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今回は、飛行機に乗ってから旅先での注意事項です。
Q5: 飛行機の中で、客室乗務員はトイレ介助をしてくれるのですか?
機内の通路は狭く通常の車いすが通れる広さではないため、トイレに行く時は、客室乗務員が機内用車いすを押して行ってくれます。しかし、客室乗務員の役目はそこまでで、排泄に関する介助は行いません。介助が必要な場合は、つきそいの方が行うことになります。
Q6:海外の食事が口に合うか心配なのですが・・・
海外の大都市はもちろん、小さな地方都市にも、日本食レストランはかなり増えています。日本人ゲストが多いホテルでは、朝食やルームサービスに日本食を取り入れていると ころもあります。日本食レストランより数が多いのが中華レストランで、食事に困ったときに重宝します。あまり不安がらず、いざとなったらこれらのレストランに駆けこもうと いうくらいの気持ちでいれば安心です。
また、手軽でかさばらないので、粉末の味噌汁や日本茶のティーバッグ、おせんべいを持っていくのもおすすめです。ほかにも、旅行用品店では、お湯をかけるだけでできるおにぎりなどの便利な商品も出ています。湯沸かし器がホテルの部屋にない場合は、ホテルスタッフに頼めばお湯を持ってきてくれます。
Q7:海外での飲み物事情はどうなのでしょう?
日本の飲み水は、スイスなどと並んで世界でもっとも良い水のひとつと言われています。その理由は2つあります。ひとつには雑菌やばい菌が少ないことがあげられます。アジアの多くの国に比べ、飲み水となる川の水や地層からのわき水が清いうえに、取水地から口
に入るまでの距離が短く、また殺菌の技術も進んでいるからです。もうひとつの理由は石灰分の多い硬水(こうすい)ではなく、石灰分の少ない軟水(なんすい)であることがあげられます。ヨ-ロッパの多くの国では硬水ですので、日本の人には合いません。この2つの理由と、昔から旅に出たら「生水はなるべく飲まないように」というように、疲れている際には病気になりやすいものです。海外旅行の際にはミネラルウオ-タ-を飲むか、一旦沸かした湯をさました水を飲むことをお勧めします。
Q8:車いすを利用しているのですが、旅先での下痢や便秘が心配です。
他の方はどうしているのでしょう?
下痢止めの薬と便秘薬の両方を持参するというのは共通しています。便秘薬より排便のタイミングが図りやすいため、浣腸薬や洗腸セットを持参する方も多いです。また、下痢になった時に備えて、紙おむつを持参する方も多いです。
毎朝早い時間に観光へ出発するツアーに参加して排便のタイミングを逸してしまい、旅行中便秘が続いて倒れてしまった人もいます。普段の自分の排便サイクルを考え、あらか じめ旅行のスケジュールに組みこむくらいの余裕ある日程づくりが望ましいでしょう。パッケージツアーに参加する場合も、ゆったりトイレタイムをとれるよう、自由時間が多いツアーを選ぶと安心です。
また、脊髄損傷のお客様は、尿管理のため導尿カテ-テルや失禁パンツを持参したり、ベッドの一部をカバ-する防水用の「横シ-ツ」を準備することをおすすめします。
情報提供は「JATAバリアフリーハンドブック」からの抜粋になります。
<次回は気になるトラブルについてです。>
2014-03-18
旅のQ&A 旅に役立つ情報
旅に役立つQ&A 海外旅行編 No2
今回は、飛行機に乗ってから旅先での注意事項です。
Q5: 飛行機の中で、客室乗務員はトイレ介助をしてくれるのですか?
機内の通路は狭く通常の車いすが通れる広さではないため、トイレに行く時は、客室乗務員が機内用車いすを押して行ってくれます。しかし、客室乗務員の役目はそこまでで、排泄に関する介助は行いません。介助が必要な場合は、つきそいの方が行うことになります。
Q6:海外の食事が口に合うか心配なのですが・・・
海外の大都市はもちろん、小さな地方都市にも、日本食レストランはかなり増えています。日本人ゲストが多いホテルでは、朝食やルームサービスに日本食を取り入れていると ころもあります。日本食レストランより数が多いのが中華レストランで、食事に困ったときに重宝します。あまり不安がらず、いざとなったらこれらのレストランに駆けこもうと いうくらいの気持ちでいれば安心です。
また、手軽でかさばらないので、粉末の味噌汁や日本茶のティーバッグ、おせんべいを持っていくのもおすすめです。ほかにも、旅行用品店では、お湯をかけるだけでできるおにぎりなどの便利な商品も出ています。湯沸かし器がホテルの部屋にない場合は、ホテルスタッフに頼めばお湯を持ってきてくれます。
Q7:海外での飲み物事情はどうなのでしょう?
日本の飲み水は、スイスなどと並んで世界でもっとも良い水のひとつと言われています。その理由は2つあります。ひとつには雑菌やばい菌が少ないことがあげられます。アジアの多くの国に比べ、飲み水となる川の水や地層からのわき水が清いうえに、取水地から口
に入るまでの距離が短く、また殺菌の技術も進んでいるからです。もうひとつの理由は石灰分の多い硬水(こうすい)ではなく、石灰分の少ない軟水(なんすい)であることがあげられます。ヨ-ロッパの多くの国では硬水ですので、日本の人には合いません。この2つの理由と、昔から旅に出たら「生水はなるべく飲まないように」というように、疲れている際には病気になりやすいものです。海外旅行の際にはミネラルウオ-タ-を飲むか、一旦沸かした湯をさました水を飲むことをお勧めします。
Q8:車いすを利用しているのですが、旅先での下痢や便秘が心配です。
他の方はどうしているのでしょう?
下痢止めの薬と便秘薬の両方を持参するというのは共通しています。便秘薬より排便のタイミングが図りやすいため、浣腸薬や洗腸セットを持参する方も多いです。また、下痢になった時に備えて、紙おむつを持参する方も多いです。
毎朝早い時間に観光へ出発するツアーに参加して排便のタイミングを逸してしまい、旅行中便秘が続いて倒れてしまった人もいます。普段の自分の排便サイクルを考え、あらか じめ旅行のスケジュールに組みこむくらいの余裕ある日程づくりが望ましいでしょう。パッケージツアーに参加する場合も、ゆったりトイレタイムをとれるよう、自由時間が多いツアーを選ぶと安心です。
また、脊髄損傷のお客様は、尿管理のため導尿カテ-テルや失禁パンツを持参したり、ベッドの一部をカバ-する防水用の「横シ-ツ」を準備することをおすすめします。
情報提供は「JATAバリアフリーハンドブック」からの抜粋になります。
<次回は気になるトラブルについてです。>