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2005-12-31

ブルガリア(プロブディフ)の鳥



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黒の美がひときわ際立つ民族博物館

目を奪われて歩み寄る客人を
刈り込まれた常緑樹の波間で人知れずお迎えしている一対の鳥に気づくのは、
多分この屋敷をあとにする頃…

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 ブルガリアには、外壁に美しいデザインを施した屋敷が民族博物館等として保存、公開されています。


 中でも、プロブディフの黒い外壁にデザインの施されたハジ・ゲオルギ邸(現民族博物館)は、独特の色彩感覚でしつらえられています。

 この屋敷の前に立つと、人は圧倒されるような威厳を感じるのか、皆、吸い寄せられるように屋敷の中へと足を運ぶことになり、庭に目がいくのは屋敷を出てから、と言うことに…。

 テラコッタの大きな壺や塀にひっそりと施された壁画などもすべて同じトーンで揃えられていて、この屋敷の黒と常緑の緑に挿し色として取り入れられたえんじ色のオブジェ達は、強さと和若々しさに、ぐっと円熟味を与える役目を担ってくれているようでした。

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 また、プロブディフは音楽の街でもあり、少年合唱団の育成にも力を入れている土地柄です。クリスマス前にはその成果の発表を兼ねてかクリスマスコンサートが開かれていましたが、とても美しいボーイソプラノに「ご・満・悦」。たまたま出くわしたコンサートだったので、とっても得した気分でした。

 
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