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2008-07-03

夏だから、こわぁいお話 (懐中物にご用心) 

さっきまで晴れていた空が急に黒い雲に覆われ、雷が鳴り始めた
雨、それも嵐の予感
空気もなんだか生暖かく、風も出できた
落ち葉やチラシが舞う、人々の動きもさっきまでと明らかに違う

  なんだか急に異空間に入り込んでしまったよう・・・
  妖しい、何かが変だ。

私たちは飲む温泉のそばに来ていた
蛇口から注ぎ出る温泉を手ですくおうとした時か、
  カバンから財布が消えた

「怖い、早く行こうよ」 そんな思いで私たちは先を急いだ。
しかし道は悪く、急いで歩けない
いきなり道の真ん中に、ぽっかりと穴がある
私たちを奈落に引きずり込むような・・・


これは視覚障がい者の方といったあるツアーでの出来事
幸い盗られた財布は薬しか入っていなくてご本人の手に戻ってきた
道の真ん中の穴にも誰も落ちなかった
(落ちていたら、こんな記事をのんきに書いていられないね!)

でも怖かった。
スリや穴が というより あの時間と、あの空間が・・・
あとから考えても、ある妖気が漂っていたと思う


「海外旅行に行くときは貴重品に気をつけて」  
  旅行会社からも、外務省からも
  いろんな人から聞かされるこの台詞
果たしてどれぐらいの人が
どれぐらい意識しているだろう・・・

初めて海外旅行に行く時は貴重品袋やベルトを使っていた人も
幸いなことに? そういう経験がないと
だんだんとカバンの中にパスポートをいれていたり
大金の入った財布の中身をホテルロビーで広げていたり
ズボンの後ろポケットにしまったりするようになる。

「私は大丈夫」 という根拠のない保障をつけて。

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それではももたんももたんの体験談を・・・

その1
初めてのヨーロッパ、初めてのイタリア
到着したときは夜で町の景色が見えなかったけど
一夜明けるとローマは町中が美術館だった!

「なんでマク★ナルドの建物がこんなに彫刻であふれているのぉ~」
一種のカルチャーショックで、ぽかんと口を開けて町をうろうろ
そしたらスリに狙われた

一緒にいたももたんのママの目撃証言によると
女の人が2人、ももたんに近寄る
そのうち一人は赤ちゃんを抱いて、おっぱいをポロンと出していたそうだ
   誰でもそちらに目がいく ^0^
もう1人は近づきさま持っていたダンボールをももたんの腰のあたりに広げる
すると反対方向から子ども(広げたダンボールよりも背が低い)が
ももたんのカバンを狙った・・・

その2
レンタカーで南フランスを旅行中
ホテルの前に縦列駐車しようとしていた
  ももたんは車の外に下りてナビをしていた

すると2人組の一人がいきなり後部座席を開け
そこに座っていた人の膝からカバンを盗ってバイクで逃走
  後部座席のともだちは「きゃぁー」と叫んだ
  運転席にいたともだちが2人を追いかけたけど
  バイクには追いつかなかった。
  車の外にいたももたんには
   何がなんだか状況がつかめず(全くの役立たずでした)・・・

翌日は帰国日
もしパスポートが入っていたら大変
盗られた物は大事なスカーフ、さっき買ったお土産の絵葉書、
そしてそのカバン自体がお気に入り!と、ともだち。
  不幸中の幸いと、みんなは言うけど
  その子にしてみれば「お気に入りのカバンがぁ」

ローマのスリも未遂だったので被害というほどの被害はないんだけど
精神的な打撃が大きかった
その上何かがなくなっていたら
警察に行ったり、大使館に行ったり、旅行どころでなくなる。
楽しいはずの旅行は、嫌な記憶しか残らないだろう。

みんなも気をつけて
貴重品袋、絶対持って行ってね
by ももたん
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