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2007-06-15

NZトレッキング・ルートバーントラック-その1

ヘビや、熊や、人間にとって天敵のいない森。
ニュージーランドの森は、安心して歩くことができる。

今回はクイーンズタウンから行ける、ルートバーントラックを歩いてみた。


本当はロッジに宿泊しながら2泊3日くらい歩きたかったけれど、
日程の関係で日帰りにした。

レンタカーで森の入り口まで行き、そこから歩くことも出来るけれど、
森を1人で歩くのはちょっと不安だったので、
ガイドさんと一緒に歩くことにした。


この日のメンバーは、アイルランドから来た20代女性、
オーストラリアの20代女性、アメリカから来た60代女性、
そして、ニュージーランド人女性のガイドさんと私の5人だった。

参加者全員女一人旅。思い思いの旅を楽しんでいるので、
お互いの旅のルートなどを話すのが楽しい。

アイルランド人女性は、会社を休んで10ヶ月旅を続けているとのこと。
「明日はキャニオニングに行くの。とっても楽しみぃぃ~!」と言う。

このときニュージーランドはすでに紅葉しているくらい寒く、
ウェットスーツを着こんでも、滝を登ったりするのは、かなり凍えることだと
思うのだけど、そんなのはへっちゃらのようだ。


クイーンタウンには、さまざまなアドベンチャーツアーがあるのだけど、
どれも怖いな・・と話すと、
「あなたは臆病ね。私は出来ることは何だって挑戦したいわ!」
と言われてしまった。

10ヶ月南北アメリカ→オセアニアを旅しているけど、
一度もホームシックにならないし、帰りたいとも思わない。

出来ることなら、このまま一生旅をし続けたい!と
堂々と話す彼女には、圧倒された。


アメリカ人女性は、10年前に退職してから、
今後住む土地をみつけるために旅を続けているようだった。

広く、いろいろな顔を持つアメリカに住んでいれば、
他に移住する必要もないように思えるが、
意外と移住したい人はいるようで、
彼女の友人達は、各国に移住しているようだった。

70歳近い年齢と思われる女性が自分の永住の地を求めて一人旅することも、
こんなトレッキングツアーに参加することも、ただただ感心だった。

ルートバーンも、ミルフォードも雨の多い地域の森。
苔の緑が美しい。


映画「ロード・オブ・ザ・リング」の中で、動き出す木のモデルとなった木。
本当に今にも動き出しそうです。


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