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2007-12-18
アロイス・カリジェの見たスイス チューリッヒ
カリジェの絵本のお話、第2弾です
前回の絵本「ウルスリの鈴」というのは原作者が別にいて
彼は絵だけを手がけたのですが
その後お話も自分で作るようになりました
そのひとつ「マウロスとマドライナ」という絵本では
チューリッヒの風景がたくさんでできます
お話は田舎に住むマウロスが、
チューリッヒに住むいとこのマドライナを訪ねに来るというものです
「マウロスとマドライナ」の絵本より
マウロスが列車の中から外を眺めています。
どうやらここは川ではなくチューリッヒ湖のようですね
今でもチューリッヒに南から入る列車は湖の西側を走っています
よく見ると遠くにはチューリッヒの大聖堂や聖ぺーター教会、
聖母教会の塔が見えます。
この3つの塔の形は現在と変わらないようです
この景色が見たい方は
ルツェルンからチューリッヒへの列車の旅をどうぞ!!
(進行方向右側に座ってね^-^)
列車の中の様子はずいぶん違いますね
多分これが当時のコンパートメントのスタイルなのでしょう
いとこのマドライナとおじさんに無事会えたマウロスは
チューリッヒのいろいろな場所を見学します
「マウロスとマドライナ」の絵本より
ここはチューリッヒの街の真ん中を通るリマト川が
チューリッヒ湖に注ぐケー橋Quaibruckeの上から街を眺めたものです
チューリッヒの観光スポットはそれほどたくさんありません
でもこんな風に、絵本と同じ景色探しというテーマがあれば
楽しく街を歩くことができます
残念なこともありました
いくら探してもカリジェの見た風景の場所がないのです
大聖堂の見える角度や高さ等を考えて
「このあたり」とたどり着いた場所は
パワーシャベルが高台の土を崩していました
丁度日本のバブルの頃に
小さな家々や路地が消えて
巨大なビルが出来上がっていったように・・・
最後に今はもう見られない
チューリッヒの風景をご覧ください
「マウロスとマドライナ」の絵本より
泉の前の家はマドライナの家で
マウロスはマドライナの指差す2階の部屋に泊りました
by ももたん
前回の絵本「ウルスリの鈴」というのは原作者が別にいて
彼は絵だけを手がけたのですが
その後お話も自分で作るようになりました
そのひとつ「マウロスとマドライナ」という絵本では
チューリッヒの風景がたくさんでできます
お話は田舎に住むマウロスが、
チューリッヒに住むいとこのマドライナを訪ねに来るというものです
「マウロスとマドライナ」の絵本より
マウロスが列車の中から外を眺めています。
どうやらここは川ではなくチューリッヒ湖のようですね
今でもチューリッヒに南から入る列車は湖の西側を走っています
よく見ると遠くにはチューリッヒの大聖堂や聖ぺーター教会、
聖母教会の塔が見えます。
この3つの塔の形は現在と変わらないようです
この景色が見たい方は
ルツェルンからチューリッヒへの列車の旅をどうぞ!!
(進行方向右側に座ってね^-^)
列車の中の様子はずいぶん違いますね
多分これが当時のコンパートメントのスタイルなのでしょう
いとこのマドライナとおじさんに無事会えたマウロスは
チューリッヒのいろいろな場所を見学します
「マウロスとマドライナ」の絵本より
ここはチューリッヒの街の真ん中を通るリマト川が
チューリッヒ湖に注ぐケー橋Quaibruckeの上から街を眺めたものです
証拠写真はこれ (絵本と見比べてくださぁい)
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チューリッヒの観光スポットはそれほどたくさんありません
でもこんな風に、絵本と同じ景色探しというテーマがあれば
楽しく街を歩くことができます
残念なこともありました
いくら探してもカリジェの見た風景の場所がないのです
大聖堂の見える角度や高さ等を考えて
「このあたり」とたどり着いた場所は
パワーシャベルが高台の土を崩していました
丁度日本のバブルの頃に
小さな家々や路地が消えて
巨大なビルが出来上がっていったように・・・
最後に今はもう見られない
チューリッヒの風景をご覧ください
「マウロスとマドライナ」の絵本より
泉の前の家はマドライナの家で
マウロスはマドライナの指差す2階の部屋に泊りました
by ももたん
2007-12-17
アロイス・カリジェの見たスイス グアルダ村
アロイス(アロワス/アロワ)・カリジェArois Carigietという画家をご存知でしょうか。
スイスのトゥルンという村で生まれ、
後にはスイス観光局のポスターも手がけた人です。
彼を有名にしたのは「ウルスリの鈴」という絵本。
この絵本はグアルダGuardaという村を舞台にした
ウルスリ少年の冒険のお話です。 「ウルスリの鈴」の絵本より
グアルダはスイス の一番東の州グラウビュンデンの中にあります。州都クールや保養地で有名なサン・モリッツからも更に東、ウンター・エンガディン(イン側の下流域という意味)の村で、
スイスというよりもオーストリアのチロルの方が距離的には近いです
「ウルスリの鈴」はこの地方で今でも行われている春のお祭りが題材です。
春になると村の男の子は鈴を持って村を行進します。
一番大きな鈴を持ってきた子が行進の先頭を歩ける
のです。
お祭りの前にウルスリも鈴を買いに行きますが、小さな
鈴しかありませんでした。
そこでウルスリは山小屋においてある大きな鈴を取りに
行こうと、まだ雪深い山の中に入っていきます。
無事鈴を手にしたウルスリですが、疲れて果てそのまま
山小屋で眠ってしまいました。
朝になり無事鈴を手に家に戻ったウルスリ
(このシーンが上の絵です)、
そして村祭りの行進では、一番大きな鈴を持ったウルス
リが先頭を歩くことができました。
グアルダの村ではお土産として鈴が売られていますが、ある家の奥を覗いたら丁度ウルスリが持っていたような大きな鈴が飾られていました。
グアルダを含めこの周辺の家に多く見られるのがスグラフィットと呼ばれる家の飾りです
スグリフィットとは家の壁に漆喰を塗り、
それをけずって
模様や絵を浮き出させるものです。
北イタリアで生まれたものですが、スイスの東部や南ドイツ、また遠くはチェコのプラハやピルゼンの街中でも見ることができます。
ウンター・エンガディンには小さな村がイン川に沿うように並び、
村から村へと歩くことができます。
日本風に言うと、宿場の村を街道に沿って歩くかんじ。
グアルダからアルデツArdezまで、更にフタンFtan、シュクオールScoulへと歩けば、丁度1日コースハイキングができます。
村のほとんどは山腹にあるので高低さも少なく、
山腹からの景色はふもとの谷を流れるイン川や時折走る赤いボディの列車、
谷を挟んだ反対側には雪を抱く3000メートル級の山々
こぉんな景色に合えます。私のお気に入りの風景
ハイキングで疲れた体にお勧めは、
フタンの町のCantieniというレストラン兼ケーキ屋さんで、カリジェの描いた絵のパッケージに入っているこの地方のお菓子
お菓子の国際大会で数々の金賞を受賞している蜂蜜とナッツのトルテ。日持ちするのでお土産にもお勧め^-^
もうひとつのお勧めはシュクオールの温泉
といっても温泉プール、と言ったほうがイメージに合うかも。
屋内には水中エアロビクスを指導してくれるインストラクターがいたり、
打たせ湯があり、サウナがあり、
屋外には流れるプール(もちろん流れているのは温泉)やジャグジーがあって、
大人も子どもも無邪気に遊んでいます。
スイスには、
まだ日本人の知らない魅力がいっぱいありますよ♪
by ももたん
スイスのトゥルンという村で生まれ、
後にはスイス観光局のポスターも手がけた人です。
彼を有名にしたのは「ウルスリの鈴」という絵本。
この絵本はグアルダGuardaという村を舞台にした
ウルスリ少年の冒険のお話です。 「ウルスリの鈴」の絵本より
グアルダはスイス の一番東の州グラウビュンデンの中にあります。州都クールや保養地で有名なサン・モリッツからも更に東、ウンター・エンガディン(イン側の下流域という意味)の村で、
スイスというよりもオーストリアのチロルの方が距離的には近いです
「ウルスリの鈴」はこの地方で今でも行われている春のお祭りが題材です。
春になると村の男の子は鈴を持って村を行進します。
一番大きな鈴を持ってきた子が行進の先頭を歩ける
のです。
お祭りの前にウルスリも鈴を買いに行きますが、小さな
鈴しかありませんでした。
そこでウルスリは山小屋においてある大きな鈴を取りに
行こうと、まだ雪深い山の中に入っていきます。
無事鈴を手にしたウルスリですが、疲れて果てそのまま
山小屋で眠ってしまいました。
朝になり無事鈴を手に家に戻ったウルスリ
(このシーンが上の絵です)、
そして村祭りの行進では、一番大きな鈴を持ったウルス
リが先頭を歩くことができました。
グアルダの村ではお土産として鈴が売られていますが、ある家の奥を覗いたら丁度ウルスリが持っていたような大きな鈴が飾られていました。
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グアルダを含めこの周辺の家に多く見られるのがスグラフィットと呼ばれる家の飾りです
ウルスリの家の
モデルとして、
カリジェが描いた家
モデルとして、
カリジェが描いた家
スグリフィットとは家の壁に漆喰を塗り、
それをけずって
模様や絵を浮き出させるものです。
北イタリアで生まれたものですが、スイスの東部や南ドイツ、また遠くはチェコのプラハやピルゼンの街中でも見ることができます。
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ウンター・エンガディンには小さな村がイン川に沿うように並び、
村から村へと歩くことができます。
日本風に言うと、宿場の村を街道に沿って歩くかんじ。
グアルダからアルデツArdezまで、更にフタンFtan、シュクオールScoulへと歩けば、丁度1日コースハイキングができます。
村のほとんどは山腹にあるので高低さも少なく、
山腹からの景色はふもとの谷を流れるイン川や時折走る赤いボディの列車、
谷を挟んだ反対側には雪を抱く3000メートル級の山々
こぉんな景色に合えます。私のお気に入りの風景
ハイキングで疲れた体にお勧めは、
フタンの町のCantieniというレストラン兼ケーキ屋さんで、カリジェの描いた絵のパッケージに入っているこの地方のお菓子
お菓子の国際大会で数々の金賞を受賞している蜂蜜とナッツのトルテ。日持ちするのでお土産にもお勧め^-^
もうひとつのお勧めはシュクオールの温泉
といっても温泉プール、と言ったほうがイメージに合うかも。
屋内には水中エアロビクスを指導してくれるインストラクターがいたり、
打たせ湯があり、サウナがあり、
屋外には流れるプール(もちろん流れているのは温泉)やジャグジーがあって、
大人も子どもも無邪気に遊んでいます。
スイスには、
まだ日本人の知らない魅力がいっぱいありますよ♪
by ももたん