2011-12-12

美しいウズベキスタン

ウズベキスタンには、写真で表現できない程の景色が広がっている。イスラム建築の大きさに圧倒され、青の美しさにため息。この国は写真集やガイドブックを見るよりも、遥かに実物のほうがずっといい。



ウズベキスタンはとても親日な国だ。
日本は、昨年まで、ドイツ、フランスに次ぐ3番目に訪れる観光客の多い国。(現在は四位。三位はイタリア。)大きなホテルでは日本円の換金も可能、空港に日本語表示もあり、観光地では日本人によく遭遇した。


子供たちが人懐っこい!

親日の理由はそれだけではない。
第二次世界大戦後にシベリアから約25,000人の日本人が捕虜としてウズベキスタンに送られ、強制労働をさせられた。捕虜として反抗することもなく、黙々と働くその姿は現地の人々の胸を打ち、その後、日本が大きな経済発展を遂げたこともあり、日本人の勤勉さは語り継がれているそうだ。彼らが建設に関わったナボイ劇場は大地震でも崩れることなく、同じく、建設に関わった水力発電所は今でも利用されている。

日本に戻ることなく命を落とした813人のかたのお墓が各地にある。タシケントの日本人墓地には桜が植えられており、広い敷地のその墓地は、整備・掃除が行き届いていて、しっかり管理されていることが感じ取れた。ソ連時代には、政府から、日本人のお墓は必要ない、崩せという命令があったそうだが、ウズベキスタンの人たちは、しっかり働いてくれた日本人への敬意と共に、墓地を大切に管理してくれたと聞いた。本当に有難いことだと感じると共に、彼らの心を動かすほど、苦境の中、懸命に働いた日本人のかたがたに敬意を表す。

ウズベキスタンの首都タシケントへは、ウズベキスタン国営航空の直行便がある。
成田から週に1便(2012年2月からは週に2便)、所要時間は往路約9時間、復路約8時間。


一般家庭の庭先で、こんな風にナンを焼いている。

実際に訪れてみると、シルクロードの中心的都市のあった国であることを実感すると共に、宝石のようなイスラム建築、美しい手工芸品、彼らの暮らしぶりに魅了された。その様子をお伝えしていきます。

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