンに行ってきました。徒歩30分ほどのもいわ山麓の散策でしたが・・・・。

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野生のハマギク

このブログ「北の街・サッポロ・季節の花暦」もようやく半年になり、折り返し点を過ぎたところです。

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札幌市中央図書館前のクローバー

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さて、今年の二十四節気での夏至(げし)は、6月21日。この日から小暑までの期間をさします。なお、地球規模では北半球に限り、日中の長さが1年で1番長い日です。

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ツツジ

但し、1年で日の出の時刻が最も早い日、日の入りの時刻が最も遅い日と、夏至の日とは必ずしも一致しません。

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クリームローズ

ちなみに、日本では、日の出が最も早い日は、夏至の1週間前頃であり、日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後頃です。

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イソトマ

札幌を含めた道央道南地域では、6月下旬頃は毎年えぞ梅雨の影響で、肌寒い日が続きます。真夏の太陽と爽やかな暑さが懐かしい今日この頃です。

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レッドローズ

そんなわけで、私の好きな札幌の街角にひっそりと咲く、夏の花をご紹介いたします。

《夏至》 路地裏の庭に咲く花々

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ルピナス&ショウブ

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キキョウ

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山鼻中学校の花壇

それでは、次回、7月07日の《小暑》でお会いしましょう!・・・・(続)

2009-06-20

Bu16 「久しぶりの東京・・・挨拶まわり」

みなさんこんばんは!
ご無沙汰しておりました!毎度おなじみの「ぶんぶん亭」です。

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旭山動物園のレッサーパンダ

ここのところ、しばらく病気で入院していましたが、手術した結果良くなり退院し、自宅療養後、ようやく職場に復帰しました。

その途端、2泊3日の団体ツァー添乗に連続で出っぱなしで、その都度、毎回のように旭山動物園に立ち寄ってきました。

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旭山動物園のバンビの親子

私の仕事は、団体旅行の添乗員と個人旅行のトラベルパートナー・・・と以前、自己紹介しましたね。まあ、好きな仕事で、天職だろうと思っておりますが・・・

◇◆☆★□■○●◇◆☆★□■○●◇◆☆★□■○●◇◆☆★□■○●◇◆☆★

さて、私の趣味の一つに、自然に親しみ、花の写真を撮り、ブログに載せることがあります。

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あじさいの花

今回のテーマ、東京への一泊旅行の目的は、親兄弟への病気快気後の挨拶まわりです。先般の2回の手術と連続入院で、かなり心配をかけたので、元気になった顔を見せ、少しでも安心してもらおうという趣旨です。

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あじさいの花2

さて、まず最初に、東京郊外の多摩センター近くの特別養護老人ホームに父の見舞いに行きました。その場で妹と待ち合わせ、妹の嫁ぎ先の家へ。

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あじさいの花3

その夜は、四谷のJALホテルに宿泊し、翌朝、中野の姉の嫁ぎ先に行きました。姪っ子に第一子が生まれたので、一目見て帰ろうと思ったからです。

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あじさいの花4

姪っ子の赤ちゃんは娘で、姪っ子の生まれた頃にそっくりでした。姉によれば初孫は、やはり可愛くて可愛くて、目に入れてもなんとやら・・・の様です。

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あじさいの花5

この時期は、札幌ではあじさいは見かけませんが、東京や鎌倉を始め、関東地方にはあじさいの花が溢れています。

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あじさいの花6

青や赤や白。丸、楕円、長四角の15~20センチ、花の広がり、小さな花の塊が可愛いらしく、優しい感じがなんともいえず可憐な花だと思います。

久しぶりのあじさいの花を見て、若い頃、妻と歩いた境内に、無数のあじさいが植えられた《あじさい寺》と呼ばれている北鎌倉の明月院を思い出しました。(続)

2009-06-18

Jb3 バリ島 “ブサキ” 寺院群

我々家族はガルーダインドネシア航空の国内線に乗り、いよいよジャワ島からバリ島に飛んで来ました。先ずは神々に敬意を表するために、選んだ行き先はヒンドゥー教寺院でした。

もちろん、バリ島はヒンドゥー教一色ですので、先ずは地場の一番偉い神々を感じてみよう、見てみようと総本山のブサキ寺院群を訪れました。

聖峰アグン山の麓にあるブサキ寺院群は、荘厳な雰囲気が漂う中、大小30余りの寺が建ち並ぶ巨大な寺院の複合体です。

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ブサキ寺院群

この寺院群は、バリ・ヒンドゥー教の総本山で、母なる寺とも呼ばれ、1,000年を超える歴史を持ち、バリ島最古にして最大の規模を誇っています。

ブサキ寺院群の歴史はかなり古く、8世紀には既に、仏教僧の修行の場として使われていたといわれ、16世紀のゲルゲル王朝時代に、王家の寺院となってから急激に存在感を示すようになったそうです。

バリ島にはヒンドゥー教の寺院が大小合わせて2万から3万もあるとも言われています。全ての寺院を統括するバリ・ヒンドゥー教の総本山として、絶大な信仰を集めるに至ったとの事です。

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家族で歴史と宗教の勉強中

祀られているヒンドゥー教の三大神は、破壊神のシヴァ、繁栄神のヴィシュヌ、そして創造神のブラフマです。その三大神を中心に、多くの神々の祠(ほこら)が囲むように配置されています。

駐車場から緩やかな勾配の参道を10分ほど歩くと、やがて目の前にブサキ寺院群の中心となるシヴァ神を祭るプナタラン・アグン寺院が偉容を現してきます。

聖峰アグン山を背景に巨大な割れ門がそびえ立ち、その奥に格式の高さを表す11層の大門や、9層或いは11層の重層屋根の奇数の塔が見えてきます。

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巨大な重層屋根

境内は一般客が入ることは出来ないので、左右の階段から回り込み、壁の中を見下ろすようになります。

プナタラン・アグン寺院を核として、南西に創造神ブラフマを祀るキドゥリン・クレテッ寺院、北西に繁栄神ヴィシュヌを祀るバトゥ・マデッ寺院がありますが、残念ながら、いずれも信者以外は入山不能。この3寺院でヒンドゥー教の三大神を祀っています。

大小30余りの寺院からなるブサキ寺院群では、お祭り礼の数が多く、各寺院の創立記念のお祭りだけでも、年間50回以上もあります。

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重層屋根と寺院塔

大祭の時には、インドネシア各地からの参拝客で、身動きが取れないほどの賑わいを見せるので、その時期は避けた方が無難かも知れません。

ブサキ寺院群への観光は、午後には霧や雨、曇りになる事も多いので、可能であれば午前中に行くのがお薦めです。朝一にホテルから直行するのが旅のポイントだと思います。(続)

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2009-06-17

Hm39 初夏の北海道!道央の見どころ ◇ ファーム富田・ラベンダー畑

全国で1番有名なラベンダー畑は、中富良野町にある「ファーム富田」のラベンダー畑ではないだろうか。今年も6月に入り、ラベンダー巡りの団体観光ツァーが始まった。

旧国鉄の観光客誘致ポスターや映画「北の国から」などで、一躍有名になったのが、「ファーム富田」のラベンダー畑である。

その後、多くの女性雑誌、旅行雑誌などにも数多く取り上げられるのもそれなりの理由がある。

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ファーム富田・場内案内板

「ファーム富田」法人経営であるにもかかわらず、富良野地域では珍しく入場無料となっている。

そのため、7月上旬のピーク時から8月にかけては、近隣が大渋滞に巻き込まれるのも仕方はないが、「ファーム富田」にはそれを上回るメリットがある。

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ポピー

なによりも、接客ポリシーが良い。食文化にもこだわり、ラベンダーソフトクリーム、チーズフォンデュー等の乳製品やジャガイモ、野菜など、地産地消のエコロジーに根ざした食品が美味しい。

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ブルーサルビア

まずは、その花畑の芸術性が高いこと。ポピー、ブルーサルビアやルピナスを始め、ラベンダーに至までの開花時期が長いことが上げられる。

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ルピナス

まだ屋外のラベンダー畑の開花はほど遠いが、温室内の早咲きラベンダーはそれなりに美しく咲いていた。

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温室内のラベンダー

晴れた日の雄大な残雪の大雪山連峰と、花畑の絵のような景色が抜群なことも好条件である。

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大雪山連峰とラベンダー畑

目立たないが、スタッフのホスピタリティー溢れた対応もその人気が長続きする所以とも思える。

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花と果実の絵

さらに、休憩所を兼ねた花と果実を立体的な絵にした美術館がある。オーナーの花と自然を愛する心意気を感じさせるコーナーとなっている。

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壁掛けの連作

我々の団体ツアーは「ファーム富田」の温室内のラベンダーはもちろんのこと、残雪の大雪山連峰と観光花畑を観光後、今夜の宿泊地「登別温泉」へと向かったのである。(続)

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2009-06-17

Hm38 初夏の北海道!道北の見どころ ◇ 旭山動物園の名脇役

旭川地方も初夏になり、はやくも6月も半ば。旭山動物園の中も日差しがいっぱいで温かさもほどほどに気持ちがよい。

ホッキョクグマ、アザラシ、ペンギンなどの寒冷地系の人気御三家も温かさに一息入れた様子である。

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初夏の旭山動物園

動物園の人気御三家のもぐもぐタイムは、午前中は、10時30分から12時の間。午後は、14時から15時の間と決められている。

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もぐもぐタイムの看板

今日は天気も良く、ゆったりと見学時間がとれるのが嬉しい。はやるお客様をまず、もぐもぐタイム中心に人気の御三家にご案内し、その後、自分自身の思い入れのある名脇役達を見に行った。

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オオカミの森

北方系の動物は、寒いときには元気がよいが、暖かくなり、定期的にエサが与えられるようになると、緊張感がなくなり、いつも昼寝の状態でいる事が多い。

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エゾシカの森

さて、動物園で効率よく見学するコツをそっと教えよう・・・

1.大勢のお客様が休憩する昼時を狙い、素早くホッキョクグマ、アザラシ、ペンギンの人気の御三家を見る。

2.昼食はお弁当などで手早く済ませ、オオカミの森、エゾシカ、レッサーパンダ、カピパラ等、を見る。

3.時間が余ったならば、オランウータン、チンパンジー、猛獣館、野鳥関係など、他の動物園でも見られる動物を見る。

園内のレストランは、いつも混雑しており、食べ終わるまで30分ほどの時間的ロスがある。従って、できればお弁当の持参をお勧めする。

お手拭きや、テーブルと椅子がゆったりとした、無料休憩所が幾つかあるので、早めに場所を確保してお昼を済ませよう。

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レッサーパンダの昼寝

今回も、おなじみの小獣舎のレッサーパンダを見に行った。丁度お昼寝の時間なのか、1頭が木の上で眠り、1頭が畜舎の真ん中で眠りから覚めたところ。もう1頭は若いせいか、あっちをうろうろ、こっちをうろうろと歩き回っている。

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レッサーパンダが寄ってきた!

飼育員の説明では、眠ってばかりいるのが爺さん婆さんレッサーパンダで、うろうろしているのがその孫だそうである。父さん母さんはどうしたの?

アッという間の120分が過ぎ去り、バスの出発時間となった。今回のお客様は時間を厳守して頂けた。全員が出発時間の5分前にバスに乗り込み次の目的地、美瑛パッチワークの路へと向かったのである。(続)

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続きがあります

2009-06-17

Hm37 初夏の北海道!道東の見どころ ◇ 博物館・網走監獄

初夏の北海道。我々団体ツァーはオホーツク海が間近の網走天都山の麓にある博物館・網走監獄に到着した。

そこは怖いようで見てみたい隠れた観光人気のある見どころの一つ、昭和後期まで使用していた網走監獄を移設した博物館である。

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博物館・網走監獄の正門

さて、今日も道東観光ツァーご参加のお客様をお世話、添乗している。昨晩の宿泊地十勝川温泉は、雨のちくもり。今朝は気持ちの良い快晴のなか、阿寒湖、摩周湖と順調に観光日程を消化して来た。

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旧監獄正門

ちょっと面白いのは煉瓦造りの正門の横に、旧監獄の木製の正門が並んでいることである。晴れた空の下、木造の正門はちょっぴり寂しそうに建っていた。

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監獄舎房

中年男性の網走監獄公式ガイドの案内で、団体ツアーのお客様は監獄舎房の観光順路を辿りながら監獄舎房に入っていった。

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舎房内部

薄暗い舎房内部を進んでいくと、昭和の脱獄王の独房前で、ひとしきりその生い立ちや犯罪歴、脱獄方法などの説明、案内に熱が入り始めた。

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脱獄者独房

その男は、生涯で3回脱獄した。その理由は、獄内での非人間的取扱に反発して、という理由だった。最後は、温情溢れる場長に諭されて、刑期を終えて社会復帰し、70代後半までの天寿を全うしたそうである。

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教誨堂外観

予定の20分の観光時間はアッという間に過ぎ去り、バス出発の時間になった。
大勢の観光客の入り込みはないものの、今回の監獄博物館は人生を考えさせられる一面を持った話が強く印象に残った。

道内の自然や食に関する観光資源は数多くあるが、北海道のつらく苦しい開拓の歴史や感銘を受ける思い出深い観光地も、時としてご紹介し続けたいものだと思う初夏の網走であった。(続)

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2009-06-17

Hm36 初夏の北海道!道央の見どころ ◇ 夕張花畑牧場生キャラメル工房

昨夜、九州のお客様を札幌市内のホテルにお送りし、翌朝、東京からのお客様を新千歳空港でお出迎えした。今日からは、夕張と十勝の2つの花畑牧場と、道東の観光地を巡る2泊3日のツァー添乗である。

最初の目的地は、今年の春に完成した夕張花畑牧場生キャラメル工房。今年になっても花畑牧場の生キャラメル人気は留まるところを知らず、依然として売れ行き好調で、今年になって販売開始の夕張メロン味。引き続き、マンゴー味も売り出された。

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夕張花畑牧場生キャラメル工房

出来たての夕張花畑生キャラメル工房は、気持ちの良い快晴の下、光り輝いていた。但し、外気温はプラス13度。肌寒い初夏ではあるが、暦の上では立夏も過ぎ、太陽の日差しが明るい初夏を感じさせてくれる。

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生キャラメル工房

我々の観光バスは、夕張花畑牧場キャラメル工房の横の未舗装のままの駐車場に到着した。日曜日のためか、すでに駐車場は北海道内近郊から来たマイカー族で混み合っている。

やはり、テレビの宣伝効果は絶大なもので、花畑牧場の生キャラメル人気は留まるところを知らない。味はそこそこで、大衆受けする超甘党向けである。

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生キャラメル工房2

北海道内観光業界の添乗員、ドライバー、バスガイド等々、殆ど全員の意見を聞くと、本当に美味い生キャラメルは、元祖・興部町の「ノースプレインファーム」が1番との定評である。

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生キャラメル製造説明看板

「花畑牧場の生キャラメルの広告宣伝は1番だけれども、オーナーと一緒で、脇も中身も甘いからなー(笑)」とのもっぱらの噂である。

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工房内生キャラメル手作り作業

従業員は狭く感じる工房内で、無言で、黙々と生キャラメルを手作りで製造している。・・・さあ今日も、労働の始まり、始まり!という感じがする。

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花畑牧場夕張直営ショップ

団体ツァー客も個人客も整然と並んで花畑牧場の生キャラメルをお買い求め。山と積まれた生キャラメルも見る見るうちに在庫切れ?・・・ではなく、段ボールから余裕で補充している。

休憩、観光、お買い物の時間はアッという間に過ぎ、バスが出発する時間になった。殆どのお客様達は、満面の笑顔で満足げに、ソフトクリームを舐めながらバスに乗り込んできた。サア、次の観光地に向けて出発進行!

我々は次の観光地、旧国鉄の幸福駅と向かったのであった。(続)

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2009-06-16

Hm35 初夏の北海道!道央の味処 ◇ 小樽スイーツ王国

古き良き時代の雰囲気を残すレトロな港町小樽。最近はスイーツでも日本国中で有名になり、小樽スイーツのイメージが定着してきている。

運河の街小樽には古くからの和菓子屋さんもあるが、今年の春からは、かの有名な花畑牧場のショップも開店し、いよいよ小樽スイーツ王国の我が世の春がやって来た感がある。今日は6月初旬、団体観光バスツアー2日目の中日である。

午前中に函館の観光を楽しんだあと、長万部にてかに三昧の昼食を堪能。曇り空から霧雨のそぼ降る中ニセコを経由し、午後3時きっかり小樽の街に到着した。

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オルゴール堂1号館

運良く雨上がりの小樽運河前で団体記念写真を撮った後、北一ガラス団体バス専用駐車場に到着。お客様は、思い思いに午後の小樽の街並みに消えていく。今晩は札幌市内のホテルに泊まり、明日の午後の航空便にて福岡空港に帰る予定である。

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オルゴール堂2号館

4月半ばまでの、小雪舞う青灰色の暗く長い冬も終わり、黄橙色の明るい初夏に模様替えした小樽の街。お客様達をメルヘン交差点迄ご案内。その近辺は観光客で賑わっていた。

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小樽洋菓子舗 ルタオ本店

メルヘン交差点の手前にはオルゴール堂2号館。その前には小樽洋菓子舗ルタオ本店がある。紅茶のチョコレートがお薦め。若いイケメン風な青年が、行き交う観光客にしきりにトレー上の紅茶チョコレートの試食を勧めている。

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ルタオ・ドゥーヴルフロマージュ店

その斜め向かいに、ルタオ自慢のチーズケーキの店、ドゥーヴルフロマージュがある。2階建ての1階部分はガラス張りのケーキ工房で、その奥がケーキとコーヒー、紅茶を味わえる喫茶室になっている。

レトロな雰囲気のある堺町本通りを歩いていくと右手に倉庫を改造した北菓楼、六花亭等のスイーツの店が軒を連ねている。

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六花亭・北菓楼

北菓楼は、北海道の原料にこだわり、独自の製法でつくったお菓子が色とりどりに店内に溢れ、その甘い香りと試食が楽しめる。甘さを抑えた特製シュークリームが絶品である。

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北菓楼・看板

その隣には、帯広が本店の小樽ではただ一つの六花亭がある。六花亭の代表的なお菓子には、ビスケットにレーズンとホワイトチョコレートをサンドした「マルセイバターサンド」があり、もはや北海道のお土産の代名詞になっている。

現在は、「ストロベリーチョコ」も新しいお土産として人気上昇中であり、観光客が大勢新しいスイーツを物色している様子が見て取れる。

午後5時。2日目の旅行も終わりに近づき、少々お疲れ気味のお客様達を乗せた観光バスは、夕暮れの札幌の街に向けて最後の高速道路を走りはじめた。(続)

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2009-06-15

Hm34 初夏の北海道!道南の見どころ ◇ 大沼国定公園

大沼国定公園は、函館より観光バスや車で約50分、列車だと特急で約20分、普通で40~60分の距離にある山と森と湖が美しく広がる自然公園である。

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大沼国定公園

ここは、明治のころより異国の人々も楽しんだ国際感覚のリゾート地であり、秀峰駒ヶ岳を背景に、大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の三つの沼が織りなす絵のように美しい風景が広がっている。

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大沼国定公園2

北海道の南西部渡島半島の中央部に位置し、国定公園としては活火山である駒ヶ岳と、噴火によってできた大小の沼、自然豊かなその周辺地域一帯が指定されている。

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藤棚

大沼国定公園は、新日本観光地100選であり、新日本三景の一つに指定されている。モーターボートによる遊覧も豪快でよいが、湖に点在する島々の橋を渡りながら散策するのも楽しい。

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藤棚と大沼

周辺には5ヶ所のゴルフ場をはじめ、乗馬や温泉、ボート遊びなどが楽しめ、自然の中で色々なレジャーが楽しめる。

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ボート乗り場

今日は残念ながら雨降りでその雄姿は見えないが、大沼と眼前にそびえ立つ駒ヶ岳と対時させるとき、その美しさは目を見張るほどの迫力で限前に広がり、観光客の目を楽しませる。

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ボートは雨の中

我々の団体観光バスツァーは、雨のそぼ降る大沼を散策した後、駐車場に戻り、ひと山越えての次の目的地、小樽の街へと向かったのである。(続)

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2009-06-11

Hm33 初夏の北海道!道南の見どころ ◇ 五稜郭公園とタワー

北海道函館市内にある五稜郭(ごりょうかく)は、江戸時代末期に現在の北海道函館市に建造された城郭で、日本で建造された星形の城郭の通称である。

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五稜郭公園

当時の正式名称は亀田役所土塁(柳野城とも)。国の特別史跡に指定され、「五稜郭と箱館戦争の遺構」として北海道遺産に選定されている。

そもそも日米和親条約締結による箱館開港に伴い、防衛力の強化と役所の移転問題を解決するために、時の江戸幕府征夷大将軍・徳川家定の命により築造された。

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五稜郭公園2

設計を担当したのは洋式軍学者の武田斐三郎。大砲による戦闘が一般化した後のヨーロッパにおける稜堡式の築城様式を採用し、堡を星型に配置している。

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五稜郭タワー

五稜郭タワーは、当初五稜郭築城100年を記念し、1964年12月に高さ60mの旧タワーが建造された。旧タワーは市民や観光客の皆様の目を通して、41年間に渡り親しまれてきたが、新タワー完成によりその使命を新タワーに託し、2006年6月に解体された。

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タワー内ロビー

新タワーは高さ107m、2006年4月1日にオープンし、展望台からは函館山や津軽海峡、横津連峰の山並み、特別史跡五稜郭の大地に輝く星形の眺望等が楽しめる。

展望台には、五稜郭の歴史が学べる展示スペース「五稜郭歴史回廊」や強化ガラスの床で下が見える「シースルーフロア」、「売店」、「カフェスタンド」などがある。

一方、ロビーの片隅に、土方歳三(ひじかたとしぞう)の銅像がある。彼は、歴史的には新選組副長として有名で、最後には蝦夷共和国陸軍奉行並箱館市中取締裁判局頭取となった幕末期の幕臣である。

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土方歳三の銅像

新選組の鬼の副長として皆に恐れられ、戊辰戦争では幕府側指揮官の一人として図抜けた軍才を発揮している。家紋は左三つ巴。坂本龍馬とともに私の好きな幕末明治維新時代の英雄である。

幕末の函館戦争当時、土方歳三の壮絶な馬上での戦死の姿を偲びつつ、我々団体ツアーは、降りしきる雨の中、次の観光地大沼公園に向かったのである。(続)

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2009-06-11

Hm32 初夏の北海道!道南の見どころ ◇ トラピスチヌ女子修道院

北海道函館市郊外にあるトラピスチヌ女子修道院は、正式名称を厳律シトー修道会トラピスチヌといい、1898年(明治31年)フランスのトラピスチヌ修道院から派遣された8名の修道女によって設立された日本最初の女子修道院である。

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トラピスチヌ修道院遠景

そもそもこの修道院は、中世に修道規律の改革が起きたとき、フランスのノルマンディー地方にある「トラップ修道院」の厳しい規律に従うシトー修道会のグループを厳律シトー修道会、修道院の場所の名を取ってトラピスト(女子はトラピスチヌ)と呼ばれるようになった。

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トラピスチヌ修道院中庭

一旦、修道女となれば、壁内、囲い中のみの生活となり俗世から完全に隔離された世界に住み、壁の外に出るのは、選挙などに限られる。生涯を神に捧げ、厳格な戒律に従い、共同生活に入る。

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トラピスチヌ修道院前庭

毎日の暮らし向きは、祈り、読書、そして農作業などの労働が生活の中心となる。会話は原則手話で行われ必要最低限に限られ沈黙が義務づけられている。朝は3時30分に起床。夜、7時45分に就寝となる。

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トラピスチヌ修道院の花壇

さて、修道院のお土産物としては、添加物を一切使用していないフランスケーキ・マダレナが有名である。

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トラピスチヌ修道院教会

他にトラピスト・クッキーやバター飴などが敷地内の駐車場横の売店で販売されている。さらに新鮮な牛乳で作られたソフトクリームが濃厚ですこぶる美味しい。是非、お試しあれ!

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トラピスチヌ修道院の清潔なトイレ

我々の団体ツアーは曇り空の中、修道院を小1時間見学後、トイレを済ませ、次の観光地「五稜郭公園」へと向かったのである。(続)

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2009-06-10

Hm31 初夏の北海道!道南の見どころ ◇ 昭和新山と洞爺湖

早春に訪れた洞爺温泉。その温泉の近隣にあるのが、昭和新山である。初夏になり、しばらくぶりに再訪したところ、雪溶けとともに新緑の世界が広がっていた。

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昭和新山1

晴天であれば、昭和新山が目の前に見えるが、残念ながら今日は曇り空。それでも、昭和新山と洞爺湖は、典型的な北海道の観光名所の一つである。

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昭和新山2

さて、今日も団体添乗の仕事で、相変わらずお客様を道南の観光地にご案内している。外気温はプラス15度。まだ若干、涼しさを感じる初夏である。

暦の上では立夏を過ぎ、ときどき曇り空から差し込む太陽の日差しも明るさを増し、ようやく北海道の初夏を感じさせてくれる。

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昭和新山3

熊牧場前で昭和新山をバックに団体写真を撮った後に、熊牧場を観光。本物のヒグマの迫力はすごいねー!とのお客様の声を聞きながら、観光バスに乗り込んだ。

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洞爺湖1

さて、我々を乗せた団体観光ツアーバスは、新千歳空港を昼過ぎに出発。千歳インターチェンジ、伊達インターチェンジ間をひた走り、昭和新山と熊牧場を観光し、洞爺湖畔を車窓観光しながら、虻田洞爺湖インターチェンジに向かった。

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洞爺湖2

今夜の函館夜景が楽しみだネー、と車内の後部座席でお客様同士がビール片手に盛り上がっている。晴れると良いネー!でも、天気予報は曇りのち雨・・・。

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洞爺湖3

今夜はなんとか函館夜景が見えますようにと、函館方面に念力を送りながら今日もまた団体観光バスツァー添乗員の水商売的綱渡りの日々が始まろうとしていた。 (続)


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2009-06-04

Hs11 夏の節気 《芒種》 「YOSAKOI ソーランまつり爆発!」

みなさん!こんにちは!今日は6月04日です。
暦の上でも、日差しの強さでも、札幌の街角にも夏が来ました!

先日、久しぶりに団体旅行の添乗で行った旭山動物園のレッサーパンダに会ってきました。やはり、初夏になると気温が上がり、暑くて、昼寝ばかりしていました。

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旭山動物園の小熊猫(レッサーパンダ)

今日は玄関で我が家の「にゃんこ」にバイバイし、「ぶんぶん亭・小熊猫庵(レッサーパンダァン)」から、会社に出勤、大通公園に来ました。

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我が家のにゃんこ

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さて、今日のテーマは「芒種」です。「芒種」とは、二十四節気の一つで、5月の節にあたり、旧暦では4月末から5月上旬、新暦では6月6日ごろにあたります。

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大通公園テレビ塔下の花壇

芒(のぎ)のある作物、イネやムギなどの種を播(ま)く時節というところから「芒種」といわれています。

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大通公園の滝

元来、芒(のぎ)イネ科植物の果実を包む穎(えい)すなわち稲(イネ)でいう籾殻にあるとげのような突起を持った植物の種をまく頃の事です。

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名物・焼きとうもろこし売店

五月節。暦便覧には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と記されています。実際には、現在の種まきはこれよりもかなり早くなっていますが・・・

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大通公園の噴水

話は変わりますが、6月1日から14日まで YOSAKOI ソーランウイークが設定されています。

初夏の札幌といえば、6月10日から5日間、「第18回 YOSAKOI ソーランまつり」が爆発!暑い夏がはじまります。楽しみですね!

《芒種》 札幌市内の初夏の花々

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大通公園のつつじ

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大通公園の藤

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山鼻サンタウンの白ライラック

それでは、次回は6月21日前後、《夏至》の頃にお会いしましょう!・・・・(続)

2009-06-03

Hm30 初夏の北海道!道央の見どころ ◇ フラワーランド・かみふらの

富良野地区の数あるラベンダー畑の中でも、毎年ベスト3に上げられるのが、上富良野町にある「フラワーランド かみふらの」である。

近年、全国各地でもラベンダー畑が見られるようになったが、富良野地区のラベンダー畑が他の追随を許さないのにはそれなりの理由がある。

古い歴史と共に、そもそも香料用に栽培されてきたこと。地元の人のラベンダーに対する愛情と異国を思わせる北海道の広大な丘の景色などである。

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残雪と花畑

「フラワーランド かみふらの」は個人経営であり、その運営上富良野地区で唯一有料となっている入場料500円を頂くラベンダー園である。そのため、ピーク時期でも比較的に空いていて、混雑を避けられるメリットがある。

総面積は15万平米、富良野地区で最大規模の花畑であり、早咲きのラベンダーもかなり良いが、ジャーマンアイリスの方が有名で、6月中が見ごろである。

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早咲きのラベンダー畑

観光バスで訪れる団体客の利用も多く、園内ではトラクターバスが周遊しており、大部分の観光客はこれに乗って花畑を観賞する。

土産売場を始め、道内最大級の温室など施設が充実している。とくに温室内の花園は素晴らしく見応えがある。

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温室内の花々

近年、富良野地区のラベンダー園の代表として、メディアで熱心に紹介されることも多くなってはいるが、反面、歴史が浅い分、観光客に対するアピール度や成熟度が不足しているように思われる。その点、ファーム富田などと比較しながら訪れるのもお薦めである。

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鉢植えラベンダー

「フラワーランド・かみふらの」へは、国道237号の上富良野バイパスからアプローチすることになるが、団体型観光バスツァーまたは、レンタカーで訪れるのが経済的時間的にも節約になる。

我々の団体ツアーは「フラワーランド・かみふらの」で、茹でたてのじゃがいもの試食をし、温室内と観光花畑を見学後、今夜の宿泊地「登別温泉」へと向かったのである。(続)

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2009-06-01

Hm29 初夏の北海道!道央の見どころ ◇ 展望花畑・四季彩の丘

長い入転院生活も終わりに近づき、ようやく主治医の許可が出て入院22日目に退院。その後、リハビリと自宅療養を経て約40日ぶりに道内団体旅行の添乗業務に復帰した。

最初に向かったのは、初夏の北海道のハイライト、全国的に有名な美瑛の丘。美瑛の丘でも特にお薦めしたい場所は、北海道上川郡美瑛町にあるお花畑の観光名所「展望花畑 四季彩の丘」である。

園内のメインビルの2階は、美味しいじゃがいもコロッケなどが楽しめるレストランがあり、1階は農産物直売所やお土産販売所となっている。

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四季彩の丘メインビル

四季彩の丘には、トラクターバスで園内を巡る四季彩ノロッコ号、白樺に囲まれた花畑を一周できる貸しバギー、花畑の好きな場所に移動できる4人乗りのカートといったアトラクションもある。

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花畑と大雪山連峰

美瑛町(びえいちょう)は北海道上川支庁管内のほぼ中央、上川郡にあり、近隣の富良野市と共に、観光地として知られる。

丘陵風景と花の風景が人気であるが、5月の下旬では、まだまだ花の季節には早いようである。

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ロール君

美瑛町は「日本で最も美しい村連合」に加盟しており、その本部が美瑛町に置かれている。世界遺産白川郷のある岐阜県白川村や黒川温泉のある熊本県南小国町などがメンバーとなっている。

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美瑛の丘と大雪山連峰

パノラマロードの小高い丘にある「展望花畑 四季彩の丘」は、7ヘクタールの広さがあり、その名の通り四季の花の咲き乱れる花園が主な観光資源である。

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ちょっぴり花畑

5月の下旬は、まだまだ寒く、開花もまばらであるが、6月に入ればもう一段暖かくなる。

ラベンダーやルピナス、コスモス、ヒマワリなど年間約30種類の草花が、丘全体にカラフルなじゅうたんのように咲き誇る。再訪時には、一面の花畑の開花を期待したい。

我々の団体ツアーは四季彩の丘で昼食と観光後、次の目的地、「フラワーランドかみふらの」へと向かった。(続)

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