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2008-10-13

シースカウト

息子は、サッカー少年でもラグビー少年でもなく、
そういう肌が直接触れて争うスポーツが苦手。

せっかく本場ニュージーランドに来たんだから、
ラグビーでもやればいいのに、、とも思ったが、
本人がやりたくないのだから、しょうがない。

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最初の1学期は、学校に慣れることで精一杯だったので、
何もやらず、午後はいっしょに釣りをしたり、のんびりして過ごすことが多かった。

でも、2学期になって、どこかに所属することは
友達作りにもなるし、1週間にメリハリがついて
いいのではないか、、ということで、
思いきって、学校の事務所に行って、
どういったものがあるのか、どうしたらいいのかを
相談してみた。

学校の事務員の人は
子供のことをちゃんと覚えていてくれて、
「彼ならこういうのがいいんじゃないか、、」
といくつかの候補と連絡先を紙に書いてくれた。

その中で、子供が興味を持ったのが
「シー・スカウト」だった。

日本のボーイスカウトと同じスカウトだけど、
海関係のもの中心だから、シー・スカウト。

オークランドなどにはエア・スカウトなんていうのもある。

毎週木曜日、夜6時半から8時半まで2時間。
その日ごとにいろんなことをやる。

夏は明るい時間帯だけど、冬は真っ暗。
入会したのは秋だったので、いつも暗い中での活動だった。

やることは、日本じゃ考えられないくらいワイルドだった。

ある日は、懐中電灯も持たず真っ暗な中、
小さな森に登り、そこで鬼ごっこをしたらしい。

考えられない!岩山なのに!

昼間でも足元を気をつけるような場所で、
しかも夜、鬼ごっこをやるとは。。

ある日は、夜暗い中、
ヨットハーバー内でカヤックをやったらしい。

夜の海って怖いと思うけど、
いつもやれないことをやるのは楽しかったようだ。

雨の日などは、スカウト専用の小屋の中で、
椅子を並べ、その上で鬼ごっこ。
落ちたら危ない!と思うけど、
落ちて危なさを知る訓練ってことなのか?!

とにかく、普通の日本の親だったら、
「危ないから」という理由でやらせないようなことばかりを
やらせてもらった。

でも、こういうことって大切だと思った。
危ないからこそ、やらせるべき。
どうしたら本当に危ないのかを知るには、
危ない経験をしなければ理解できないから。

親として、いろいろ考えさせられた。

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