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フィレンツェから約1時間ほどで日帰りで行ける近郊の町、チェルタルド(Certaldo)をご紹介します。
フィレンツェ在住の画家をしている私の日本人の友人が、この町で行われていた絵画のコンテストに出展したのでそれを見に行きました。
この町の旧市街は高台にあるため、旧市街と新市街を結ぶフニコラーレ(ケーブルカー)が出ています。
(写真はフニコラーレ乗場の入口。余談ですが、あの有名なナポリ民謡「フニクリ・フニクラ」は、ナポリにあるフニコラーレが由来。)
このフニコラーレに乗って(1分くらいで着いてしまう)、旧市街にあるコンテスト会場となっている Palazzo Pretorio (パラッツォ・プレトリオ 写真下)へ向かいました。
友人の作品や他の出品者の作品を見たあと、ふと中庭に目をやると、なぜか日本風の茶室のようなものが。。。
よく見ると、この町は日本の群馬県の甘楽町と姉妹都市協定を結んでいるようで、この茶室はその日本の町から寄贈されたもののようです。
甘楽町公式サイト 姉妹都市イタリア・チェルタルド市
http://www.town.kanra.gunma.jp/kikaku/chousei/city/01.html
余談ですが、イタリアには日本と姉妹都市協定を結んでいる町がいくつかあります。
例えばフィレンツェは京都と(フィレンツェにはそれを記念して、Via Kyoto 京都通りと名付けられた道があります)、フィレンツェから車で1時間弱のところにある町ピストイアは、岐阜県の白川という町と姉妹都市となっています。
コンテスト会場を出て町を散策すると、そこかしこにボッカッチョという名前を付けたバールやお店をみかけます。この町は「デカメロン」の作者、ボッカッチョの生家(写真下)があるのです。
また、中世の城の塔に登ると、カレンダーや絵葉書で見かけるような、糸杉の立ち並ぶトスカーナの美しい風景が堪能できます(写真下)。
チェルタルドではアメリカ人やドイツ人観光客をたくさん見かけましたが、日本人観光客はまったく見かけませんでした(日本と姉妹都市なのにもかかわらず)。
まだ日本人にはあまり知られていない、穴場の小さな観光スポットと言えるでしょう。半日もあれば周れてしまう小さな町ですので、フィレンツェから日帰りで行かれます。
毎年6月には、地元の人が中世の衣装を身にまとって、その当時の料理をふるまう、「中世の夕食会」 Cena Medievale (チェーナ・メディエヴァーレ)が行われます。
中世の夕食会の動画
https://www.youtube.com/watch?v=yA1UEqudhJY
中世の夕食会のサイト フォト・ギャラリー
https://www.elitropia.org/it_IT/photo-gallery/
私は車で行きましたが、列車でも行かれます。フィレンツェからローカル列車でエンポリで乗り換えてチェルタルド駅下車、あるいはチェルタルド駅まで乗り換えなしの列車もあります。所要時間は約1時間です。
フィレンツェでの滞在日数に余裕があれば、是非訪れてみてください。
2005-05-24
フィレンツェから小旅行 チェルタルド
フィレンツェから約1時間ほどで日帰りで行ける近郊の町、チェルタルド(Certaldo)をご紹介します。
フィレンツェ在住の画家をしている私の日本人の友人が、この町で行われていた絵画のコンテストに出展したのでそれを見に行きました。
この町の旧市街は高台にあるため、旧市街と新市街を結ぶフニコラーレ(ケーブルカー)が出ています。
(写真はフニコラーレ乗場の入口。余談ですが、あの有名なナポリ民謡「フニクリ・フニクラ」は、ナポリにあるフニコラーレが由来。)
このフニコラーレに乗って(1分くらいで着いてしまう)、旧市街にあるコンテスト会場となっている Palazzo Pretorio (パラッツォ・プレトリオ 写真下)へ向かいました。
友人の作品や他の出品者の作品を見たあと、ふと中庭に目をやると、なぜか日本風の茶室のようなものが。。。
よく見ると、この町は日本の群馬県の甘楽町と姉妹都市協定を結んでいるようで、この茶室はその日本の町から寄贈されたもののようです。
甘楽町公式サイト 姉妹都市イタリア・チェルタルド市
http://www.town.kanra.gunma.jp/kikaku/chousei/city/01.html
余談ですが、イタリアには日本と姉妹都市協定を結んでいる町がいくつかあります。
例えばフィレンツェは京都と(フィレンツェにはそれを記念して、Via Kyoto 京都通りと名付けられた道があります)、フィレンツェから車で1時間弱のところにある町ピストイアは、岐阜県の白川という町と姉妹都市となっています。
コンテスト会場を出て町を散策すると、そこかしこにボッカッチョという名前を付けたバールやお店をみかけます。この町は「デカメロン」の作者、ボッカッチョの生家(写真下)があるのです。
また、中世の城の塔に登ると、カレンダーや絵葉書で見かけるような、糸杉の立ち並ぶトスカーナの美しい風景が堪能できます(写真下)。
チェルタルドではアメリカ人やドイツ人観光客をたくさん見かけましたが、日本人観光客はまったく見かけませんでした(日本と姉妹都市なのにもかかわらず)。
まだ日本人にはあまり知られていない、穴場の小さな観光スポットと言えるでしょう。半日もあれば周れてしまう小さな町ですので、フィレンツェから日帰りで行かれます。
毎年6月には、地元の人が中世の衣装を身にまとって、その当時の料理をふるまう、「中世の夕食会」 Cena Medievale (チェーナ・メディエヴァーレ)が行われます。
中世の夕食会の動画
https://www.youtube.com/watch?v=yA1UEqudhJY
中世の夕食会のサイト フォト・ギャラリー
https://www.elitropia.org/it_IT/photo-gallery/
私は車で行きましたが、列車でも行かれます。フィレンツェからローカル列車でエンポリで乗り換えてチェルタルド駅下車、あるいはチェルタルド駅まで乗り換えなしの列車もあります。所要時間は約1時間です。
フィレンツェでの滞在日数に余裕があれば、是非訪れてみてください。