2008-08-31

Tu10 21世紀の現実“カルタゴ遺跡”

きのうの夕方に港町マハディアに到着、地中海の海辺の宮殿風ホテル「ヌールパレス」に宿泊しました。今日は移動が長距離になるので、05:30にモーニングコール、06:30にバゲージダウン、07:30にロビー集合、チュニスに向けてホテルを出発する予定です。若干時間があったので、つれ合いと2人で出発前に、朝の散歩をしました。

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ホテルヌールパレス

その日は順調に海岸線を約1時間半ほど北上し、その後、スースの街に到着。モスクやミナレットを観光しました。迷路のような街のメディナの路地を通り抜け、国営ショッピングセンター等があるかなり広い広場に出ました。

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スースの街角

国営ショッピングセンターの中で小1時間休憩時間があったので、店の中を見て回ると、偶然にもつれ合いが、絨毯屋さんでキリムを見つけ、前から欲しがっていた薄い絨毯のような織物「キリム」を買いました。

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ショッピングセンター前広場

スースのまちを出発、チェニスに向けてさらに、約3時間北上し、チェニスの近くの町でチュニジア料理の昼食を取りました。休憩後、さらにカルタゴの遺跡に向けて出発しました。

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カルタゴ商港

カルタゴの町はずれにある商港から、ほんの少しバスを走らせるとカルタゴの軍港が見えてきました。

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カルタゴ軍港

軍港の前で、写真タイムということで、港をバックに順番に記念写真を撮りました。

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カルタゴ軍港前でポーズ

次ぎに、訪れたのは、水道橋の終点にある地下貯水場の跡地です。その昔、カルタゴの町が栄えていた頃には、実際、市民の生活用水を貯めていたそうです。

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地下貯水場

15:00過ぎ、夕方近くになり、ようやくカルタゴの遺跡にたどり着きました。21世紀のカルタゴ遺跡は、映画にでてくるような華々しさ、スケールとはほど遠く、こぢんまりとした遺跡でした。

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21世紀のカルタゴ遺跡

思わず「カルタゴ遺跡はどんだけ~ッ?」「たった、こんだけーッ!」と言いたくなるほど、時間を掛けてはるばるきたわりには、ほとんど迫力のない旅の終わりでした。

それでも、気を取り直して、スルーガイドのハマディさんに、「今晩の夕食は何ですかぁ?」と聞きますと、「チュニス旧市街のメディナのレストランで美味いワインとチュニジア料理です」とのことで~す ♪ ルンルン♪

さて、明日はいよいよ最終日。今回の旅の目玉、大本命のシティブ・サイドに行きます。乞うご期待!(続)

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2008-08-24

Tu9 地中海の港町 “ガベス”

あこがれの地中海へ。我々チュニジア探検隊は、スターウォーズの街、マトマタで、4WDから大型バスに乗り換え、地中海の街ガベスを目指して出発しました。ようやくハイデッカーの広々としたバスの中でくつろぐことが出来ます。

1時間も走ると真っ青な空の下に、濃いセルシアンブルーの地中海が見え隠れしてきました。かなり長い時間、何日も砂漠と草原の中を走り続けていましたので、大海原が眩しく感じます。やはり海は良いな、と思える瞬間が砂山の向こうに見えてきました。

nullガベスの海

ガベスの街の入り口で、トイレ休憩のため、お土産屋さんの前にバスが止まりました。偶然にもその前は、広い海浜公園になっていて、何でも美術高校の生徒達が作成したという、動物やロボットのオブジェが数多く並んでいます。

nullコウモリのオブジェ

面白がって、我々夫婦は、気に入った作品の前で、記念写真を撮ることにしました。風も爽やかに柔らかく吹いています。写真でもわかりますが、コウモリやロボットのオブジェはかなり大きく、鉄板で出来ておりかなり頑丈そうです。公園の中は、人気が無くひっそりとしています。青い地中海の海原が、海浜公園を囲むように、遙か先まで続いています。

nullロボットのオブジェ

突然「レッツ・ゴー!」と、ガイドのハマディさんの声に促され、急いでバスに戻りました。これから昼食場所の「チャムス・ホテル」に向います。今日のお昼は、典型的なチュニジア料理のブリックとクスクスだそうです。

バスに戻り、再出発する頃には、気温もかなり暖かくなり、朝晩の寒さが嘘のように感じます。時計が12時を回り、そろそろ、ホテルに到着する時間です。

海に突き出た瀟洒な「チャムス・ホテル」は、映画にでてくるような真っ白い宮殿のような建物でした。思わず「スッゲー!」と叫びたくなるほど、ワクワクする旅の途中の一場面でした。(続)

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2008-08-16

Tu8 映画「スターウォーズ」の街 “マトマタ”

砂漠のど真ん中のオアシスの街、クサールギレンのテントホテル「パン・シー」を後に、我々チュニジア探検隊は、4WDで出発しました。焼きたてのパンと絞りたてのフレッシュ・オレンジジュースの朝食で、元気100倍。これから、映画「スターウォーズ」の撮影で有名なマトマタの街を目指して走り続けるのです。

最初は砂漠の道無き道を走り、徐々にアスファルトの舗装道路にでて、最後には立派な幹線道路を走り続けました。砂漠と草原の中をオレンジ色の太陽が、カッと照りつけています。途中、タメズレットという村で、トイレ休憩を兼ねて、小休止しました。

nullタメズレット村

出発時点では、肌寒く感じていたのですが、太陽が昇るとあたりは明るくなり気温も上がりはじめ、風も爽やかに柔らかく吹き始めました。写真でもわかりますが、階段状の街角は、人気が無くひっそりと息づいています。砂漠はその周りを囲むように、遙か先まで続いています。

突然、メ~エ!と、山羊の鳴き声と共に、山羊の群が道路に進入してきました。砂漠の景色には、ラクダが似合いますが、現実は決定的に違います。ベルベル人の生活にはラクダより、山羊の方が生産性が上がり、その乳と肉で、栄養を補給するのでしょうか?

null山羊の群

タメズレットの土産屋さんの屋上に上がり、アーモンド入りのミントティーを片手に、砂漠を見下ろすと、山羊の群が5,60匹群れており、それが延々と道の彼方まで続いています。

車に戻り、1号車から再出発です。気温もじんわりと暖かくなり、昨夜の寒さが嘘のように感じました。時計が10時を回り、そろそろ、マトマタに到着する時間です。

nullマトマタ穴居住居1

ようやくマトマタの街に到着し、最初に訪れたのが、ホテル「シディ・ドリス」でした。このホテルは、映画「スターウォーズ」の撮影で使われた、ベルベル人の穴居住居です。薄暗いレセプションを通り、あの有名な穴蔵バーでの1シーンを見学しました。

今にも、若い宇宙人のギャルソンがカウンターの奥で、シェーカーを振りつつ、鮮やかな手さばきでカクテルをグラスに注いでいるのが目に浮かびます。

nullマトマタ穴居住居2

再び外に出て、上の方から穴居ホテルを見てみると、何とも奇妙で不思議な光景です。今はひっそりとして誰もいませんが、映画「スターウォーズ」のルークとレイヤ姫。ダークベーダーが、壁の裏からヌッと現れてきそうな錯覚にとらわれてしまいます。ハン・ソロが助けに現れ、思わず「待ってました!」と叫びたくなるほど、ワクワクする映画の撮影現場でした。(続)

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2008-08-09

Tu7 テントホテルの朝☆“クサールギレン”

明け方には、気温が極端に下がる砂漠。クサールギレンのテントホテルの寒い室内で、一晩中ベッドの毛布にくるまりながら、朝日が早く登って暖かくなってくれないかなぁとウトウトしていると、突然ジーンジンと目覚ましが鳴りました。

目が覚めないので、まずは洗面所で顔を洗うと、シャキッーンとします。その後、入念に重ね着をして、テントから出ると、つれ合いと二人でホテルの時計塔に登り、砂漠の東方向から朝日が上がるのを待ちました。

夜明け前の薄暗がりの中で、東の空が徐々に明るくなってきました。砂漠の手前に黒い森が左右に拡がり、乾いた風景の砂漠と草原の中にオレンジ色の太陽が、そろりそろりと登り始めました。

null 砂漠のご来光

太陽が昇りきるとあたりは明るくなり。気温も上がりはじめ、風も爽やかに柔らかく吹き始めました。写真でもわかりますが、黒い森はテントの前に僅かな幅であり、砂漠はその先に、遙か彼方まで続いています。

null テントホテル

ますます明るくなると、オアシスの中のテント群の雰囲気と、周りに拡がる砂漠の景色は決定的に違います。360度見渡すとテントホテルは6張りずつ輪になって立てられており、それが6ヶ所放射線状に時計塔の周りを取り囲んでいます。

null 宿泊したテント

テントの部屋に戻ろうと時計塔を下りていくと、砂漠に朝日を見に行った人たちとすれ違いました。前日の砂嵐がひどく、砂礫に足を取られてあまり歩き回れなかった、との事でした。

null テント群

部屋に戻ると宿泊したテントに朝日があたり、気温もじんわりと暖かくなり、昨夜の寒さが嘘のように感じました。時計が7時を回り、そろそろ、朝食の時間です。レストランに行く前に、つれ合いに、写真を1枚撮ってもらいました。

null 暖かーッ!

ホテルレセプション棟に併設されているレストランで、焼きたてのクロワッサン、デニッシュ、トーストなどと共に、砂漠のオアシスで取れた野菜や、果物が並んでいる、ブッフェスタイルの朝食です。

若いギャルソンがカウンターの角のスペースで、手動式のジューサーを使い、もぎたてのオレンジを一生懸命に絞っています。グラスに2杯、つれ合いの分も受け取り、テーブルに座り、一口飲んでみて、ビックリ!

思わず「こりゃ、うまい!」と叫ぶほど、甘みと酸味が調和した衝撃的に濃厚な味のフレッシュオレンジジュースでした。(続)

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