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2005-12-17

ロンドン塔の鳥



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沸き返る観光客を尻目に
ゆうゆうとランデブーを楽しむ塔の住人たち…

マイペースなキャラクターは、
きっと歴代の館の主たちの目も楽しませていたことでしょう

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初めての海外旅行…。そのゲートイン都市がロンドンでした。




 それは、見るものすべてが新鮮で、瞬きなんてしていなかったんじゃないかって思うほど神経が張り詰めていた中で起こったのです。

 後ろでバサバサバサっ…と言う音がしたので振り返ってみると、空から舞い降りてくる一羽のカラスが…。視界の先には、カラス専用ベンチ(?)で休んでいるもう一羽のカラスが見えます。そして、その近くにふわっと舞い降りたカラスは、首を傾げながら、ちょん、ちょんと芝生をスキップするように近寄ると、ちょこん、とカラス専用ベンチに飛び乗って紳士らしい(?)ご挨拶を始めたのです。


 その瞬間、私はその光景を Get すべく走り出していたのですが、広い芝生の向こうで繰り広げられている光景を撮るには、望遠で目一杯近寄るしか方法はなく、またほんの一瞬の出来事だったのでピントが甘~いのは否めないものの、ロンドン塔で繰り広げられていた小さなドラマに出会えたことが深く心に残る1枚となりました。






     マイペースで
   ユーモラスなそのしぐさ。

 「噛むので注意」の看板の前を我が物顔で悠々と闊歩する姿は、もはや現代の影の主と言っていいかも…?








 綿密な計画を練り上げ、その予定を予定通りこなすのに精一杯だったことも懐かしく思い返されますが、こんなひとコマひとコマが断片的に連なり、その後の私の旅が紡がれてゆくことになるのです。
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