2008-05-20

VIPエスコート記録5日目:いざ、コッツウォルズへ。

4月28日。曇り。朝食は、前日に買ったジャージー牛のチーズとミルクとトーストと、煮卵。母に、お弁当用に、明太子のおむすびを作ってもらう。この日から、シートンを離れ、ホテル生活が始まる。全ての荷物を車に積み、出発。少し寂しい。北上して、内陸へと向かう。最初の目的地は、世界遺産都市バース。シートンから約2時間。途中、イギリスのブランドMULLBURYのファクトリーショップに立ち寄り、父も母も財布を購入。バースに着くと、雨模様。傘をさして、足早にローマンバースミュージアムに向かう。私と、あんちゃんは、入場しないで、パンプルームやショップをふらふら。両親が見学を終えたころには、雨が止んだので、プルトニー橋まで写真を撮りつつ歩く。海沿いの田舎町とは違うエレガントな都市に、観光気分が盛り上がったはず。だけど、生憎の天気なので、車でささっとロイヤルクレセントを見物・撮影して、バースを出発。お弁当は、車内で食べることに。明太子のおむすびは、とても美味しかった。これからは、コッツォルズの村々巡り。最初の村は、カッスルクーム。古い教会を見学して、マナーハウスホテルの敷地に侵入。「こんなところに泊まってみたいね。」と
はしゃいで建物を撮影する両親。敷地内には、川も流れていて、水面をマスが時々跳ねた。次の村は、バイブリー。コッツウォルズらしい村。スワンホテル付近に駐車して、美しい川に沿って歩き、橋を渡り、駐車場まで周遊散歩。橋の上に、パンを投げ入れる不審なおじさんが。橋の下を覗くと、ものすごい数のマスが、飛び跳ねてパンをキャッチング。おじさんは、得意気に私たちを見てニヤリ。な、何者!!バーフォードは、車窓から眺め、バートンオンザウォーターで、車を降りる。綺麗な川にかかる風情のある石橋。川沿いのベンチに座って、お茶の時間。お土産の金沢の和菓子を食べる。川には、鴨の赤ちゃんが泳いでいる。あれ、お母さん鴨がいないけど、大丈夫??赤ちゃんは、どんどん泳いで、岸に上がって、ふらふら。すると、赤い傘をもったおばさんがやってきて、傘で、赤ちゃん鴨を追い立てて、川に戻し、強制送還。どうやら、赤ちゃんは、家出していたらしい。その様子を、また、あんちゃんは、パパラッチ化して、写真を取りまくっていた。
ストウオンザウォルドに着くころには、もう5時で、たくさんあるアンティーク店も、閉まってしまったので、通過。雨も降ってきたので、ブロードウェイも車窓から見学。宿泊先のストラットフォードアポンエイボンへ。宿に着き、一休みしたあと、町に出て、イタリアンレストランで夕食。ピザとトマト味とクリーム味のスパゲティとペンネを食べ、デザートは、洋ナシシャーベットとティラミス。イタリアンビールが父に好評。あんちゃんは、そのグラスが欲しくなり、店員さんに交渉。交渉不成立。残念!夜のストラットフォードの街は、とても静かで、過ごしやすかった。
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2008-05-15

VIPエスコート記録4日目:ジュラシックコースト東海岸へ

4月27日。曇り。朝食は、昨日の残りのローストベジタブルとベイクトビーンズ。この日は、ジュラシックコーストの東方面をドライブ予定。その前に、カーブーツセール(フリーマーケット)に行く。知っている顔がちらほら。この辺りでは、一番大きいので、たくさん、売り手も買い手も集まる。このときは、天気が良かったので、青空マーケットを気持ちよくぶらぶらした。LYME REGISへ。急な坂道に、観光客狙いのお店やカフェが立ち並ぶ。坂の頂からは、美しいLYME湾が見え、風光明媚。化石が有名で、街路灯も、化石のデザイン。採掘ツアーが、行われている。まずは、海に流れ入る川辺に沿って、ビーチに抜ける散策コース。途中、水車や、水車で挽いた小麦を使ったベーカリーがある。朝だったので、ベーカリーでは、焼き立てパン食べ放題の朝食メニューをやっていた。美味しそうだけど、残念ながら、お腹が空いていないので、断念。両親は、南米風セレクトショップで、小さな亀の置物(アカベコみたいなの)を購入。なんで?日本にいる孫のお土産も購入し、着々とお土産が増えていく。さらに、東に進み、BARTONBRADSTOCKへ。茅葺屋根のかわいいコテージがかわいい静かな村。生クリームコッペパン?みたいなパンを買って食べながら、なんとなく散策。ちょっとドライブして、ジャージー牛を飼っているファームに立ち寄る。チーズやミルクを購入。ジャージー牛と記念撮影。ここから先の車道は、起伏に富んでいて、海や海岸の眺めが美しい。でも、この日は、曇り空で、視界が狭く、残念。山超え谷超えABBOTSBURRYへ。スワナリー(白鳥保護公園)やSUBTROPICALGARDENがある。木工工芸ショップを見たり、ぶらぶらする。ここで、時間は15時半。この日は、シートンでの最後の夜。シートンに住むあんちゃんの両親の自宅で、17時から夕食なので、ここで、タイムリミット。我が家に戻り、少し休んで、あんちゃんの両親宅へ。フロントガーデンに見事に咲く黄色いアザレアに、まずは、感心。ドアで、2度目のご対面。サンルームに通され、オレンジフィズを頂く。サンルームからは、庭がよく見える。あんちゃんの両親は、ガーデニングが大好き。綺麗に手入れされている庭に再び、感心。花が旬ごとに、バランスよく咲くように、綿密に計算された花木たち、ツタがからまるアーチ、ハンギングバスケット、水の流れるオブジェに小さな池。いったいどれだけ、時間を費やしているのだろうと、とにかく感心。夕食は、トラウトと、野菜のチーズソース和えに、ローストポテトとゆでたポテト。デザートには、手作りのバノッフィパイ。コーヒーとアフターエイトチョコで、終了。食後、晴天になったので、シートンの野鳥観察小屋まで、お散歩に行くことに。途中、地雷原(羊の糞)を通り、小屋に到着。この日は、しろさぎが見えた。ウサギも、ちらほら。我が家に戻り、明日からの旅行のために、荷造りをして、就寝。

2008-05-13

VIPエスコート記録3日目:プリマスへ

4月26日。晴天。朝食は、お土産の群馬名物「焼きまんじゅう」。懐かしい甘い味噌たれに、私もあんちゃんも、大満足。天気は晴天。プリマス方面に出発。最初の目的地は、ダートムーアにあるドレイク提督の邸宅「BUCKLAND ABBEY」。 http://www.nationaltrust.org.uk/main/w-vh/w-visits/w-findaplace/w-bucklandabbey/ 父が道端に黄色く咲き茂る棘のあるブッシュ「ゴース」に興味をもったので、ムーアのど真ん中で、ゴース観察休憩。ムーアには、野生の羊や馬がいる。かわいい黒い斑点模様の羊の赤ちゃんを見つけ、母とあんちゃんが、大興奮。逃げる赤ちゃんをパパラッチ状態で、バシバシ撮影。ABBEYに到着。天気が良いので、邸宅見学の前に、庭で、持参の大福とポットのお茶で、休憩。天気が良くて、とってもリラックス。この大福は、群馬の実家付近にある「みょうちくりん」とかいう妙な名前の和菓子屋さんのコーヒー大福。和洋菓子というのか、この手の和菓子は、とにかく美味しい。あんちゃんも、夢中。もっと食べたそうだった。邸宅内は、ドレイク提督や、アルマダ艦隊の資料館になっている。興味深いのは、ドレイク提督のドラム。このドラムに、ラテン語で、「一つのドングリが大木になる」とか書いてあるらあしく、ドレイク提督の人生を語るテーマらしい。死界からドレイク提督がよみがえって、たまに叩くこともあるとか。プリマスを語るには、欠かせないドレイク提督を学んだあとは、プリマスへ。まずは、プリマスホーへ。赤と白のシマ模様の灯台を中心に広場になっていて、プリマス湾を一望できる。天気が良いので、ほぼ裸の人々が、芝生に寝そべって日光浴。スケボーを楽しむティーン。白い戦死者慰霊碑の周りをぶらぶら歩き、白いユニフォームを着て真剣に芝生のコートでボーリングをしている熟年チームをボーっと眺める。そして、満開な立派な八重桜の下で、記念撮影。母は、押し花にするといって、花を拾う。こんな立体的な八重桜が、押し花になるなんて、ちょっとびっくり。母いわく、メロンでさえも、押し花!?になるらしい。本当だろうか。次は、プリマスバービカンへ。ここは、メイフラワー号が、船出した港。昔の面影が残る石畳の歩行者専用路地には、両側に、お土産屋さんが連なる。港には、たくさんのパブがある。人々は、もっぱら外の席で、日光浴をしながらビール。私達も、ビールが飲みたくなって、外の席に座る。私がギネスとラガーをもって、席に行くと、今度は、父が、コーラを買ってくると一人で、パブの中に。けっこう大胆な父に、びっくり。数分後、父はコーラを持って戻ってきた。「コーラって言っても、通じなかったけど、コカコーラって言ったら通じたよぉ。」とうれしそう。ビールを飲んだらちょっと小腹が空いたので、パスティを買って食べながら、港を散策。そして、ガラス張りのダーティントンクリスタルのアウトレットのお店に入る。このお店には、ウェッジウッドのアウトレットもあって、2級品を売っている。これが、実は、ウェッジウッドの検査を合格したにも関わらず、日本のデパートから、送り返されてきた不良品。素人眼には、全く分からない。デパートの売値の75%オフで売っている。両親は、高島屋から返却されたコーヒーカップセットを2客購入。カップは、再び日本へ行くことに。最後は、昨年、オープンしたばかりのショッピングモール「ドレイクサーカス」でショッピング。両親は、「日本と同じだねぇ。」とぶらぶら歩き。これで、ツアーは終了。帰路は、高速でノンストップ。両親は、後部座席で、熟睡。この日の夕食は、我が家で、ビーフ&オニオンパイと、ローストベジタブル。
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ダートムーアの羊の親子

2008-05-09

VIPエスコート記録2日目:ジュラシックコースト西海岸へ

4月25日。曇り。8時頃に起きて、朝食。この日のために、作りおきしておいた日本食を出す。大豆と昆布の煮物と、セロリとにんじんのきんぴらとご飯と、照り焼きチキン。朝食の後、自宅ツアー。庭で、記念撮影。ブルーベルやデイジーなど、雑草がかわいいと感心。まずは、私の愛車三菱コルトで、SEATONをご案内。ビーチのプロムナードを歩き、町でお店をぶらぶら見る。ターキッシュデライト(バラの味の甘いお菓子)に、興味を持ったので、一人1つ買って、歩きながら食べる。いったん、自宅に帰り、あんちゃんのマツダ車に乗り換えて再び出発。これから先は、狭い道をクネクネ運転する上級観光コース「ジュラシックコースト」なのである。まずは、隣町のBEERへ。漁船が良い感じに停泊したビーチを歩き、漁船直売の魚屋で、蟹を買って、その近くのベンチに座って食べる。父のすぐ脇に、シーガル(かもめ)が、待機。この辺りを描いた絵を多く扱うギャラリーを見る。そして次の村、BRANSCOMBへ。イギリスで一番長い村。茅葺屋根のパブや、美しい庭のコテージ、歴史を感じる教会があり、散策するのに、最適な村。私たちは、NATIONAL TRUSTが管理している鍛冶屋さんから水車小屋まで散策。林檎の木、クレッソンが生えるほど透き通る水の小川、羊の親子を見てリラックス。なのだけれど、いたるところに、羊の糞があって、けっこう緊迫。父は、ここを地雷原と名づける。さらにジュラシックコーストを西に進み、「ドンキーサンクチュアリー」へ。リタイアしたドンキーのケアホームみたいなところ。ここらへんの海岸では、高台に位置するため、霧がすごく、なにも見えないので、早々に退散。ドンキーも、あまり外には出ていなかった。その後は、SIDMOUTHへ。町中は、上品なセレクトショップや、デリカテッセンの店、小規模なデパートがある。でも、我々は、八百屋さんへ。色々な種類の林檎と、いちごを購入。イギリスの小柄な林檎を試食したいそうだ。町を観た後は、SIDMOUTH GARDENへ。デボン州とボランティアの人が管理する公共の庭なのだけれど、とっても手入れされていて、美しい。チューリップが満開。そろそろお腹が空いてきて、さっき購入したイチゴをつまむ。次の目的地のOTTERY NURSERYで、クリームティーを予定しているので、もう少しガマンしてもらう。OTTERYには、長野県小谷氏から送られた日本の鐘がある。なにやら、どちらも、オタリと発音する町ツナガリらしい。とりあえず、鐘をついて、記念撮影。お腹がペコペコになったところで、ガーデンセンターでクリームティー。ここのスコーンが、人気なのだ。気前よく盛られたクロテッドクリームとイチゴジャムをスコーンにつけて、食べる。お茶をしたあと、ガーデンセンターを見学。ここは、この辺りでは、一番大きなお店。広い敷地には、日本風庭園のディスプレイもある。両親も、植木の種類の多さと元気の良さに感心。そこで、「ミラクルグロー」という植木栄養剤を、両親にプレゼント。これを使うと、植木や花がものすご~く育つ育つ。昨年、我が家のバラも、狂い咲きした。とにかくすごい栄養剤なのである。コーストから道をそれて、デボン州の首都EXETERへ。新しくできたショッピングエリア「プリンセスヘイ」を見学。またコーストに戻りジュラシックコーストの端の町EXMOUTHへ。最端には、ジュラシックコーストの地層で作ったオブジェがあるので、そこで、写真撮影。いまにも崩れそうな崖の上で、すごい強風。スリルをご体験。本日の「ジュラシックコーストツアー」は、ここで終了。あとは、母の強いリクエストにより、巨大スーパーチェーンTESCOへ。ここで、地元のCLIPPER TEA http://www.clipper-teas.com/cgi-bin/ct.exe とショートブレッドをなぜか18個ずつ購入。棚の在庫全て買い占める。まだ外は明るいけれど、帰宅は8時過ぎに。クリームティーのせいか、あまりお腹が空いてないというので、ミネストローネとパンの夕食。デザートは、イギリスの林檎を試食。

2008-05-08

VIPエスコート記録1日目

2008年4月24日16:30。ヒースロー空港第三ターミナルに、日本航空で両親がやって来た。大中スーツケース2個をカートに載せ、リュックを背負い、ショルダーバックを斜めがけという井出達。お互いを確認して、自然に溢れる笑顔で挨拶。あんちゃんは、得意の日本語センテンス「ようこそ!おひさしぶりです。」を披露。両親はそんなあんちゃんに、日本語でがんがんに話しかける。あんちゃんは、愛想笑い。駐車場まで興奮ぎみで移動。車にスーツケースを入れようとすると、2個のスーツケースが、トランクに入らない。しかたなく中スーツケースを後部座席に詰め込み、出発。母が、日本航空について熱弁。チェックインで、プレミアムエコノミーにアップグレードしてもらったそうで、快適だったようだ。JALドライ納豆を、お土産にもらう。これが、かなり美味しかった。シートンまで約3時間半の旅。途中、ドーセット州プールにあるあんちゃんの両親のホリディ用キャラバンホームで一休みさせてもらう。この日、あんちゃんの両親もキャラバンで休暇中だったので、我が両親とあんちゃんの両親と、ご対面。あんちゃんの両親は、オープンサンドイッチとビスケットとお茶でもてなしてくれた。我が両親は、珍しそうにキャラバンを見学。キャラバンの外観は、トレーラーハウスといった感じなのだけれど、インテリアは、かなり本格的なお家。あんちゃんの両親は、定年後、自宅とこのキャラバンホームを往復して、楽しんでいる。一休みしたあと、さらに1時間半、移動して、シートンの我が家に到着。大きな荷物をリビングで広げ、お土産を披露。大スーツケースは、すべてお土産の日本食。私のリクエスト、明太子や生ラーメン、あんちゃんのリクエスト、日本限定キットカット以外にも、色々持ってきてくれた。今回も、重たい思いをさせてしまったね。ごめんなさい。でも、すっごくうれしい!お土産を整理したあと、お風呂に入って就寝。
続きがあります